「Mさーん、起きてる!?」
「うー」
「目覚ましてー、Mさーん」
「うう、先生長い間お世話になったの。先にいっても先生が悪いのとは違うからの・・・」
「何言ってんですか。まだ早いって」
「天国からみんなを見とる・・・」
「Mさーん、目開いてないよ(かなり派手に揺り動かす)」
「ほっといておくれ・・・さようなら。先生に診てもろてよかった」
「まだ早いって、ねえねえ!」
「・・・もう生きてても楽しくないんじゃ・・」
これは今日の訪問診療における94才のおばあさんとの会話である(実話)。骨折後下血したがタフに蘇り、帰ってこられたのだがさすがに元気がない。彼女はなかなかしっかりした方で僕は再びお元気になられると信じているが、ともかく生きていても楽しくないという発言は本当に多いな。
今日の午後の外来で4人続けて「生きていてもつまらない、一人で生きていても仕方がない」という発言が続き、まあちょっとまいった。
「何言ってんですか、そんなことないって」という発言も気弱に響く。
最初のおばあさんのようなケースでは、アメリカでは心理療法士が必ず出てくる。彼らが絶え間なく精神をアップさせるように働きかけ、そしてPTなど身体的なケアをするメンバーが登場、協力してリハビリを行う。
年をとると精神が身体をドライブするのである。高齢者で大事なのは生きていくという強いモチベーション、生きていて楽しいと感じる生活だろう。今の医療制度ってそういう気持ちを逆に引っ張るような感じだもんね。
大事なのは精神的なケア。そして僕たちは100歳になっても大笑いできる生活、性格を自分のために作っていくこと。
やりがいありすぎるぜ。ねぇ。文句言ってる時間ねーよ。
医者も笑わせてなんぼでーす
ほんま 先生 人生 笑って なんぼやねぇ~
医学的に みても 笑うという行動は 体に 良いってほんまですよね。私は 先生から笑わせてもらったことは、記憶に ありませ~~ん(^^ゞ
けど もう少し 年を 重ねたら 笑わせて もらえる 事を 期待して 待ってま~す。(^_-)
コメント有難うございます。
すいましぇーん。根がまじめで・・・
外来での応対もいろいろ工夫してやってますのでお笑いバージョンの時にあたられることを期待しております。確かに稀ですが・・・(スマン)