1955年産ヴィンテージ

porche

新年も明けて、また日常が戻ってきた。行き返りの車の中では瞑想 (寝てはないよ、多分ね) もしくは音楽を聴くといういつものパターンだが、昨年と違うのはmusicの種類がやたら増えたことだ。

Amazon の prime music である。年額4000円に満たない金額で音楽ダウンロードし放題という太っ腹なやつである。これでBluetooth をとおして聴く曲がやたら増えたのであった。Beatles までもがオリジナルで聴けるというのは衝撃であった。それにちょっとどんなかなーと思った曲、アルバムがすぐ聴けるので便利なことこの上ない。もともとAmazon の Kindle で僕の読書ライフが大変革を遂げたのだが(雑誌のブルータスまでもがダウンロードできるという衝撃!読みたい本がすぐ読める。この前クラウドをみたら600冊以上購入していた・・・)、今度は音楽、そして映画 prime video もである。このままでは抜けられず死の三重奏である。Amazon addict,、依存症である。いかん・・・。

と言いながら今日もちょっと興味のあった上田正樹、有山じゅんじ、山岸潤史という、知ってる人は、おおっー! というメンバーのBitter Sweet soul というアルバムを聴く。極めてよろしい。上田+有山 の「ぼちぼちいこか」という全編大阪弁のソウルアルバムは僕のfavorite だが、それとはまた違う。くそ真面目でなく脱力したハーフシリアス。ええなーこの、なんというかいろいろ苦労もしてわかってる感じ、うーーーーむ、この味はこの年じゃないと出ないね・・・・。

僕は自他ともに認める新しもん好きであります。でも、このごろ安らぎを感じ、心よりいいな――と思えるのはアンティックというか、時代を経てその美しさにますます磨きのかかったものなのです。今は何でもバーチャルでもなんでもすぐできちゃうのだが、その分本当に時間のかかったもの、歴史に耐えたものが貴重になってきたと思う。

人間もしかり。本来経験は宝であり、若造と違っていい中年、老年のおっさんは尊敬に値すべき存在である。しかるに、どうも老いを恐れる風潮があるのは、存在が美しくない、羨ましくない、ああはなりたくない、という存在が多いせいか。  これはいかんね。

カッコのいい古いもの、これはなんていうんだっけ、ヴィンテージか。Wikipedia博士によれば本来ブドウの当たり年をさすようだが、そこから派生して、古いけどアタリ!というものを慣用的に言うようになったらしい。家具とかジーンズとか車とか。

人間もそうなるべきね。僕は抗加齢医学とは「医療、介護と出来るだけ無縁でいるにはどうするかを研究する学問」と思っているけど、「ヴィンテージになるための学問」としてもいいわけだ。

僕と同年生まれのヴィンテージ、明石屋さんま(?)、郷ひろみ(?)、Char (!)、ケビン・コスナー、ブルース・ウィリス、スティーブ・ジョブス、ビル・ゲイツ (ITは当たり年だ) etc, ふーーーーーーーむ。

まぁ、頑張ります(声も小さく)。

1955年産ヴィンテージ」への2件のフィードバック

  1. 種田 知幸

    池岡先生

    お疲れ様です。
    久しぶりの投稿失礼致します。
    本年も宜しくお願い申し上げます。

    2代目ペパ男に会うのも楽しみですし、先生に会うのも楽しみです!
    本年は皆さんを笑顔に出来るようなMRになるのが目標です!
    宜しくお願い申し上げます。

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  2. 池岡清光

    種田君、コメントどうも有り難う。
    頑張ってね。今年もよろしくお願いします。

    返信

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