カテゴリー別アーカイブ: 仕事

ジェノマーカー・フォーラム2008

ここしばらく用意にかかりきりだったGアンドGサイエンス社の講演のため休診して東京に行く。これからオープンする新しいクリニックの遺伝子検査の位置がはっきりした。考えを整理する意味で引き受けてよかったな。

大学病院時代、学会とかでよく泊まった「東京ガーデンパレス」が会場でとても懐かしい。少し早く着いたので一人でレストランでランチをとる。学会発表前に一人でランチをとったのはアメリカ心臓病学会のニューオリンズってのがあったな。発表は僕だけだったので一人でアメリカに行って、一人で会場までてくてく歩いて、ランチを食べてポスター発表が終わったらまたてくてくホテルまで歩いて帰った。後の時間は別の大学の友人と遊びに行ってたっけ。なんとなく思い出していたら時間になった。

発表は自分としても結構納得のいく内容だったのでうまく喋れた。恐るべきこと心拍数は微動だにせず、全くあがらなかった。まあこういうこともある。お世辞だろうがなかなか良かったとお褒めの言葉も何人かの方にいただいたのでまあ来た甲斐があったよ。

他の演者の方々とお知り合いになる。歯科医のY氏。四国の坂出で先鋭的なデンタルクリニックをされているが、実直、誠実なお人柄で、一緒に来られていた奥様の出身校が僕の友人と同じということもあり気安くなってお互いのクリニックを訪問することになる。僕の歯も診ていただこうと思う。

26歳のWさん。東大ヒトゲノム解析センター特任研究員である。もともと京都の方で関西の特質についてGアンドG社のT氏とともに盛り上がる。最近の若い女性系でなく研究者という感じがする。資料を送りする約束をする。

K教授。抗加齢医学界の重鎮で、いわゆるアンチ・エイジング・クリニックのパイオニアである。端正なハンサムでプログラムに載せる写真を主催者がリクエストしたら何枚か送られてきて、あうのを使ってくださいということだったそうです(裏情報)。慣れてるねー。僕なんかサルが笑ってるような写真である(ヘルシーパスのT社長は「先生のイメージにぴったりですよね、いい写真です」とのことであった)。少しお話したが、いま進めようとしている予防医学の領域を何とかしっかりしたものにしたいという強い意欲を感じた。またお世話になることがあるかもしれない。アンチ・エイジング界の一方のスターたるオーラありです。

会場を出て次へ向かうタクシーの中で、東京の夜をオープンで飛ばすユーノス・ロードスターを発見。ボンヤリみているとなんと助手席にいるのはさっきまで一緒だったK教授ではないか!慣れている。うーむ、研究だけでなく実践派ね。そうでなくっちゃ詰まんないです。

Image092.jpg

ピュアー

緩和ケアの患者さんが増えてきた。緩和ケアとは多くは告知された癌患者さんで、痛みを伴うため麻薬も使用しているというケースをいう。

今日往診した患者さんは60代の男性だがとても明るかった。好きなお酒は止めているというが、寝つきも悪いため「少し飲みましょうよ」というととてもイカシタ笑顔をした。彼は歩くことも出来るし、ぱっと見は普通の人と変わらない。

麻薬の副作用である便秘がひどいのだが、半身浴すると腸も動くしそうしましょうと言うと「今日から入るわ」とうなずきながら言った。

僕は癌を宣告され、それを受け止めている方と話すと自分自身がすごく安らいでいる感じがする。障害者の方と話していても同じで、自分の中のつまらない自尊心(かな?)みたいなものが無くなって、その方と純粋に向かい合っている安心感に満たされるような気がするのだ。

同情ではない、勿論。彼らは普通の人間の持つつまらない心根を、一度洗いざらい洗濯にかけたようなピュアーな感じがする。お金とか地位とか、そういうのを超えた感覚。生きているというそれだけの確かな手触りで生きている感じ。

