全身が痛い。スゲー痛い。今日一日肉体労働をした。まっ、ブルーカラーだから当然であるが(医者がブルーカラーというのは医者の世界においては誰も疑うことのない一般常識である)。
診療所が移転するのであるが、移転先が僕の実家であり母親が現在居住しているところである。立て替えるため解体しなくてはならないのだが、そのためには荷物整理をしなくてはならない。母が50年住んだその生活の灰汁というか、いるもの(5%)いらないもの(95%)本当に山のようにある物品を今週末までに整理しなくてはならぬ。
仕分けし、ゴミをつくり、いるものを箱に詰め、よいしょと運ぶ。その繰り返しである。スタッフを含め数人がほとんど休みなく働く。それでもあとからあとから出てくるのである。
物はいらないなーというのをしみじみ思う。本当に必要なものというのは驚くぐらい少ないのである。物はすぐ処分、もしくは使い倒す。これはいつか要るかも、というのは永遠に使わないのである。
引っ越すとなったら荷物はせいぜい大型のスーツケース3個。これぐらいでいいだろう。僕の場合本とCDが嵩張るかも知れないが、音楽はiPodに、本も生涯を通じて読み返したいのは30冊もないか、となるとそんなもんだ。あとは思い出だけで十分である。
身軽になって街に出よう。なんでも肥満は罪なのだ。