ここ数ヶ月、診察室で愛用していたバランスボールをやめて普通のいすを使っていた。模様替えをしたので椅子を置くスペースが少なくなり、愛用の直径1m 近くあるバランスボールは窮屈になったからだ。
時々患者さんから「あれっ、乗ってないんですか?」と言われると結構認知されてたんだなぁと思ったが、再開は考えてなかった。しかし最近極度の運動不足からか(筋トレは少々やってるけどやり方が悪いのか。いずれにしろ仕事だけの人生っすよ・・・)座骨神経痛が発現、考えてみるとやっぱりあれに乗ってるときのほうが調子よかったよな、ということで再登場となった。
久しぶりのボールの感触は自分でも意外に思うほど懐かしく優しかった。やっぱりこれだよ。
以前と変わったのは、単に座っているのではなく、上でゴロゴロ体を動かしていることである。
お尻を前後左右にバランスを取りながら動かさないと関節の可動性も変わらない。じっと座っているだけだと普通の椅子とおんなじだ。バランスボールで授業を受けると成績が上がったというフィンランドのデータがあるが、僕は使用していても知的に低下する一方だったのは有効的に使えていなかったせいだと思われる。
座りっぱなしはよくない。Sitting is killing you と啓蒙するサイトがあるが、座りっぱなしのライフスタイルで死亡率は40%増加するらしい。糖尿病や心臓病だけでなく癌のリスクも増す、頭の回転も鈍るので、アメリカでは座るのでなく歩きながら会議をするという形態が増えつつある。
以前太りすぎは管理職になれないというアメリカのレポートを読んでやりすぎじゃないのと思ったが、今では納得できるところがある。同じように座りっぱなしの会議も、なんと前時代的!と思うようになるかもしれない、しかも案外近いうちに。
というわけでとりあえず僕はボールの上で動いている。
コーチングの伊藤守氏の本の中に大好きなフレーズがあって、それは「僕は一人でいるときも誰かと話している時も、少しだけ腰を振っている。するとなんだか深刻になれないんだ」というやつ。実践しているわけだ。
なんと、数ヶ月間は普通の椅子を使ってらっしゃったのですね!
あのバランスボールに座られての診察が健康的でとても良かったので、復活されたとのことで安心しました(笑)。
『座りっぱなしのライフスタイルで死亡率は40%増加、糖尿病や心臓病だけでなく癌のリスクも増し、頭の回転も鈍る』とういのは納得です!
最近自分が座りっぱなしの生活で体調がすこぶる悪くなってきましたので、今回のブログを拝見し、バランスボールに座って仕事は無理でも何か身体が良くなる方法を考えようと改めて思いました☆
Maririnさま
コメント有難うございます。
そうです、身体は動けば動くほど野性が目覚めて復調する
ようです。じーーーとしているのが一番イカン。
お忙しいとは思いますが15分早足で歩くだけでも、ゆっくりと
20回スクワットするだけでいいのです。なんとか。
体調が良くなられることを祈っております。