うそー

 テレビを止めてから本を読む時間、音楽を聴く時間が増えた(大体並列してやってるもんな)。喜ばしい。で最近読んだ本であるが、「このミス」や週刊文春などメジャーなミステリー年間ベスト10で3冠達成という「2流小説家」を読んだ。

 楽しみにしていたんだよ。売れない小説家が獄中の連続殺人鬼から告白本の執筆を依頼されるが、それには交換条件があって・・・というなかなか楽しそうなストリー。3日ほどで読了した。確かに結構熱心に読みたくなるストーリー展開ではあったのだが、3冠?これがねー、うーん、と言うのが正直なところ。数年前に同じ早川ミステリーで絶賛されていた「あなたに不利な証拠として」という女性警官を主人公とした短編小説集の方が数倍深みも凄みもあったぜ。

 もちろん好みがあるので選考がどうのこうの言う気はないですが、最近ベストセラーで評価も高い和製ミステリー「謎解きはディナーの後で」にいたっては、冗談はよせというくらいつまんなかった。最後まで読めず。周りにも同じ感想のミステリー好きの人が結構いた。で、思うのだが、この前「食べログ」の採点偽装事件があったよなー。ネットでの評価は、商売としていい採点を請け負っている会社がいっぱいあるので全く信用できない感じになってしまった。書評は違うとは思うんだけど・・・。

 口コミは本来もっとも信用できるものだったのだが、これからはマスメディアやネットにのると、ちょっと眉に唾をつけてかかった方がいいのかもしれない。淋しいことだなー。金儲けばかり考えていると罰が当たるぞ。大体便利ということはなにか裏があるというものでもある。本もネットで買うことが多くなり、その時書評やら感想の書き込みを参考にしていたのだがアマゾンでも相当痛い目にあっているし、もうやめとこ。

 でこれからはちゃんと本屋さんに行こう。自分でパラパラして何か感じるものがあった本はやっぱりいいものが多い。音楽もユーチューブがあるし、一度ちゃんと聴いてから。何でも自分で確かめよう。

(でこの頃は仕事をしているときは横にiPadがあってユーチューブで気になる曲を聴きながらというスタイルになっている。すごく珍しいのがいっぱいある。楽しい。こうなると本当にCDはいらないな。時代は変わる。)

でも悪くないっすよ。

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