颯爽と去る

 昨日の土曜日から淡路島に行ってきた。もう何年続いているか分からないが、かって大学病院で動物実験をやっていたグループの定期宴会である。年に4回ぐらい幹事回り持ちでおいしい飯屋を選んで集まっていたのだが、時々泊りがけが入るようになり、昨日は洲本の寿司屋さんである(島田紳介氏がよく来ているそうで確かにうまい!周りの風景から1軒だけ異質にお洒落な店構えですごく混んでいた)。年齢差は7,8歳くらいにまたがっている8人で、昨晩は淡路島で開業している女医さんがゲストとして加わった。

 朝ごはんの時、一人が脳梗塞で倒れた父親の介護で母親が欝状態になっているという話をする。多かれ少なかれみんな似た状況を経験している。「もうそんな年やもんな」という台詞も出る。そのとおり。そして内科医の使命、ミッションというのはそんな状態を避けること。100歳まで頭も身体もしっかり元気で、そして試合終了のホイッスルとともにスタジアムを後にするように颯爽と去っていく人生であるよう手助けをすることだろう。アンチ・エイジングとはそういうことだ。

 行きも帰りもいい天気でZをオープンにして走る。僕は快楽の閾値が低い人間で、いい天気に風に吹かれて移動しながら好きな音楽を聴いているだけで生きててよかった!と切に思う人間である。サザンの古いのを聴きながら大声で合唱する。”うねり来る波にー、のるための勇気を、僕に与えてくれー♪”

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淡路大橋の一部(と携帯カメラを構えた僕の手が写るバックミラー)

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