昨日、精神が身体をドライブするという話をしました。高齢になれば気力のあるものが強いということで、これは多くの事例があり確立した意見ではあります。
しかし逆の説もある。身体が精神をドライブすると最近よくいわれています(どっちなんだよ?)。実験によると運動したねずみはそうでないのより覚えが早い。良く鍛えられた肉体を持った人は認知症になり難く、精神的にも前向きな人が多い、というデータもあります。
手足は第2の脳であり(末端まで脳神経はかよっている)、ギャンブルでもいいから手を使え、という言葉もあります。
つまりは出来るだけ身体を鍛えろ、そうすれば精神も鍛えられる。身体が駄目になった時、この精神が力を発揮するのだ、ということなのでしょう。
メンタルがだめだ!というわけで、メンタルトレーニングの重要性はよく指摘されますが、これも身体を動かすこと、練習量を増やすことが一番確実なようです。本当に良く練習をしていると、「技術がメンタルを越えるのだ」(某ゴルフコーチ)のだそうです。
ま、なにはともあれ身体を動かしましょう。外来をしていて思うのは、本当に皆さん、圧倒的に運動不足です。1時間のテレビの代わりにウォーキングとストレッチ、できれば少しの筋トレを。1年たてば別人です。
自分を変えることくらいエキサイティングなことないでしょう?外は桜。時は今。ナウ・イズ・ザ・タイムでございますわよ、各々方!
来週までもつかな?