開業して一番気になるのは新しい知識をどのようにして得るかということです。大学病院にいるとボーとしてても情報が入ってくるのですが、開業医はワンマンバンドで、総て自分で動かなくてはなりません。で、いろいろな勉強会に参加したりするのですが、多くは高名な先生が自分の業績を発表するケースが多く、日々の診療に即役立つという、欲しい知識は案外手に入りにくかったりします。
仲のいいN先生(専門は脳外科)が、こんな不整脈どうすんの?とある時僕に訊いてこられ、僕も別のことを質問したりして、開業の先生同士でいろいろ専門のことを訊きあえる会があればいいねという話から勉強会の立ち上げが始まりました。名前は「いまさら聞けないこんなこと、城東ミーティング」です。結構苦労したけどね。
今日は記念すべき第1回で、某製薬会社がお手伝いしてくださり、皮膚科のH先生が講師をしてくださって日常遭遇する皮膚疾患、特に全身性疾患に伴うものについて大変有益なお話が聞けました。一方通行でなく参加者も気楽に質問できる雰囲気で大変好評だったと思います。生焼けのしいたけを食ってはいけないということがよく判った。皮膚科に行かなくちゃならなくなるよー。H先生、お忙しいのに本当に有難うございました。心から感謝します。
その後、今度は他の製薬会社主催のセミクローズの勉強会に出ました。高齢の方に多い夜間頻尿について、僕の質問にすごーくいい回答をいただいて満足しました。出てよかった。
土曜の午後はぼんやり休みたいなぁと思うことも多いのですが、勉強したらそれだけ返ってくるものが多いと実感しました。楽だけしていたらやっぱりバカになるっすね。