東日本大震災に関しては言うべき言葉がない。阪神大震災を経験していると本当に人ごととは思えない。テレビを見ていると本当に悲しい気持ちになる。亡くなった方々にご冥福を、行方が分からない方々には生存されていることを、生き延びた方々には何とか復興の勇気を、心よりお祈りいたします。
世界中から寄せられているPray for Japan の1枚。
しかし日曜日は第13回在宅医学会があり、ワークショップの発表者として朝早くから千里のライフサイエンスセンターに行ってきた。「食べる」をテーマとして僕以外4人の演者とともに在宅における栄養管理、嚥下などの問題を、今やっていること、提言など盛り込んで話し合う。
僕は抗加齢医学の一環として運動の重要性を前から強調してきたのだが、次のテーマとして栄養がすごく大切なテーマと考えている。在宅で栄養不良の方、嚥下困難な方をチームを組んでどのようにマネージメントしていくか、そのシステム構築に関して自分の意見を述べる。何人かの方と新しく知り合い、これからの展望も見えてくる。
学会自体、震災の影響があり、関東方面から来られない演者がかなりおられたようである。演題キャンセルが目立つ。しかし参加された方は熱心でその分頑張ろうという気概も感じられ気持ちのいい学会であった。
学会から帰ってきて愛犬と散歩する。平和だ。うららかな春の空気が恨めしい。震災で亡くなった犬もすごく多いんだろうと思う。 合掌。