帰りの自転車でゲリラ豪雨にあうが、いつもの自分を呪う心持ちもおきない。

自分に出来る最上のことをするしかない。そう思いながら自転車から降りる。(1分後にはあまりの雑務の多さに激怒したりしてるんだけどさ。)

オールド・ワイン ニュー・ボトル

新しい診療所への引越しまで3週間をきった。今借りているビルでリフォームに使った資材、ドアとかキッチンとか、使えるものはすべて新しい建物へ移設する。だってもったいないんだもん。

で、かなりのものがすでに取り払われていて、本部とかミーティングルームとかはすごいことになっている。ドアなんて便宜的に白のビニールのすだれだぜ。海の家である。まあ風情があってよろしい。

で、今度診察待合室で使う椅子なのだが、これは方針としてよくあるクリニックや病院使用のビニールソファは止めたいと思っていた。で、もともと僕が使用していたものや実家にあったものなど、古くて使い道の無かったものをリフォームして使用することにしたのである。張り替えれば木の部分なんかは今のものよりずっと立派なのだ。

そいつが今日届けられた。

いいぞー、すごくおしゃれで、洗ってもらったのでとてもきれい。しかも造りが立派なのである。黒に白い水玉や、上品なベージュとかだが、何かクラシカルな雰囲気があって深みがある。

考えてみればこいつらは30年以上前のものなのである。すごいな。オールド・ワイン ニュー・ボトル。新しくきれいだがバックボーンには歴史がある。

今度の新しい診療所(名前もクリニックに変わるのだが)も同じだ。外観も設備も知識もアップ・トゥー・デイトだが、中身のスピリットは50年の歴史(創業からだと53年になる)にふさわしい、大人のワイズでいこう!椅子を見てそう思った。アイデアを出してくれた(そして眩暈のしそうなほど頑張ってくれている)スタッフに感謝。

Image087.jpg
水玉の30年選手。実物はもっといい。

玉乗り男の転落

バランスボールは快調であった。

過去形で言わねばならぬのがいかにも歯がゆいのぅ。バランスボールに乗り出して2週間http://decency.seesaa.net/article/105173788.html。もう自分が座っているのが椅子だかボールだかあまり意識しなくなって、初診の女性が問診を受けながら「何乗ってるんですか、はっはっは!私つぼにはまっちゃってもうだめ!」と笑い出してやっと、おお、俺はボールに乗ってたのかと気付く位にまで馴染んでいたのである。

と、突然、急に視線が低くなったのである。「んー?」空気が抜けたか・・・。バランスボールの空気入れは特殊なもので手元には無かった。早速スタッフに連絡を取ってもらい、おもちゃの火炎放射器のような空気入れを用いて補充した。

生まれ変わったようにキンキンとなったボールに「わーい」と飛び乗って10秒後、再びガクッと視線が下がる。「んー?」

「あっ、穴開いてますよ、これ」と視力10.0の看護師さんが指摘してくれ、僕の愛用のグリーンのボールはリペアが可能かどうかみていただくために、とりあえず表舞台から降りることになった。悲しいなぁ。どうも画鋲か何かを踏んづけたらしい。好事魔多し。

で、今は慣れ親しんだ椅子に座っています。かてぇ。お尻いてー。慣れとは恐ろしいものでございます。でもあと少しでリペアなった愛用ボールか、ひょっとしたらニューボールに乗っていると思う。しつこいのだ。ボールの上にも3年。桃栗3年、バラボ8年。転がるボール苔むさず。他山のボール。画鋲ボールおも穿つ!(・・・しつこい!)

imagesううううううううううう.jpg
ウォッチ・アウト!

玉乗り男の告白

ballball

これは何か?

診察室に形となって現れた僕のエコ精神?ミニチュアの診察室とビリヤードの玉?
どっちも違う。 
これはバランスボールである。

これを利用していろいろなエクセサイズが出来るが、ごく単純に上に座っているだけでも自然とバランスをとるために腹筋と背筋が鍛えられることになる。
スウェーデンの小学校で椅子の替わりにバランスボールに座るようにしたところ、成績が向上したとの報告がある。常に感覚器、運動器を刺激していると脳機能が向上するのである。

これを利用しない手は無いではないか!

