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ナイスガイ!

 

 

 

 

 

前の続き。こいつがクリスマスまでクリニックのエレベーター前で待ち構えているナイスガイだ!身長は2m30cmで、僕よりちょっとだけ?大きい。体重は1kgくらい?なんせ足元から熱風が吹き込んできて身体を支えている熱気球みたいなやつだからな。その代わり、ハート、中身は熱いよ。当たり前か。

 

こいつはスタッフが、こんなのがないかなと僕が話していたのを覚えていて、ある店の前に飾ってあったヤツをただ同然の値段で手に入れてくれたのだ。サンキュー!まさかあるとは思わなかったなー。モーターを回すのは1日8時間までにしてくれとインストラクションマニュアルに書いてあるので、診察時間中は立っているが、休み時間は気の抜けたちょうちんでフロアーにへたっている。

 

でっかいサンタクロース! 今の世の中はどうもいい話がない。というか闇は段々深くなり、底につくまでもう少しかかりそうな気配である。こんなことで明るくなるわけないが、無駄なことでも「うゎー」って思ってもらえることをしたいではないか。医療機関に必要でしょうかと言うまじめなスタッフもいたが、医療機関だから必要だと思う。クリニックは楽しくなくっちゃ、と僕は思うのだ。

 

彼の出番は後2週間ほど。見に来てね。

快楽の源

最近凝っているのは勉強であります。

 

なにそれ?嫌味?

いいえ、素直な気持ちであります。この年になって勉強に目覚めるのって恥ずかしいなー。本当にもう少し若くして気がつけばよかったと思うよ。僕と同じように結構いい年になってから同じように感じている人も結構いるのだ。

 

子供の時、周りが暗くなっても公園で遊ぶのをやめなかった。10代の時、好きな音楽は何度リピートしてもあきなかった。心から素晴らしいと感じ、聴くたびに心が震えた。

 

そんな甘い激情が湧き上がることはこの年になるとあまりない。つまんないなー、と愚痴っていると、スタッフからそんなん、30になるともう無いですよと言われた。

 

そうか。スマン。でもやっぱりそんなのは詰まらなくないか?

 

で、考えてみる。最近時間の経つのが気がつかないくらい熱中していたのは何か?

 

・・・・これがパワーポイントをいじっていた時なんなだなぁ。講義を頼まれて自分の勉強の整理を兼ねてプレゼンテーションを考える。構成を考え、喋る内容を考えながら格好いいグラフィックを捜し出す。うまくいくと思わずにんまりする。気がつくと2時間ぐらいすぐ経っている。

 

関連して勉強のまとめを作る。出来るだけ要領よく雑誌の特集をまとめあげ、覚えやすいようにノートかPCに記録する。関係する患者さんの顔が浮かぶ。今まで気がつかなかったことも浮かび上がってくる。快感である。詰まらんテレビの比ではない。

 

以前田中康夫氏が「仕事も遊びも僕にとっては等価である」と言っていたのを思い出す。スクールの元々の語源スカラの意味は暇つぶしだっけ。もともと知識を得ることは楽しい暇つぶしだったのだ。だから勉強という言葉もふさわしくないな。知識を得ることは仕事が、生活がスムースにすすむことに大いに有用である。生活全体が弾力的に回りだすのだ。これが快感でなくてなんだろう。そして先人の、達人の知恵にびっくりすることが知識を得ることの本質であるならば、繰り返しの生活にどれだけフレッシュな風を入れることになるだろう。

 

テレビから離れたまえ。有用な知識を得よう。それは間違いなく人生の糧となり、生活を楽しむ力となるのだ。

 

退屈な文献は最強の不眠症の解消ツールでもあるしね。いろいろ役に立つことである。

 

アナログです。 

トラブルは我が人生

 今日は木曜日。新しいクリニックに移るまでは休診日だったので予約も少なく、ちょっとホリディ・モードで1日を終えるはずだった・・・ところがぎっちょん

 

 朝から脇見渋滞で(なんだよこれ)着くのが遅れる。まずはギリギリでデイサービスの朝礼をすましクリニックに戻ると腹痛で冷や汗をかいている患者さんがいますと。診察すると「うーむ、これは・・・」と思い心電図をとると案の定、急性心筋梗塞である。発症1時間のスーパーアキュートフェイズである。某病院に連絡し、紹介状を書き、救急車を呼んで搬送する。その間診察は止まる。

