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海の広さを知るために

 旅はバーチャルに限る。これがなんとなく最近の結論になっていたのですが(実際に行ってみるとあんまり快適じゃないことも多く、行くまでいろいろ想像しているのが一番楽しいのでは、ということね)、実はここ2日ばかり休みで久し振りに海を見ていると、やっぱり実際に行かなくては話にならんな、という気にしみじみなってきました。

 海はいいなぁー(お前は加山雄三か!)。僕は魚座なのですが、どうも昔から水と相性がいいような気がします。

 もう何十年も前ですが、4級船舶免許を取りに行きました。一緒に受講したのは釣り雑誌のライターが必要にかられてとか、とにかく釣りがらみの人が多かったのですが、一人洋装品店を経営しているおっちゃんがいて、彼は小さなクルーザーを持っていました。

 どういうわけか可愛がってくれて、免許を取った後もよくクルーザーに乗りに誘ってくれました。僕はクルーザーもですが、彼のなんとなく色気のある娘さんに惹かれてホイホイ行っていたのですが(まっ、何も無かったけどさぁ)、ある時二人きりになったときに彼がしみじみ言いました。

 「あんなぁ、池岡君。俺はなぁ、時々夜一人でクルーザーに乗りに来るんや。海に出るわけちゃうで。係留してプカプカ浮いているこれや。せやけどな、こうやって海を見ていると心がほっとするんや。何というか、毎日生きているとせせこましくて息が詰まるような気になってくるやろ。せやからな、絶対に広さがいるんや。広いものを見ているとほっとするんや。君にはまだ分からんかもしれんけどな」

 わかるって。
 しかし今のほうがよく分かる。
 で、思ったのですが、広さというのは想像では分からないのですね。
 実際に触れないと広さというのは納得できないのです。海の大きさはバーチャルでは分からない。

 海の広さを感じるために旅にでる必要があるな。

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月に1度は海を処方する必要あり

アメリカの夜

 後悔の 固まり重し 夜の熱風(着ぐるみ院長)。

 お晩です。

 今日はお盆で外はなにかひっそりとしていましたが、僕の診療所は来週お休みで、午前中はかなり忙しい外来でした。でも来られる患者さんは服装とかムードが何か休暇モードで、何とはなしに穏やかに過ぎていく。

 夕方は定刻の7時に終わり往診に出かけました。まだ空は明るく、明るい群青色というか、きれいなガラスにブルーが透けたような空に暗くなりかけた入道雲が浮かんでいました。

 白い雲が暗いフィルターをかけようになって夜空に浮かんでいるのを見ると、「アメリカの夜」という言葉をいつも思い出す。このトリュフォーの映画を僕は見たこと無いのですが、昔の映画が夜のシーンを撮るとき、暗いフィルターをかけて日中に撮影し、それを「アメリカの夜」というのだという映画雑誌の解説が印象的で、暗い夕方になるとワンパターンで思い出すのです。

 「アメリカの夜」はなんとなくエキゾティックである。

 そんな時間に外を自転車で走ることはあまり無い。美しい空気の中をなんとなくブラブラとペダルをこぎ、いろんなことを思い出して最初の句です。

 言いたくないが、年はとりたくねえなぁー。

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夏・・・南・・・

 ため息も 蒸発するかや 夏日照り(着ぐるみ院長)と言ったところでお晩でございます。誰がなんと言っても夏、暦の上では秋とはいいましても、そんなもん誰が決めた!と言いたい今日この頃ですが、皆さん、何を聴かれていますかな?

 夏といえばこれ!という音楽はいくつもありますが、ギラギラ太陽、でっかい入道雲、高いところから見下ろせば都会のビルが蒸気に揺れてうだってる、というシティボーイ感覚満載は、僕の場合、南佳孝選手の「ジャングルジム・ランド」であります。

 これは「忘れられた夏」というアルバムに収められた曲で、「ビールとタバコで時は過ぎ・・・」とか、禁欲的な今の僕とは縁の無さそうな歌詞ではありますが、確実に存在した若い時の僕とばっちりシンクロしていました。一人暮らしの僕は、日曜日、アパートの屋上に上がってトランクスの水着だけになり、音楽を聴きながらビールと本で半日過ごしていました。翌週も行くともう同じことをしている先客が・・・とか、まあ、気楽な時代ではあります。

 もう手に入らないアルバムですが、1曲目は桑名正博御大の「これで準備OK」とか、南佳孝氏がスーツのままプールに浮かんでいるジャケットとか、なんというか若い幸福な香りが漂ってきます。

 南佳孝氏は桑名御大と並ぶ僕の心のアイドルで、自分に近いという点で言えば、つまり僕がもしミュージシャンだとするとこういう音楽をするという感じですが、最短距離の人です。この前も一緒に飯を食った後輩のalfesta君と一緒に何年か前ブルーノートへ聴きにいき、印象そのままの人であったというのも確認しました。思ったよりデカイ、若い、でもわがままそう。サインもしてもらったなぁ。

 彼は最近もアルバムを出していますが、これが全然いいのです。昔の名前で出ています、というミュージシャンでは絶対無い。なんて素敵なことだろう。個性は保ちながら表現がフレッシュです。見習いたい。やはり僕の永遠のアイドルです。

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ジャケットを見てると、なんかため息が出るなぁ

男前っ!

