今日のお昼休みは嘱託医をしている社会福祉法人「そうそうの杜」へ行く。定期検診とインフルエンザの予防接種のためである。
結構長く嘱託医をしているので、利用者さんとはかなり顔馴染みである。障害を持つ方はシャイな人が多い(気がする)が、みんな愛想よく答えてくれるので、実際上は普通の方の診察と違い手間がかかることも多いのだが苦にならない。むしろ楽しくなってきた。無表情な方でも親しみをちらっと見せてくださるので心が和む。
100人近くの方を診たり注射したりしたのだが、一緒に来てくれた当院OL(オフィスレディじゃなくて、おったまげる位ラブリー、ね)の代表二人、受付のI 嬢とNナースのテキパキ且つ滑らかで優しい仕事ぶりで予定通り終了する。
しかし思うのだが、知的障害をお持ちの方は本当に若く見える。30歳くらいだと思っていたら60歳だったり、18,9かと思っていたら35歳、実年齢より半分くらいに見える方が結構多いのだ。何故だかはわからない。単純に言うと子供っぽく見えるのであるが、それが知的活動量の問題だとか偉そうなことでは決してない。全くものを考えない情けない普通の大人はあのようにピュアーに見えないのだ。
無垢なサムシングが宿っているように思う。
お世話をしている方も、だから続けることができるのではないかなと思う。
なんとなく我が身を振り返り口少なくなる。午後からの診察は真面目一点張りであった(ような気がする)。
すげえ混雑ぶりであった。