おお、もう2月じゃないか!愕然とする。
1月はやたら忙しかった。外来もそうだが、週替わりにやるべきことが魔法のように出現する(保健センターでの講義とか在宅医学会の抄録とか、考えてみれば前もって準備できることなんだ。でも忘れていたり、締め切りが急に早まったり)。週末も全部新年会でつぶれたし(こいつも考えてみれば行かなきゃいいんだが)。
忙しい、忙しいと言ってるやつが仕事ができたためしがない。カッコ悪いからやめよう。
で読むべき文献をわきに置き、読みたい本をせっせと読む。岡田斗司夫氏の「世界征服は可能か?」を読む。こいつは面白い。子供化の一部のようにも見えるが、これは組織論として勧めている人がいたので読んだのです。世界を征服する目的、手順などまじめに(でもないか)述べられているが、何のために世界を征服するかとか、征服後の統治が問題とか、結構考えさせられる。
で、この本のキモは最後の10ページ、結論の部分。世界とは何か?この我々が生きる世界とは「現状の価値観や秩序の基準」のことである。そしてそれは「自由主義経済」と「情報の自由化」である。この二つには暗黒面がある。「貧富の差の肯定」「個人から信念や価値観や考える力を奪い社会風潮やネット内の流行で生きることを当たり前とする文化」。
それを破壊することが世界征服なのだ。人にやさしく環境にやさしく。良識と教養ある世界をめざすこと .現在の「幸福」と「平和」にノーを言うこと。世界征服は可能です。
ということになる。発想、視点の転換ですね。岡田氏の本は2,3冊読んでいるがいつも面白い。彼が終始一貫主張していることは、我々が持っている価値観は洗脳されたものではないか、ちゃんと自分自身の頭で真剣にしっかり考えよう、ということだと思う。
今の生活を続けながら世界征服を夢見よう。時間に流されないように。
心するように(もちろん自分に言ってる)。
2時間くらいで読めます。
おたくも学問の対象になるんだーと思っていた頃が懐かしいです。岡田斗司夫さんの著書ってやっぱり面白いんですね!ふむふむ。僕個人的にはぽっちゃりされてる時のほうが、愛嬌があって好きでした♪
あるく君、コメント有難う。
岡田斗司夫さんの著作はどういうわけか僕は主要なものは全部読んでいて、結構考え方が近いです。ダイエットの本、出してましたね、そういえば。うーん、愛嬌ね、確かに。