 タモリ氏が赤塚不二夫さんのお葬式でよんだ弔辞のことが話題になっている。結構ワイドショーなんかでももちきりだったらしいのだが、僕は別のルートで知った。

 弔辞自体は本当に素敵な内容だった。というか、僕の知っている弔辞で最もいやみなく感動的なものの一つだったといえる。ところがその弔辞にはもうひとつ、大きな裏技が隠されていたのである。

 > 会場のどこか片隅のちょっと高いところから、私に「おまえもお笑いやってるなら、弔辞で笑わしてみろ」と言ってるに違いありません。

 と、彼は言った。で、そのまま素晴らしい言葉が続き、

 >私もあなたの数多くの作品の一つです。

 という決め台詞で弔辞は終わる。弔辞では笑わさなかったんだと誰もが思う。タモリ氏はこの7分以上に及ぶ弔辞が書かれた紙を、丁寧にはっきりと読んでいった。

 しかし、実はその紙は白紙だったのである。

 会場のどこか片隅のちょっと高いところにいる赤塚氏からは白紙であることが判る。彼だけにわかる密室芸。ちゃんと彼だけを笑わせていたのである。「タモリ、やるねぇ」と。

 ろくでもない最近のニュースの中では出色。しびれました。男だねぇ。

 しかしこの白紙事件、絶対誰も分からないまま終わるとは思ってなかっただろうな、タモリは。あれだけテレビで写ってんだから。それも見越してのことだと、それもまた立派。

 これと並ぶ男前は2大会連続一本勝ちの谷本選手と、スウェーデン戦のなでしこジャパンくらいか・・・あれっ。

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最近はつまらない感じがしてたけどねー

しつこい男

 考えてみれば僕の足の障害というのは結構歴史が古い。20年位前に左足のアキレス腱不完全断裂。その3年後くらいに右股関節の捻挫。これが全部対側の関節に負担をかけていたのだろう、15年後くらいに全く対称的に右足のアキレス腱完全断裂、そしてリハビリ中に左股関節の捻挫と、まあ踏んだりけったりですわ。

 もう何のかんの言っても歩くのはかなわんなーと思って3年も経つのか。

 ちょっとした移動は自転車を使い、うっとおしいなと思いながらも日常生活は適当にこなしていた。というかゴルフもやっているし旅行で山歩きもしていた(どうして出来たのだろう?)し、まあなんとなく十分ではないながらも普通以上の行動範囲はキープしてきたわけだ。
  
 しかしこれではいかーん、と考えを変えた。やりたいことがいくつかあるが、そのためにはしっかり走れる足腰が不可欠なのである。パワーリハも何とか時間を作り鍼灸、マッサージを受け、歩行のメカニズムに関して勉強しているうちにある変化がでてきた。特に最近新しいトレーニングを加えてからの変化が大きかったように思う。

 8月に入ってから自分の感じとしてかなり自然に歩行が出来るようになってきたのである。ここ何年かの間で最も大きな変化である。痛みもマシになってきている。

 なんというかこんな長い時間あまり変化しない状態の足でも、刺激を与えていくとやはり変化していくのだなと身をもって知る。

 あきらめてはいけません。運命の女神はめげないでしつこく続けるものに微笑むのである。

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勝手に考えてくれたまえ

マイ・サマー・ミュージック

 いやー、暑い。僕はクーラーがあまり好きでなく、車に乗るときもどちらか言うと窓を開けてしまう人間なのですが今年はちょっと無理ねー。といっても寝付くときに1時間ほど使用する位ですが。でも夏はいいです。空気の中に日常的に蝉の声が紛れ込んでいるこの季節が1年中続けばいいのに。

 夏の音といえば、必ず一度は聴いてしまうゴンチチです。僕がこの素晴らしいギターディオを知ったのはかなり古く27歳の時だから、えっー!もう26年前ですね。人生の半分は結構濃密な時期も含めて付き合ったことになります。

