今週、朝礼で話したこと。
僕が外来で患者さんとお話していると、多くの方が悩みがあるとお話される。病気のかなりの部分はメンタルが作用している。実際、精神神経免疫学という学問が確立され、心と身体の密接な関係が証明されつつある。「病は気から」はある意味では真実なのである。
では悩む必要があるのだろうか?
福田和也氏の文章で感銘を受けたものがある。彼は言う。
「他人が自分の願望を満たしてくれないといって、自分では行動を起こさないことが悩みの本質だと思う。だからそれは下らないというか、無意味だ。他人に期待しないで、自分から行動を起こす人は悩まない。」
嘆いている時間があったら打開するプランを考えたまえ、そして実行するのだ。
以上。
勿論、これは僕自身に言っているのである。
この文章を読んだのは数年前だが、自分が少し変わったように思う。
僕にとって大事な言葉なのである。
村上龍氏の本のタイトルに「自殺よりはSEX」というのがあった。
そういうことだ。