最近嬉しかったこと。新しいクリニックの診察室に入って来られた患者さんが「きれいなー、こんなところに来ると病気も治る気がするわ」と言って下さったこと。しかも複数。有難う。僕も仕事にやる気が出ます。
で、最近車で聴いているのはブルースです。何の関係があんねん!とお思いの皆様、実はあるのです。精神状態とその時聴きたくなる音楽とは結構相関があるのですが、僕がブルースを聴きたくなる時というのは心身ともガッツリ元気なときなのです。弱ってるときは軟弱なJ-POPでともかく日本語。ちょっと親しみにくい感じの音楽、前衛ジャズとか、もろシカゴブルースなんてのを楽しんで聴ける時というのは仕事が充実しているときね。
で今ヘビーローテーションはTOGETHER AGAIN ~Blues in New Orleans /山岸潤史 & 塩次 伸二です。この二人はかって存在した伝説のブルースバンド、ウエストロードブルースバンドのツイン・ギターです。この同志社大学の学生が中心となって結成されたグループを、なんと僕は昔ライブで聴いています。めちゃ細いブラックジーンズに黒の革ジャンというスタイルで悪そうな面構えの兄ちゃんたちはとてもカッコよかった。
このアルバムは二人のリユニオンで、ニューオリンズの現地ミュージシャンをバックに(山岸氏はニューオリンズ在住です)ブルースのスタンダードを弾きまくってます。太いです。媚びてないです。男くさいです。塩次氏が亡くなったのは淋しい。
で、朝なんかびっくりするくらい大音量で聴くと世界が違って見えるような気がします。今いる世界だけがすべてではない。こんな世界もあんな世界もあるんだ、ちっちゃくまとまるなよ!とサウンドが語りかけます。
どうも最近男くさいのが大好きで(昔は大嫌いだった)、自分でも変な気がするなー。男っぽくなったのか、むしろ逆に女性化か。まっ、いいや、どっちでも。しばらくはこんな感じの音ばっかり聴く気がします。何かが求めてるんでしょうね。それに乗って、行き着くところが楽しみです。
ウエストロード!