前から考えていたのだがちょっと実行するにはためらうものがあった。
体調のすぐれない患者さんが来られるのに、医者がサーカスの玉乗りみたいな格好で出迎えては申し訳ないのではないか。
しかし、これは言ってみれば実験である。僕に効果があれば(どのように判定するかはさておき)これを皆さんにお勧めすることが出来る。つまり皆さんの幸福に結びつくことになる。

で、勇気を出してやってみたのですが、案外皆さん、気にされないのですね。前に足に怪我をしたとき半ズボンを穿いて診察したことがあったのだが、皆さん何事も無かったようにフツーに診察を受けて帰られた。言うと悪いと思われるのかな?

バランスボールも結構同様で、反応を示されたのは3分の1くらい。皆さんバランスボールのことをご存知の方ばかりであった。おじさんがたは眼に入っているのだろうがほとんど無視。僕自身が乗っかっていることを忘れてしまうくらいであった。

ま、しかしこれでやっていく決心がつきました。

効果のほうですが、トータル8時間くらいボールの上に乗っていたわけで、正直怪我をしている右足が痛いです、かなり。筋肉痛。やはりエクセサイズになっていると考えていいな。頭のほうはわかりません。かなり手遅れっぽいので。長い眼でみましょう。変化があればまたご報告します。

「外科医は世界一のお金持ち」を読む

 日本医事新報を読む。毎週送られてくるのだがどんどんたまってくる。大正時代から続く医学の総合雑誌であるが、専門性はなく大学病院の医者はまず読まなかった。古臭い感じだし。でも僕は上司のN先生から専門バカにならないようにと勧められたのである。

 「みんな読まないけど臨床にこんな役に立つことが載っている雑誌は少ないです。毎週ちゃんと読んでいたら怖いものないです」彼の鹿児島訛りの口調もありありと思い出す。あきれるくらい優秀だったのだけどガチンコ勝負の人でいい加減なことが嫌い、誤解もあっていくつか病院を変わられ、40代でくも膜下出血で亡くなられた。

 波乱万丈だった彼の人生に心より合掌。

 で、医事新報である。巻頭のエッセイが「外科医は世界一のお金持ち」とタイトルされ、アルバートアインシュタイン医大教授から慈恵医大血管外科教授になられた大木隆生先生(まだ40代である)が書かれている。

 人間は「衣食足りてトキメキを求める」。お金は水みたいなもので所要量に足りていればそれ以上あっても意味ない。ビル・ゲイツはじめ世のお金持ちが行き着く先が決まって慈善事業であるのは衣食足りてトキメキを求めるからである。私は人に感謝されることにトキメキを覚え、医者の中でもより実感が得られやすい外科医を選んだ。己の知識と技量で命永らえさせる外科医療で得られるトキメキはプライスレスである。外科医が日々味わっているトキメキをお金に換算したら外科医は世界一のお金持ちである。

 ・・・感嘆するしかない。天職を得た人間の放つ輝きが溢れている。この世のすべての外科医が同じ気持ちを持っているわけではない。しかしこう言いきれる人間がいる以上、みんなに可能性があるのだ。そしてこれは外科医だけでなく、医療介護に携わる人間すべてに言えることである。そして他の職業の人にも。

 最後のフレーズで完全にノックアウトされる。

 神様が私に「ビルゲイツか大木隆生」のいずれになりたいか選びなさいと問うたら、私は迷わずに後者を選びます。

 やりやがったなぁー。負けたくない気持ちがムクムクわいてくるぞ。

imagesjjjjjjjjjjjj.jpg
彼です。こんな考えを持つ方は大概海外生活が長いというのは日本に何か問題があるのでしょうか?