 

 待ってられる患者さんは事情をわかっておられるので心優しいが、かなりお待たせしているのであせる。心臓に悪い。こんなときにはややこしい患者さんがどういうわけか多く、集中し午前診が終わる。

 

 午後診までの1時間、ライフラインの午睡をとろうとするも、来るわ来るわ雑用の電話。悲しい気持ちで診察室に下りる。午前と違って落ち着いてしようと思っていたのも束の間、突如インフルエンザの予防注射の山となり、それ以外に採血、心電図、点滴で看護師さんは走り回り、何年かぶりに僕が採血、注射をする。

 

「エー、先生が採血やってくれんの?・・・大丈夫?(心配そう)」

「あんねー、僕ものすごくうまいねんで(これはほんとう)。あんまりうまいから出し惜しみしてんねん」

「ほんまかいな。あっ、確かに全然痛くない。」

「みてみー、今度から指名してね」

「そうする」

などと言っているが、終わったらすぐさま診察室に戻り次の患者さんをあせって呼ぶ。

 

 患者さんがたまってきて椅子に座れなくなる。診察室にあった補助椅子まで動員する。目の前にどんどん予防注射が置かれる。外来マネージャーのO嬢は、患者さんに見えないところでは本当に走っている。

 

 夕方から某製薬メーカーの社内研修で「抗加齢医学」について話す予定だったのだが、遅刻確定となり電話。「了解しました」と言葉は優しいも口調は困惑気味。

 

 30分遅れでタクシーに飛び乗るも、運転手のおじいさんは場所がわからず、方々に電話しよたよた走る。今日は余裕の無い日だったのだ、と観念し話す内容を反芻する。

 

 で、今これを書いているわけだが、まあ結構楽しかったな。予想外の出来事は常に起こるがそれを乗り切るためにはそれを楽しむことである。トラブル イズ マイ ビジネス。トラブル イズ マイ ライフ。ウエルカム、トラブルス。明日も、おっともう今日か、こいつでいこう。

 

 

 

P.S.某国某総理が「医者は社会的常識が欠落している人が多い」と公の場で述べていました。君だけには言われたくない(朝日新聞の素粒子も同じ台詞を書いています)という感じですが、尊敬する内田樹先生がこの件について卓見を述べておられます。必読「いいまつがい」。http://blog.tatsuru.com/

 

 

 

 

 

ぼちぼちいこか

「心電図だけをとってほしい」と書いた問診票が回ってきた。40歳代の男性、心電図は冠動脈硬化症とか、何らかの心筋のダメージの可能性があると思わせるものだった。

 

 「何か胸が痛いとか症状ありました?」

 「ないよ。心電図、変でしょう?毎回検診で引っかかる。」

 「コレステロールが高いとか糖尿だとかあります?」

 「コレステロールも血圧も高い。でもいいんだ。治療する気はないよ。今度仕事で飛行機に乗るから大丈夫かどうか診て欲しかっただけ」

 「これだけではなんとも言えませんね、心臓の超音波はとったことあります?」

 「ない。でもいいよ。」

 

 タバコは60本、アルコールも毎日浴びるほど。肥満。

 

話していても埒があかない。横柄な態度、イライラした感じ、彼は何のために来たのか?

でも別に腹も立たない。医学は統計の学問であり、こういうデータがあるとかなりの確率で心筋梗塞などが起こる可能性があること、ちゃんと治療するとその危険は回避できることなど話す。

 

 「薬飲みだすと一生でしょう。それがいやなんだよ。」

 「そんなことはありません。あなたのライフタイルが変われば薬はきることが出来ると思いますよ。」

 「信じられないな」

 

   飛行機大丈夫ですよね、なんかあるとみんなに迷惑がかかるから、でも薬は飲まないよ、といいながら20分近く話して彼は帰っていった。

    ・・ようわからん・・・と思いながら次の患者さんを呼ぶ。

・・・おそらく彼は臆病なのであろう。

 

 夜の9時前に大量の荷物を抱えてクリニックを出る。自転車にまたがると転倒しそうである。ヨタヨタでペダルをこいで、散歩しているカップルの横を通り過ぎる。

 

 「先生!」

 んっ?誰だっけ?よろけて転倒寸前で自転車を止めると朝の彼であった。

 

