生まれて初めてアケビを食べた。山歩きが趣味の方が、取ってきたからと下さったのである。名前は知っているが、なんとなくイメージで形は知っているが、見たのは初めてだ。「口の開いているのから食べてください。開かないやつは米びつの米の中に入れるとすぐ開くよ」とのこと。風流だなぁ。
キウイより少し大きいくらいの赤茶色の鞘の中に、ソーセージのような大きさ、形の、種がいっぱい詰まった白いういろうのような実が入っている。種は出すのかな。見かけはよくないです。何か昆虫みたい。
齧るとうす甘い、上品な味がした。果物というより和菓子のようだ。半分ほど種も一緒に食べたのだが、後はスイカのようにぷっぷっと吐き出して食べた。淡白な甘さ。本当に和菓子である。餅のようだ。匂いもそんな感じである。
2つほど食べて、その後で梨とキウイがあったのでこれも食べる。二つとも結構すきなのだが、アケビの後ではかなり乱暴で無神経な味がした。十二単衣の前に腰みのをつけた原住民が現れたような感じです。洗練と無骨。こんなに印象が変わるとは思わなかった。アケビは淡い味なのですが記憶から消えないのです。
和の世界は深い。知らないものが沢山あるのだろうなぁ。これからは和の世界を知ることが僕の世界を広げるだろうと確信した。やるぞっ!(と無意味な意気込み。でも前から好きな日本画といい、この前学会で行った京都といい、うーん、ディープです。圧倒的に引き付けられるなぁ)
Great taste!(和じゃなかったのかよ?)
「アケビという名で18で」
...すいません、ただそれが言いたかっただけなのです...
セイジさん、コメント有難う。相変わらずしぶいなぁ、コメント。ブログ読んでますよ。向学心は少し薄れ気味?ダイエットも大丈夫?