先週の土曜日に認知症カフェの第1回会合をおこなった。認知症カフェというのは認知症の方やその家族、介護・医療の専門家、地域住民が集い、交流や情報交換を行うカフェのことだ。 最近では、国家戦略(新オレンジプラン)でその普及が推進されている。
デイサービスの利用者さんのご家族を対象に家族会を定期的に開くと、何を皆さんが望まれているかということが分かってくる。認知症の家族を世話することがいかに大変か、同じ経験をしている方々と思いきり話し合いたい、またちょっとした疑問点などを経験のある方に訊ねたい、といったようなことだ。
孤軍奮闘で頑張るご家族および認知症、もしくはその予備軍として悩まれている方の心のうちを吐き出す場があればいいと思っていた。そんな時、認知症カフェという取り組みがあることを知り、ぜひうちの法人でやってみようとTケアマネ、M事務長が中心となって動いてくれたのである。
第1回はまず勉強会ということで、城東区、旭区、生野区から認知症介護のプロであるケアマネや施設の長、地域包括支援センターや区役所の関係者など約20名から貴重な意見をお聞きした。旭区で自主的に認知症カフェをされているSさん、認知症治療のコウノメソッド第1人者であるS先生のレクチャーもあり、次回からどのような形でスタートするか、大いにイメージがつかめた。
認知症やその予備軍の方に来ていただいたらとてもいいのにと思うが、そこが一番難しい。でもまずは始めること、定期的に続けることでアイデアは間違いなく出てくると思うので焦らないでいこう。
素敵な場所を提供していただいたそうそうの杜のAさんに感謝。これからこの発酵薬膳&カフェ カワセミで定期的に開催します。クリニックやデイの掲示、連絡帳、そしてHPで開催日時等広報しますのでご興味のある方はどなたでもご参加を。ご意見もご遠慮なくお待ちしています。