あるべきスタイル

 僕が診察の時に白衣を着なくなってから何年たったか忘れてしまった。こちらが意識しなくっても患者さんは白衣を見ると緊張される方が多い。特に子供さんは怖い印象が植え付けられている。それを避けるために始めたのだが、今では白衣を着るとこっちが緊張するくらいだよ。

 どういう訳か初めて診る新しい患者さんも、僕がジーンズでポロシャツを着て座っていても何にも言わない(違和感を感じられていたらそれは判るものだ。でも全然ないな)。何かの用事の時にネクタイをつけて診察していると、一度入ってきた患者さんがびっくりして出て行き(部屋を間違えたと思ったのだろうか?)、また帰ってきて「ああ、びっくりした。先生、どうしたーん?」と言われたりするのである。

 2007年9月にイギリスの保健省から医療従事者のあるべき身なりについて発表がなされた。それによるとだなー、
 ①人から信頼されるような服装をする・・・うーむ、△。  ②白衣の場合は半袖・・・長袖の袖口は汚れやすく不潔なのだ。それに白衣自体結構不潔なのである。僕は半袖だけど白衣じゃないから△。  ③身分証を示す・・・○。  ④長い髪は襟にかからないよう結ぶ・・・短髪だ。○。  ⑤定期的に洗濯する・・・とーぜん○。  ⑥ネクタイはだめ・・・洗濯しないし実は細菌の温床なのである。○。  ⑦腕時計もはずす・・・⑥と同じ理由。結構意外でしょう?○。  ⑧刺青は隠す・・・残念だがやってない。○。

 他にもいろいろあるのだが、ネクタイを締め革靴を掃いて長袖の白衣を着た典型的ドクタースタイルは、実はあまり衛生的でなく機能的でない、時代遅れのイメージなのである。というと、案外僕のスタイルは理にかなったものということになるな。そうだろうと思ってたよ。よかった・・・(まぐれだろ)。

imageswww.jpg
何年かたつと無くなってるかもしれない

自分しか、いないんだ

 晩御飯を食べて頭脳活動停止状態でボーとしていると、テレビがNHKの「プロフェッショナル/仕事の流儀」を映し出した。これって「情熱大陸」(この番組は僕の中高の同級生K君が立ち上げたのである、素晴らしい)のマネじゃないの、と思いながらボーと見ていると、ジャニーズ系のハンサムな獣医師の話らしい。

 斉藤慶輔氏は野生動物専門の獣医である。特に猛禽類が得意らしい。鷲とかミミズクとか日頃眼にすることの無い野生の猛禽類は電線にひっかかったり電車にぶつかったりと、結構気の毒なアクシデントが多く、そういった患者さん(?)が彼の元に運び込まれてくる。

 その治療法に多くは教科書が無い。彼オリジナルの治療法で沢山の動物を手術し治療してきた。「野のものは野に返す」という信念が彼を動かしているのである。
 そして彼を支えているのは「自分しか、いないんだ」という思いだと言う。

 「自分しか、いないんだ」  これがテロップで流れたとき、僕の停止した頭脳に突然閃光が走った。

 こんな気持ちで仕事をしている医者がどれくらいいようか?

 チーム医療の時代です。そのとおり。自分の手に余ると思ったときは可能な施設に送るのは当然の処置だしそうすべきだと思う。僕でなくても誰かがいる。でもそれで半透明な逃げ道を作っていないか?

 医者だけでなく仕事をするすべての人たち、仕事というか生活するすべての人間に当てはまる。僕だけが、私だけが、という強い責任感を持つのがしんどくて誰かが何とかしてくれると気持ちが拡散していない?何かあっても後ろへ放り投げれば誰かがキャッチしてくれると甘えてないか?

 「自分しか、いないんだ」と腹をくくると少し世界が変わって見えるに違いないと思う。

 僕としてはピースマークのようにニコニコしながらそう腹をくくりたい。

photo02.jpg
That is him!

