診察室に宮本武蔵さんがやってきました。
「どうしました?」「イヤー、鼻水が止まらなくて。花粉症かなー?」「誰かの恨みじゃないですか?」なんてことを話すわけがない。彼は「井上雄彦:最後のマンガ展 重版http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/」からここへやって来たのである。同じ絵は会場のエントランスに巨大な壁画として存在する。すごい存在感。
実は僕は「バガボンド」は読んだことがない。井上雄彦氏の「スラムダンク」「リアル」は最も愛するストーリーであるのだが。それだけにどんな印象を持つか楽しみだった。受けた印象はやはり井上雄彦!深く柔らかい。
東京、熊本に続く巡回展だけど、大阪に住んでいるのだったら義務。普通の展覧会と違うぞ、当たり前だけど。3月14日まで。ドント・ミス・イット!
彼は診察室の上から僕を見下ろしている。その妖気が僕にも移りますように。そうなったらちょっと困る気もするが。
ライトが写りこんでいるのは許してくれぃ!