震災からほぼ1週間

 今日、震災から逃れて大阪の親戚のところへ来たという子供さんが診察に来られた。ご両親はまだ宮城県である。こんなことからも判るようにこの震災は汎日本的だ。

 状況が明らかになるにつれ想像以上にダメージが大きいことがわかる。うちのスタッフもそうだが日本人みんながなんとか援助したいと思っている。

 総合内科専門医会のメーリングリストも、現地の病院の勤務医から本当に悲惨な状況がアップされ、透析患者さんをはじめとする現地の重症患者さんの受け入れのため、各地の病院が名乗りを上げ始めた。不足物品や人手の要求と、出向可能なドクターの連絡調整をするメーリングリストもある。いずれもまだ始まったばかりだが、いずれ早いうちに稼働始めると思う。政治家へ直接働きかける運動もあり、それもいくつか本当に動きつつある。

 高校の同窓会のメーリングリストも今日動き始め、なんと今渦中の、福島第1原発の所長が同級生のY君だとわかった。ひょうひょうとした気分のいい彼だったが、今は忙殺されて大変な状態だろう。胸が痛む。本当に何とか解決の道筋がついてほしい。天にも祈る気持ちだ。

 うちの法人からスタッフ用のフリースとか物品を被災地に送ることになった。本当に何がどこにいつ必要か、どのようにするのがベストか、まだはっきりしていない。無駄や迷惑にならないように、考えてするつもりだ。

 現地に行って何かしたくなるが、今ここで出来ることをきちんとするのがまず肝心だろう。正しい情報を得て、しかるべき時にしかるべき行動を。焦らないで、悠々として急げ。

 

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