忙しいって、単に誰かに使われてるってことだよ!

今週、ああもう先週か、はいろいろ忙しくブログを書く時間がなかった。1日朝8時半くらいから業務が始まってお昼には往診(診察時間を変えてから週に3から4日はお昼に在宅診療に行っている)、医師会でのPTA健康教室の講義、病院の主催する講演会が夜いくつかあり、結構断りきれずまた興味もあって出たりしていると自分の自由時間は睡眠時間を削らない限り出てこない。睡眠時間6時間以下は、車でいうとガソリン切れのランプ点燈であり、まあ精神衛生上も避けたいところである。

 

尊敬している内田樹氏がブログ上で休筆宣言をしていた。大学で入試部長を任命され、その仕事の煩雑さを考えると執筆依頼を受けることは不可能と判断されたらしい。1読者からいうと誰にでもできる入試部長より彼にしか書けない文筆業を続けるべきだと思うが、そんなことは誰にでも分かることで、これをいい口実にして忙しすぎる今の仕事量を減らそうという彼の作戦かなぁ、やっぱり。

 

同じく尊敬している森博嗣氏も今年一杯で執筆をやめると宣言されている。彼はもともと執筆はお金儲けのためであり長く続ける意志は無かったようであるが、何というか彼の作品を愛するものとしては淋しいことである。

 

仕事は単なる生活の糧ではないと思っている(故に森氏は書くのを止めるのである)。だから忙しくてもそれがこれからにつながる向上させる内容のあることであれば耐えられるのだ。僕は幸いにして医業というものを大変楽しんでいて、自分の医者としての能力が高まることであればハードワークでもなんら苦痛でない。

 

しかし意欲をかき立てない雑用(大概書類書きである)も多すぎるのよ。といってもそれを必要とする方々がまぎれも無くいることは確かで、むしろそういった仕事を片付けることが医者としても大きなパートであるというのも判っている。

 

しかしそぐなぁー。作家というクリエイティブな仕事を続けることも大変だが、クリエイティブでない仕事を黙々とこなす(世間の仕事のかなりの部分はそうだろう)のも努力が要る。楽しい医者という仕事をするために不可欠な税金と考えるべきか。

 

尊敬する作家が休筆宣言をするのでつい自分と引き比べて書いてしまいましたが単なる愚痴でした。すいません。御二方の様にふさわしい業績を上げてから休業宣言すべきですね。

忙しいって言ってるうちはガキねー。

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