パフォーマンス

 今朝、車で大きな四つ角を曲がろうと信号で停車していた。降り出した雨の中を急ぐ人々を何気なく見ていると、歩いている小さな中学生に傘を差しかけているおっちゃんがいる。中学生は憤然と無視。また来る小学生にまた傘を差しかけ、地下鉄の構内に入るまで追っかけている。

「?。異常に親切なおっさん?」

 と思ったら来るべき選挙に向けてだろう、街頭演説をしようとしていた議員であった。スタッフが揃うまで、傘を差し掛ける親切な議員の僕、を演じているのである。

 パフォーマンスである。そこには真心のかけらも無い。彼が当選した暁にはふんぞり返って横柄な態度、傲慢な顔つきが目に見える。

 「政治とは醜悪なものであり、議員になろうと思うものなんぞ、清廉な志のあるものなどは一人としていない」と言った某知識人の意見に僕は組するものである。赤木農水大臣を見たまえ。彼の言うことなんざ誰も信じていないが、嘘を押し通そうとする顔つきは醜悪である。彼に限らず他人のために私は生きるという美しく幸福な顔つきを政治家に見ることは出来ない。

 選挙は意志表示である。ここらへんでバチン!と目を覚まさせてあげないと社会人として恥ではないかな。まあ選択肢は少ないというか無い気もしますが。

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考えよーぜ

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