 なんではっきり記憶しているかというと、その当時独身だった僕は、仕事が終わって飯を食った後に当時出来始めていたレンタルレコード屋(大手は無かった)の気に入りの店に時々行っていて、そこで初めて彼らのデビューレコード「アナザムード」を見つけたのです。やはり夏でした。蒸し蒸ししてあまり人も歩いてなかった夜の8時頃の記憶がある。苦楽園の駅前です。どこかで立ち読みしたレコード評で覚えていたので(日本の夏にふさわしい音とかなんか書いてあったような気がする)ぱっとしないジャケットを持って帰ってレコードに針を落としたのであった(陳腐な表現だなぁ)。

 その時からですね.腐れ縁が始まったのは。夏を表現するのにこれほどぴったりした音があるのだろうか。「アナザムード」に入っていたのは僕にとっては当時行った八重山諸島の空気を強烈に喚起する音でした。で、その年、早速コンサートに行っています。めっちゃマイナーで、チチ松村氏が「次は僕らの曲で初めてコマーシャルに使われたやつです(パチパチ)。眠りの島といいます。嬉しかったです。でもねー、葬儀屋さんのコマーシャルなんですよ。でもそれがねー、ぴったりなんですよ。」と言っていたのも思い出しました。

 チチ松村氏は大阪の人で(今でも住んでるんだっけ、本当にかなりの奇人で面白い人のようです)、僕の診療所のすぐ近くで結構長く居られたようです。もともとは額縁屋さん。脅威のテクニシャン、ゴンザレス三上氏はドイツ銀行にお勤めでした。今は本拠も東京に移っていますが、大阪の生んだグレート・ミュージシャンです。今はギターディオもゴンチチみたいな音楽も結構ありますが、彼らは少なくとも日本においてはまぎれもなくパイオニアで、本当に美しい音楽だと素直に感動します。僕の音楽の殿堂の中では、ベスト・ギター・ディオ、ベストお笑いMC部門に入ってます。

 「修学旅行夜行列車南国音楽」「南方郵便船」などが流れると、心はどこか南の海の、月が大きくやたら明るい、椰子のはえている砂浜に行ってしまいます(あまりにもステレオタイプですが、でもそうなってしまうのである)。彼らの本領はもっと別にありますが、でも僕はデビューアルバム、僕の夏の季節のバックミュージックに戻っていってしまうのである。

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このCDはセコンドアルバムもカップリングされていてお得です

魂のビークル

 午前診が終わってから外来パワーリハビリテーションの部屋を覗く。ここ1ヶ月の間に参加されることになった新しい利用者さんが2組、マシーンの前におられた。すごく明るい。ニコニコされている。声もでっかい。

 お一人は京都から一人で来られている中年女性。右半身の麻痺がまだ残っているが歩くスピードが速い、速い。「近所の人からかなり良くなったねーと言われましたー」と底抜けに明るく話される。まあ、もともと明るい方であったが。

 もう一人の方は円背の高齢女性。娘さんと一緒に来られているが、「今更いい年でこんなことして、と恥ずかしいです」とおっしゃる。しかし娘さんは「結構やる気なんです」と笑っておっしゃった。本当に円背がかなり改善して歩き方が直立でかっこよくなっている。速い。曲がった骨が元に戻るわけではない。軸として背筋が伸びているが、背中の真ん中辺りに骨が突き出ている。しかしそれでも背筋を伸ばして歩けるだけの筋肉が出来てきているのである。

 精神が肉体をドライブする。彼女たちを見ているとこの言葉を思い出した。僕は内科の医者になって30年近くなるが、本当にそのとおりだと思う、特に最近。肉体は精神の乗り物に過ぎない。魂が輝いている限り肉体は復活するのである。人間の本質は精神である。

 身体だけに目を向けている内科医は単なる修理屋にすぎない。精神は肉体を借りて自己を表現している。やるべきことは精神の回復を手伝うことだ。肉体の回復はその手助けにはなりえる。肉体は精神の乗り物であり、いずれは神様に返さなくてはならない。だから大切にしましょう。

 肉体だけが治っても幸福にはなれないかもしれないし、身体がボロボロでも不屈の精神は生涯を輝かせる。両方とも快適なのが勿論一番いいんだけど。だけど車だけピカピカにしているはかっこ悪い。考えるべきなのは魂のアンチ・エイジングなのだ。

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ガッツだぜ!

サンダー・アンド・ライトニング

 今日も少し雷が鳴った。夏の夕立だ。個人的には大変好きです。雷、稲妻。

 一人部屋にいるとなんか暗くなって、雨の匂いがして、部屋の中が夕暮れの暗いオレンジ色に満たされる。するとドーンという腹の底に響く雷鳴と、激しく降る雨の音。キャーというような子供のはしゃぎ声。そしてピカッと白く外が光る。

 なんか自分が子供の頃を思い出す。

 サンダー・アンド・ライトニングですが(ギルバート・オサリバンにこんなタイトルの曲があったな。アローン・アゲインの人です)、この二つの違いは?