 「薬飲むわ。明日取りに行く。」 

 「?」

 

横で奥さん(だろうな、多分)が「すいません、勝手な人で。きつく言ってあげてください、お願いします。」と言われた。彼は照れくさいのか「頼むで!」といって前に歩いて行ってしまった。

 

奥さんが頭を下げられる。僕は自転車が転倒しかけているような不自然な姿勢でうなずく。どうもひっくり返りそうで、医者らしくカッコよく励ましの言葉を言ってあげられなかったのが心残りである。まあ、僕らしいか。

 

・・・こういうことがあるから仕事はやめられないなぁ。なんとなく嬉しくなって帰途につく。車のCDをかけると上田正樹である。サウス・トゥ・サウスのライブであった。「ぼちぼちいこか」がかかった。

 

smile and laugh, please

 おお、雲が流れる、いや、動くのは雲か、我か・・・。

 

 今日はお休みでした。いろいろ考えることあり身辺整理とお勉強。気になっていたことが少し整理できたのでまあ価値があったか。外には愛犬の散歩に出ただけでしたがなんとなく気分的にはメリハリがありました。

 

 パラパラ見ていた医事新報に「笑い」についての記事がありました。落語家でもある(!)群馬大学脳神経外科講師の中島先生によれば、笑いには「微笑み,smile」と「笑い,laugh」があり、「微笑み」は人間の生命が一番安全であった胎児期、乳児期の環境が再現されると癒しがおこり、そこから来る本能的、受動的な笑い。「笑い」は母親の保護を離れて以後、自己に降りかかるトラブルに対応するため必要としたカテコールアミンなどのストレス対抗ホルモンの過剰分を放出したりエネルギーとして消費することにより、その猛毒性から自己を守る生体防御機構としてのより進化した能動的な笑いだそうです。

 

 もともと有害物を食した時に吐き出す行為に由来するそうで、鼻の異物のくしゃみ、気管異物の咳と同じく防御反応なのですね。つまり笑いは生存のために必要不可欠である、と。

 

 だから笑うと気持ちがいいのか。笑わしてくれる人は医療従事者であり、医者も患者さんを笑わせられるくらいでないといけないってことね。

 

 ユーモアとは自分を笑えることだそうですが、やはり大人でないと出来ない芸当であり、しかも一番効率のいい健康法ってことだな。休みでぼんやりしているとこんなことが考えられるからいいです。時間の経つのがゆっくりしていますが、これが本来の自分のペースなのかもしれんと思う日でありました。

 

光陰矢のごとし

忙しいって、単に誰かに使われてるってことだよ!

今週、ああもう先週か、はいろいろ忙しくブログを書く時間がなかった。1日朝8時半くらいから業務が始まってお昼には往診(診察時間を変えてから週に3から4日はお昼に在宅診療に行っている)、医師会でのPTA健康教室の講義、病院の主催する講演会が夜いくつかあり、結構断りきれずまた興味もあって出たりしていると自分の自由時間は睡眠時間を削らない限り出てこない。睡眠時間6時間以下は、車でいうとガソリン切れのランプ点燈であり、まあ精神衛生上も避けたいところである。

 

尊敬している内田樹氏がブログ上で休筆宣言をしていた。大学で入試部長を任命され、その仕事の煩雑さを考えると執筆依頼を受けることは不可能と判断されたらしい。1読者からいうと誰にでもできる入試部長より彼にしか書けない文筆業を続けるべきだと思うが、そんなことは誰にでも分かることで、これをいい口実にして忙しすぎる今の仕事量を減らそうという彼の作戦かなぁ、やっぱり。

 

同じく尊敬している森博嗣氏も今年一杯で執筆をやめると宣言されている。彼はもともと執筆はお金儲けのためであり長く続ける意志は無かったようであるが、何というか彼の作品を愛するものとしては淋しいことである。

 

仕事は単なる生活の糧ではないと思っている(故に森氏は書くのを止めるのである)。だから忙しくてもそれがこれからにつながる向上させる内容のあることであれば耐えられるのだ。僕は幸いにして医業というものを大変楽しんでいて、自分の医者としての能力が高まることであればハードワークでもなんら苦痛でない。

 

しかし意欲をかき立てない雑用(大概書類書きである)も多すぎるのよ。といってもそれを必要とする方々がまぎれも無くいることは確かで、むしろそういった仕事を片付けることが医者としても大きなパートであるというのも判っている。

