半年続けた筋トレも、もうワンランク上がることになった。ダンベルが片手に持つのは危険な重量になりつつあるので、バーベルにランクアップすることになったのだ。
ふーーん、バーベル…と思っていたら、いるのは単にバーベルだけじゃなかったのね。拳上した時の安全性のため、四角い檻のようなもの(パワーラックという)の中でバーベルを上げ下げするのだ。知らなかった。移動するフックがついていて、バーベルを置く高さを自由に調節できる。もし落とすようなアクシデントがあっても安全に支えられるようになっている。よく考えられているのね。
ラックは分解してクリニックに届けられたのだが大荷物であった。休みを利用して組み立てたのだが、トレーナーの武ちゃんがいなかったら出来たかどうか。
完成したパワーラックはスタジオの中央に鎮座し、なかなかの迫力である。一本、筋がとおった気がする。落ち着くべきところに落ち着いた、臍ができたような感じ。何か語りかけてくるようでもある。「こいつでバーベルを使うと筋肉を思いっ切り追い込むことができますよ!」と武ちゃんも嬉しそうである。
パワーラックを使うのは今のところ僕だけだ。しかしここから何か生まれてきそうである。そう予感させる何かがあるな。