陸上部総監督日誌

marathon

なかなかビジーな日曜日であった。

午前中、我が陸上部員2名が交野チャリティマラソン10kmに参加するので応援に行く。

参加選手の一人イッシー(芸名)の車で奥様も一緒に現場に向かうが駐車場が全く見付からず、イッシーは「もう不参加にして帰りましょう」と暴言を吐く。彼はフルマラソンを何度も走っているので10kmは朝飯前と言うか、ちょっと間違ってエントリーしたと言うか、とりあえずどんどん不機嫌になってくるので温厚な私がいさめる役にまわる。監督の重要業務、「機嫌の悪い部員を持ち上げる」である。

イッシー夫妻を会場付近で降ろして僕がどこかに車を止めて合流ということにし、運転を代わって少し車を走らせると、なんと! 今までフルに満杯だったコインパーキングに「空」の文字が。前方にそれを見つけて突進してくる車を瞬時に確認し、フルスロットルで1秒早くパーキングに車を突っ込む。やったー、パチパチパチ。拍手喝采の中、監督の重要資質、「何となく運が強い」を確認。、

会場でもう一人の選手、サングラス岩井(芸名)と合流(彼は会場から家が近い)。もう十分アップをやり込んでいるようである。イッシーはアップと称して飲んでいたお茶のペットボトルを捨てに5mほどちょこまか走っただけであるが何も言うまい。「選手の自主性に任せる」である。

で結果は両人ともまずまずであった。お疲れさん!

その後家庭サービスをするというサングラス岩井選手と別れ、僕とイッシーは一路、当院陸上部主将である男爵が初フルマラソンに挑戦!の四国は徳島マラソン会場へ。

途中、車が高速道路上でガス欠寸前になるという顔も引きつるエピソード(イッシー、ちゃんと確認しようぜ)もあり、ゴール地点にはほぼ男爵と同時に到着!おめでとう、初マラソン完走!素晴らしい!男爵は極めて不機嫌であったが(「フルマラソンをしようって人の気持ちは全く判りません!」)そのガッツは賞賛に値する。足を引きずりなかなかダメージは大きそうであったが、いつも楽しそうなのでたまにはいいであろう。でもあんまり痛そうなので持っていた鎮痛剤をあげる。「選手のコンディションを気遣う」。

その後宴会をしに XXじXXンドホテルに行く。きれいだがフロントは3人の老けたおっさんだけという暗い雰囲気、他のスタッフも食堂も含めほとんど女性がいない。ベリーストレンジ。しかもその男性スタッフが全員信じられない位どんくさく(間違った部屋に案内する、クレジットカード使用に15分を要すなど)、喋る口調もなぜか昭和。極めて個性的であった。また泊まりたくはないけど。

翌日朝6時にチェックアウトし、途中イッシーの車のナビが急いでいるにかかわらずホテルの前をもう一度通るという訳のわからんルートを選択(多分ホテルの呪い)するというアクシデントがあったが、ちゃんと8時過ぎにはクリニックに到着した。よかった。いつも通り数々の伝説を作ったイッシー、一日で回復し、舌の根も乾かぬうちに神戸マラソンを申し込んだ男爵、次回はフルマラソンね!のハイポテンシャル・サングラス岩井君、お疲れさんでした!

 

 

 

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