 

しかしそぐなぁー。作家というクリエイティブな仕事を続けることも大変だが、クリエイティブでない仕事を黙々とこなす(世間の仕事のかなりの部分はそうだろう)のも努力が要る。楽しい医者という仕事をするために不可欠な税金と考えるべきか。

 

尊敬する作家が休筆宣言をするのでつい自分と引き比べて書いてしまいましたが単なる愚痴でした。すいません。御二方の様にふさわしい業績を上げてから休業宣言すべきですね。

忙しいって言ってるうちはガキねー。

遊園地で遊びまわるためには

昨日新しいクリニックの内覧会と講演会がありました。講演は「遺伝子検査と意味と使い方」をG and G社のT部長に、「痩せて美しく頭の良くなるサプリメントと、いいサプリメントの見分け方」をヘルシーパス社のT社長にお願いしました。各々1時間近いお話でしたが非常に有益で、聴かれた方はきっと満足されたと思います。残念ながら聴かれなくて詳細を知りたいと希望される方は是非僕にご連絡を。金儲けでなく本道を極めようと常に努力されているお二人の姿勢には本当に頭が下がります。

 

その後グルメのお二人と食事をともにしたのですが、そこでの話も非常に興味深いものでした。人間の遺伝子は4つのアミノ酸の組み合わせで膨大な情報をコードしているのですが、そのメカニズムが明らかになっていけばいくほど、その巧妙さはとても自然が偶然作り出したものとは思えない、明らかに人間より上の存在が設計したのではという確信を持ってしまうというのです。多くの理系の研究者は、数学でも物理学でも、極めれば極めるほど宗教、神の存在を確信するという話しはよく聴くのですが、やはりそうなのか。

 

どんなにすべて解明したと思っても、その次には必ずトラップが待っている。必ず1歩先を読んでいる理知的な何かがあって、これはとても人間以上のものでないと無理、という感覚に陥るそうです。そして思うことは人間の存在のちっぽけさであり、神が遊園地:地球ワンダーランドのチケットを遊んどいでーとくれた、そういうことなのではないかと思ってしまうとお二人とも言われていました。謙虚にならざるを得ない。おお、何故こういうことが、政治経済をやっている人間の頭には宿らないのでしょうか?

 

僕も人間は地球の上に、遊園地のしまる時間まで楽しく遊べよーと神に置かれた小さい存在という感覚をいつしか持つようになり、どんなものでも殺生はやめよう、限られた時間を楽しく遊ぶため病気にならないように抗加齢医学を勉強しよう(僕が思うにその真髄は、優雅に生きることは最高の復讐である、という言葉です)と始まったと思います。

 

お二人とも高学歴の超勉強家ですが、結構マッチョで文武両道の武闘派なのも共通しています。勉強家だが謙虚でしかも肉体派、こうでなくてはね。遊園地で遊びまわることは出来ません。本当に勉強になった1日でした。どうも有り難う!

              

   偉い人たちには見えん・・・・

厄年越えて

 今度ホームページがリニューアルしました。かっこいいぞー、と思うのですがどうでしょうか?考えてみるとこれが3度目のリニューアルなのですが、規模が増えた分今回が一番大変であったと思います。といっても僕がなにをしたわけでなく、「あるく君」の全面的な努力とセンス、当院のIT関係をお任せしているエルスワンのTさん、Iさんのサポートがあってこその話であります。本当にお疲れ様でした・・・といってもまだまだ手直しがあるでござるよ!

 

 新しいクリニックに移ってからもう2週間かー。早いなー、とあまりに月並みな感想を述べる。こんなふうに時間が過ぎていくのでしょうか。

 

 この前は50代のミッド・エイジ・クライシスのことを書いたのですが、50代で夭折する人が最近多い。高校の同級生、そして内科専門医会で活躍されてお名前を存じ上げていたS先生が急逝されてびっくり。ウエストロードブルースバンドのギタリスト塩次伸二氏や桑田圭祐氏のお姉さん、えり子さん(いとしのエリーのモデルだ!)も50代半ばでお亡くなりになった。合掌。

 

 以前医者の知り合いが52歳で次々亡くなったことがあった。この年齢を乗り越えると次は70代半ばまで大丈夫という仲間内の統計があり、52歳、超えるか無理か、とボンヤリ思っていたのですが超えちゃったな。

