僕は診察の時、白衣を着ない。
白衣は自分が思っているより威圧的だと思ったのは、僕自身がちょっとした事で病院を受診した時。権威を感じさせるがフレンドリーに話すのは難しいだろうと感じた。
で、子供さんも僕の患者さんには沢山いるので、きっと怖いかなと思って止めた。白衣自体は結構不潔だったりするし。予防注射のとき、子供たちはあまり泣かない。注射のちょっとしたテクニックもあるのだが、白衣じゃないことも少しは影響しているかなと思う。
白衣を止めた時、最初はネクタイをしていた。やがてポロシャツになり、ズボンもチノパンになり、時にはジーンズにいたった。
新患さんも別に変な顔もしないし(してはいけないと思っているのかも知れぬ)、全然自然だ。案外白衣じゃない人も多いのかな、と今思った。
時に研究会があり出かける必要があるときはネクタイを締める。
いつもの患者さん。
「おっ、今日どないしたん、スーツなんか着て(着てない、ネクタイだけ)」
「この後ちょっと用事があって。変ですか?」
「(無視)この前の薬ね・・・」
「・・・です。ところでやっぱりネクタイしてた方がいい?(リサーチです)」
「(無視)昨日ちょっと食いすぎて・・・」
「・・・です。(しつこく)ネクタイの方がいいかなぁ」
「・・・ふつーのサラリーマンに見えるで!」
で、ベースはやはりポロシャツとジーンズになりました。分相応。
この夏はサングラスと海パンに挑戦したい。