ニューフェイス!

 外来受付にニューフェイスが登場した。

 ジャーン!サーモミラー君です。名前はまだ無い、っていうかー、試用期間中です。

 新型インフルエンザが大騒ぎになった去年、空港とかで発熱者を感知するためにサーモグラフィーが備え付けられたことがあった。赤とか緑とか体温の分布が人型に表れている写真をご覧になった方も多いであろう。それと同じ原理で、鏡をのぞきこんだ顔の表面温度を瞬時に計測する。設定により高熱の場合は警告ランプが点滅する。

 新聞で読んだとき、これは今のインフルエンザの流行時に役に立つかも?と思いデモをお願いしたのである。で今日持ってきていただいたのであるが・・・①皮膚の表面温度は実際の体温より外気温の影響を受け2,3度低い。その低い温度がそのまま表示される。②皮膚温と実際の体温との相違は外気温の変化と相関したデータが取られているのだが、それを計算、変換して実際の体温を表示する機能はない。③皮膚温は測定場所によりかなり異なる(鏡を覗き込んだとき、赤いレーザーポインタでどこを測定しているか場所がわかる)。ゆえにやや再現性に欠ける・・・などなど気になる点が出てきた。

 そんなこと、どこにも書いてへんかったで!とぼやくより、実際にちょっと使ってみて役に立つか試してみることにした。大体のレベルを設定し、それより上だと実際に体温を測ってもらうと・・・。

 うまくいくであろうか?だめならお払い箱である。みなさん、一度現物を見たいならお早くね。大阪で医療機関からの引き合いは僕のところが最初だそうである。

黒いところが鏡。下に日付、時刻。上のグリーンに外気温が表示されている。

 

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