介護ロボ

 今日ニュースで「介護ロボット」の特集があった。ロボットといえばホンダの「アシモ」君が有名だが、自動車産業は製造過程でかなりロボットを使用しており(人間の形をしているわけじゃないよ)開発に熱心なのだ。で、トヨタ製のロボットも紹介されていたが、多くの人間型ロボットの主として考えられている活躍先は介護領域なのである。

 介護業界はかなり厳しい状況にある。財政縮小の方針にのっとり、年々介護を受ける人間は増えているのに介護保険からの支出金額は減少を続けているのである!  どういうことだ?  介護保険料を徴収しても出さないのである。足らなくなるからという論理で。介護を必要とする人が十分な介護を受けられなくなっているのである。

 介護を提供する方にしても介護報酬が年々減少を続けており、今多くの事業所が閉鎖したり縮小したりしている。働く人たちの報酬は十分でなく、仕事は限りなく厳しい。離職率は非常に高く多くの人が2年で職場を変えるが、それで条件が良くなっているわけではない。

 「切り札が介護ロボットです!」とアナウンサーが言う。おいおい、そんな訳ないだろー。介護はヒューマンタッチが切り札なのだ。

 ロボットの活躍する場は沢山あると思う。人間にきつい重労働を変わりにやってもらえたらそれは素晴らしい(滅茶苦茶値段が高いだろうから何時現実になるのか分からないけど)。だけど苦労を想像したり、一緒に過去を懐かしんだり、冗談を言ったりするのは人間だけなのである。

 外国の労働力を今年から導入するという。国際化という意味ではそれは結構。だけどいかにもその場しのぎである。今そこで実際に働いている人間の苦労を考えないで代替案をもってくる。  世界でダントツ1番の公共事業費はどうなっているのだ!?  持ってくるお金は何ぼでもあると思うぞ。働く人間の条件を何とかして良くするよう考えるのが先ではないの?

 国の骨幹は医療福祉と教育だと思います。今両方とも結構致命的なくらいボロボロだ。  そこに人間に対する愛がないからだ。  政治家とか官僚はお金と同じくらいロボットが好きなのね、きっと。
 

imagesrrrrrr.jpg
重労働から走って逃げるロボット!

 

放映その後

 「ニューススクランブル」で当院のパワーリハビリテーションの様子が放映されてから50件以上のお問い合わせがあり、実際に体験された方が20人近く、そのうちの8割の方が実際のスタートとなりました。

 外来パワーリハを見送った方は全員アクセスの問題で、もう少し近かったらなぁと本当に残念そうにされておられましたが、実際ご利用が決定した方も、最長は京都、最短でも阿倍野区とかなり遠い。これだけの距離でも来られる熱意に本当に応えたいと思います。

 利用される方は安全性の面からも僕が1度外来で診察するのですが、遠くから来られる方は本当にガッツがある。何とか生活を少しでも快適にしたいと強い意志をお持ちです。それとともに、それに応える手段が近くになかったのだろうかと少し複雑な気持ちになります。急性期のりハビリテーション技術はすすんでいますが、本当に必要な慢性期のリハビリテーションは医療保険も適応されず、条件的に必要としている人に合うことの少ない介護保険での利用に丸投げというのはいかんだろー(当院の外来パワーリハは自費です。当院のデイサービスでも介護保険でやっていますが)。

 今日膝が悪くてと来られた老婦人は、杖を突いていて背中が曲がり、身体が完全に前傾していました。これは歩きにくいし膝も痛めます。背筋を伸ばして顔を上げ、手を振って歩いていただくと、杖無しでスタスタ歩けるのです。ちょっとフォームを変えるだけで歩けた!と驚いておられました。パワーリハで全身の筋肉を使うようにトレーニングすると、間違いなく杖無しで早く歩けるようになると思います。体重も減るし。

 こんな簡単なことも誰からも指導されず、ずーと我慢されていたのかと思うとなんともいえない気持ちになる。

 パワーリハを使う、使わないに限らず、ご高齢の方の運動能力、移動能力は(これらは寿命に関係が深い)今より良くなる可能性が高いと思っています。お役に立てるかどうか分かりませんが、ご遠慮なく相談してください。出来る限り有効な方法を考えていきたいと思います。

imagesううううううう.jpg
魔法の器械じゃなく、全身の筋肉をくまなく使うための単なるツールである