 他にもあるのかもしれないが、落雷の場合はサンダーは使わずライトニングを使います。さすが稲妻。サンダー・アンド・ライトニングで「激しい怒り」の意味もある。ライトニングだけだと「ひじょうにすばやい」って意も。

 小学生の時に父親が「雷鳴と汽車」というレコードを聞かせてくれた。激しい雷鳴の中を汽車がひた走る記録レコード。リアルな雷鳴と、悲鳴のような汽笛が鳴り響く臨場感溢れるレコードでしたが、僕はその頃ベンチャーズのエレキギターの音に目覚めた頃であり、「それで」って顔をしていたのだろう。喜ぶだろうと思って期待していた父親の残念そうな顔を思い出す。でも今でも覚えているのだから印象深かったんだね。

 梅雨が明けてせいぜい3週間くらいが日本の夏の盛りだと思う。
 吹けよ風、呼べよ嵐!(ピンク・フロイドだって)

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i-podにも落ちるよ

コーヒーと痛み

 僕はコーヒー・アディクトであり、日に2,3杯は必ず飲んでいる。多いときは10杯近く。で以前、コーヒー常飲者はコーヒーを止めると作業能率が落ちるという文献を読んだことがあり、ますます止められないじゃないの。

 最近スポーツ能力とカフェインの関係を調べた文献があり、どちらか言うとプラセボ効果という結論であった。

 で、面白いのでコーヒー関連の最新の医学情報を見てみると、運動前にコーヒーを2杯飲むと、その後の筋肉痛を50%近く減らすことができるという報告があった。コーヒーの筋肉痛緩和効果はアスピリンのような鎮痛薬で一般にみられる鎮痛効果より高いという。ほんとかよ?

 カフェインの疼痛緩和作用は、普段カフェインを摂らない人や運動しない人に著明に現れるようである。

 「カフェインで筋肉痛を和らげることができれば、運動を始めた最初の週から長時間の運動プログラムに入るのが容易になる」とジョージア大学の Victor Maridakis氏はニュースリリースで語っている。

 今回の研究は、カフェインを摂る習慣がなく筋肉トレーニングも定期的に行っていない9人の女子大学生を対象に、運動後の筋肉痛に対するカフェインの影響を検討した小規模研究である。研究結果は『Pain』オンライン版に12月11付けで掲載され、同誌2月号に掲載予定である。

 カフェインに鎮痛効果があることは調べてみると一応裏づけがあるようだ。この発表は運動後に筋肉痛に限ってみれば既成の鎮痛薬より効くというのがミソだな。

 今、癌の骨転移の痛みに苦しんでいる方を診ている。鎮痛作用があるのであればお勧めしてみてもいいかもしれない。効けばいいな。

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タバコと同じで本当にうまく感じるときは案外少ない。じゃない?

リハビリ奇兵隊

 昨日、僕が世話人で定期的にやっている「今更訊けないこんなこと勉強会」がありました。講師はリハビリテーションでは世界的に有名な森之宮病院のリハビリテーション科部長、矢倉一先生で、「自宅で出来るリハビリテーション」というお題をお願いしていました。

 先生はリハビリテーション専門医且つ神経内科医で、ミラーニューロンなどの専門的な話から「だらけ体操」という誰でも出来るベッド上運動の紹介など(これも裏づけがある)、僕にとっては本当に有益で頭がニコニコするような時間でした。今までの使いまわしでなく、ちゃんとこの小さな会のためにパワーポイントを作っていただいて恐縮です。

 特に興味深かったのは、これからのリハビリテーションは専門職だけがやっていくのではなく、様々な職種、一般の方も含めていろいろな人がリハビリテーションマインドをもって関わっていくべきだという主張でした。それを彼は土方歳三の新撰組(武士だけ)から高杉晋作の奇兵隊(武士以外、一般庶民も含む混成部隊)へ、という言い方をされていました。

 これは僕の考えていることと同じで、身体にトラブルの多い高齢者がますます増加していくこの時代に専門職の方だけに頼るのではなく、みんなが勉強してみんなでリハビリテーションをやっていこうというパワーリハビリテーションのコンセプトに一致します。矢倉先生はパワーリハの支持者で、今まで多くの患者さんを当院に紹介していただいていますが、最近では患者さん同士の口コミから紹介してくれといわれるとおっしゃってました。嬉しいなぁ。

 外来パワーリハビリテーションはこの暑いのに遠方から多くの方が来られ、ドロップアウトも無く熱心に続けられています。良くなりたい!その強い意志を感じます。そのためには僕たちはどうしていけばいいか?謙虚に熱心に勉強を続けることだ。そう再確認した日でもありました。

 矢倉先生、本当に有難うございました。

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優秀且つ謙虚な先生