いい本を読んだなぁ・・・としばし感嘆。ウルトラマラソンのレジェンド、スコット・ジェレク氏の「EAT & RUN」である。
不幸な少年時代からウルトラマラソンの生きるレジェンドとなっている今までの回想録だけど、その素直な語り口と圧倒的な事実に目が覚める。100㎞以上のレースに結構立て続けに出場したりしているのだが、怪我をしても精神力で走りたおす、その圧倒的な意志力!そして彼にとって何故走るのかということが大きなテーマとなっているわけだ。
サーフィンもそうだけど、大自然を相手にしている(彼はロードというより大自然を走るトレイルランがメインである)スポーツのカリスマというのは圧倒的に哲学者だ。そしてみんな食事に大変気を使う。タイトルにもあるが食は大きな柱で、彼はビーガン、つまり徹底的な菜食主義者である。それによって身体がどう変わったか、スタミナを必要とする長距離ランでも菜食の方がいいというのが分かる。
と言っても辛気臭い話じゃないぜ。とにかく読め!と言いたい。辛気臭い日常を吹っ飛ばすパワーがある。僕と全く違う世界を生きていくやり方があると思うだけで元気が出てくる。
本から教訓を導き出す必要はないが、ここで私が学んだこと。必要なのは圧倒的な量である、ということ。量は質に転化する。僕たちがかなわなかったなぁと思う目標は、指を伸ばしたその5㎝先にあったのだ。間違っていたのではなく足りなかったのである、努力の量が。自戒・・・。
ジェレク氏を紹介し有名にした「Born to run」も読み始めた。出走しないけどしばらくはウルトラマラソンの世界にひたる。当院ジョギングクラブの君たち、必読だよ!
かなりそそられる内容なのでさっそく注文してしまいました!
ジョギングクラブのモチベーションもさらに上がりそうです。
コメント、サンキュー! FBでも早速注文したって人がいました。走った事のある人にはかなり響くものがあると思います。意志の力はすごいで。