今日は朝もはよから大阪の国際会議場で開かれている第73回循環器学会総会に行って来ました。開業医は診察を休んで学会に行くというのは難しいので、最近はその便宜を図り休日や日曜日を必ず含んで開かれることが多いです。専門医になったばあい学会参加が義務付けられているので、そこらへんも加味されているのであろう。
国際会議場は自宅から車で30分という便利なところにあり、早めに行って駐車場に入れられるかな、ちょっと無理かな、なんて考えて初日開場きっかり位に着くようにしたのですが、会場に近づくにつれ不穏な雰囲気が。
医者は100m先からでも医者を見分けられる、というのは医者の間では常識なのですが、会場周辺にどうも医者の数が多い。
会議場に近づくと「!?」。1kmくらい続く人の列が国際会議場を曲がり、リーガロイヤルホテルを越して梅田方面に続いています。「ここが最後尾」と書いたプラカードをもったお兄ちゃんが立っています。車を何とか止め、これが学会の入場受付する人の列であることを確認して並びました。
なんてことでしょう!医者になって30年、今まで学会にどれだけ行ったか覚えていませんがこんなことは初めてです。こんなに勉強が好きな人が多かったのでしょうか?周りでは「発表時間の近い人はどうなんねやろね?」という声があり、それに呼応するかのように「発表時間の迫っている先生はお知らせください!」とスタッフの声が。まるで飛行機の搭乗待ちのようです。
ごった返す会場に入り、久し振りにアカデミックな発表を聞くと学会はいいなーと思いますが、今日の手順の悪さは問題じゃの。こういう学会を仕切るのはコンベンション専門の会社が一切請負うのですが、僕は学会参加により循環器専門医の研修単位15単位を取得したけど、君たちは100単位マイナスね。
Too many people !