 

 厄年というのがあり、男は42歳ですが、昔より身体年齢は明らかに10歳若くなっているので52あたりが危ないんだろうなと思う。まっ、まだまだ予断は許しませんが自分自身としてはむしろ昔より粘れる感じが出てきていて(いかに昔は諦めがよかったかということでもある)、愚かにも若返ってきているような気がします。このままこの誤解を続けられたらしめたもんだ。

 

 真の厄年も過ぎ、生まれ変わった気持ちでこれから新しいクリニックで頑張りたいと思います。皆様、ご理解、ご支援、ご慈悲、ご愛情 ♡ をよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

      新しい仕事場です。

ギフト

 忘れとった!以前の「外来ウォッチ」には書いたのですが、今度診療所と同じくブログも引っ越しました。タイトルの「ソウル・チェリッシュ」ですが、ソウルは韓国の首都じゃなくてー、「魂」。チェリッシュはてんとう虫のサンバじゃなくてー、「大切にはぐくむ、心から大事にする」とかいった動詞です。・・・ということで感じを汲み取ってくれい。そういうことです。
 
 今日は新しいクリニックのオープニングでした。今度火曜日は僕じゃなくて大学からドクターに来ていただくことになったので、彼女に診察は任して僕はいろいろクリニックの微調整をする。いろいろ考えなくてはならないこと山積みですが、まあ新しく何かするということはこんなものでしょ。スタッフはここ数日ほとんど寝ていないような状態で頑張ってくれているので、私も気楽なことは言っておれんね。

 

 今も診察室に座って書いているのですが、なんか新しいけどもうすでに相当使い込んだクリニックのような既視感にとらわれる。なぜだろう。

 さっき待合室でスタッフと喋っていた時、デイサービスのスタッフが届け物をしてくれました。今度のクリニックのマスコット的存在は梟(ふくろう)なのです。なんでー?実はデザイナーの方とお話していた時、梟は森の賢者であり、知性の象徴であり、またラッキーシンボルである。福老とか不苦労とか、語呂合わせもふさわしいということで、結構短時間で決定しました。彼が書いてくれた梟はキュートで気に入っています。酔っ払ったような、クレイジーなやつも作ってほしいという僕の願いは却下されましたが。

 で、スタッフが梟をデイでの作業療法の一環として廃物利用で作ってくれたのです。本当に嬉しい!サンキュー。負けないよう頑張るね。

引越し完了!

えー、昨日診療所を移転したわけですが、想像以上に大変でした。

もともと医療機関は膨大な量の届出(保険診療登録番号とか予防接種が出来るとかもろもろ)をしているのですが、ぜーんぶ出し直し。うちの法人本部と城東区医師会の事務長さんの涙ぐましい努力が必要でした。特に保険診療の請求の関係で新しくはじめる時は月初めからが多いのですが、どうしても連休を利用して引っ越したかったので(でないと不可能)いろいろややこしい手続きが必要でした。社会保険庁の態度の悪さ、仕事のやる気の無さ、懲りない人たちです。

で、土曜日の診療終了後から引越し開始したのですが(手伝ってくださった多くの人達、酒井医療の方々、MRのボーイズアンドガールズ、本当に有難う)、プロの引越し屋さんも多数参加したのにもかかわらず運び出しに非常に時間がかかり、なんやかんややっていて帰ったら真夜中を越えていました。今日も朝8時半から(皆さん本当にお疲れ様)やっていたのですが、通信関係のトラブルが続出し院内LAN設定までたどり着かず、夜までやって結局また明日もということになりました。

といいながらも多くのセクションは準備ほぼ完了。かなりいい感じです。僕の診察室は電子カルテのモニターが3台(僕と看護師さん、事務の人が使う)にCR(レントゲンをPCで見る)のモニター、予約用のモニターとか6台くらい並んでいて、ここはIT関係の事務所か株屋さんですか?と一瞬思うような様相を呈しています。勿論これではいかんと改善しましたが。

僕が今一番こうしたいと感じていた形がかなり現実化していると思います。後はそれを生かす内容を提供すること、それに全力を注ぎたいと思います。これで終わりでなく今からがスタート。疲れてる場合じゃないのよ。なんのかんの言いながらもとても楽しみです。

写真載せたかったのですが、忙しくて写真撮るの忘れとった・・・