月別アーカイブ: 2006年11月

寒い日

 足の調子はいまだ久しぶりに会う人から「どうしたん?」と聞かれる。本人は結構よくなっているつもりなんだけど悲しいなー。私は一生このままなんでしょうか・・・と悲嘆にくれる・・・わけないだろっ!何とかミニトライアスロン出場までこぎつけなくてはという気持ちでいろいろ工夫するが(単に歩くという単純なことでもいっぱい工夫の余地があるのだ。いや、やることはいっぱいあります)、本日はかなりブレイクスルーでした。

 愛犬の散歩1時間、全く痛み無く歩けたというのは大きい。単純に言うといい姿勢は足の負担が少ない、背筋を伸ばし股関節を意識するとかなり楽だとかそういうことだ。何それ?って思ってるでしょう?そういう人は間違いなく地獄に落ち鬼に足を踏みつけられるであろう。今度はゴルフでも全部歩こうと明るい気持ちになった。

 歩くこともそうだが、日常何の気なしにやっていることは実は改善点が多かったりするのだ。街行く人を見ていても、きれいに歩いている人は実に少ない。日常の動作すべて意識してみるのは大事ではないかな、と思う寒い日の僕であった。

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ここを歩いたわけじゃありません

イントロダクション!

 Break throughというのがある。今までと次元の違う体験をすることであるがこれはいろんな領域であるな。アルコールにおける僕のブレイクスルーは研修医で夜遅くなった時、医局で同僚と飲んだヘネシーであった。プラスティックの湯飲み茶碗で、水に割って飲んだのだが(これおいしいねんで、と彼がジャブジャブと豪勢についでくれた。僕は大体ブランディなんか飲んだことがなかったのだ)、本当に水のように飲めた。こんな酒があるのかーと思ってから二十年以上毎晩飲むことになる。

 音楽におけるブレイクスルーのひとつがシカゴ(正確にはそれにトランシット・オーソリティーがつく)の「イントロダクション」、最初のブラスのユニゾンである。高校の時通っていたレコード屋の兄ちゃんがこれええんちゃう、といって聴かせてくれた。一発でいかれてしまい、以後ブラスロックを聴きあさることになる。

 このデビューしたてのシカゴはバリバリと音がしそうなくらい左翼学生活動家の雰囲気を漂わせていた。デモのシュプレッヒコールにかぶせてイントロが始まる「流血の日」が典型だが、内ジャケットのメンバーの写真も初々しい学生そのものだ。ともかく気迫と情熱にあふれている。最近のシカゴ(というかもうずいぶん前からだが)を聴くと、たくさんの水が橋の下を流れましたね・・・と思わずつぶやきたくなるが、時の流れには逆らえない・・・のか?逆らえよ!

 久しぶりにシカゴのデビューアルバムを聴いて感動したので書いてしまった。初心忘るるべからず。安定なんかぶっ潰せ!

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中古で探してね

 

ガイア理論

 今日はいつもより30分早起きした。6時起床である。なに、やり残したことがあって、それを片付けようとちょっとだけ早く起きたまでのことであるが、6時ってまだ暗いのね。知らなかった。確実にもう秋で、というか初冬である。日中暑すぎるから日曜は半袖でいたりしたが、もうあと少しで年末である。この年々季節感の無くなっていく感じは何だ?温暖化は確実に進行している?

 「ガイア理論」というのがある。地球を岩石と土壌でできた無機的な球体でなく、惑星とそこに住む生物が相互に依存し、自ら適応し調節する超有機的生物として捉えるというもの。ジェイムス・ラブロック博士が提唱した。生物の持つ特徴の一つである恒常性という特質を地球が持ち、生物相と、物理的・化学的環境が相互に作用して自らを調節し維持しているとしている。

温暖化は人間が地球という生物体を滅ぼそうとしているととらえられることが多いが、これは発熱して免疫系を発動し異物を抹殺するという生物体の観点から見ると、やっかいな人類を地球が排除しようとしているのかもね。

 今までも何回か地球は今より高い気温であったことがあり、歴史は繰り返される。人類だけが地球を支えていると思っているのは傲慢だ。人間世界においてもそうだが謙虚でないものは滅びるのである。

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もう、あきれてるよね

祭りの後

 文化の日に当院のお祭りが開催された。詳しくは他のスタッフのブログに詳しいが、今までバザーという形式をとっていたのだが今年は全く新しく文化祭のようにして地域の皆さんと触れ合おうという試みとなった。バザーはいつも好評で出足も早くほとんど売り切れという状態だったので、これがなくなると来てくれる人がいるのかなという不安もなくはなかったのだが杞憂でしたね。

 ひとえに「祭りプロジェクト」を立ち上げ推進し、そしてそれに協力してくれたスタッフみんなの頑張りの賜物である。心より敬意を表します。

 文化祭の後とかキャンプファイヤーとか、終わった後は寂しく虚しかったりしたりするのだがそういうこともなく(プロジェクトの隊長、スタッフは違ったかもしれん)また引き続いて明日の仕事が俺たちを待ってるぜ、オー!という感じで打ち上げは終わった。

 来年はもっといい形でやろうと反省ミーティングも開かれる。この祭りはすごい可能性を秘めていると感じます。頑張れ!そして皆さん、乞うご期待です。間違いないよー。

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月亭遊方さん、ほんと面白かった

認知症にならないために

 城東区民ホールで講演会が今日ありました。医師会と保健センター共催で、健康に関する講演会を年に1度、ゲストをお呼びして今年で4回目になります。第1回 認知症とは?、第2回 パワーリハビリテーション、第3回 メタボリックシンドロームと、なかなかトレンディな話題を選んでいるせいでいつも400名くらい聴衆が集まります。僕は医師会の中で担当となっているのですが、もう4回か、早いものであるという若干の感慨を覚えました。

 今回は日本福祉大学教授、京都大学名誉教授の久保田競先生で、「認知症にならないために」というこれまた興味深い講演をセッティングできました。先生の著書である「バカはなおせる」を僕は提案したのですが残念ながら会議でみなさんに穏便に却下されました。

 先生は40代後半からジョギングを始められ、今日もスーツにジョギングシューズと70代に見えないファッションです。2ヶ月前に発表されたばかりの論文など新しい知見を交えて1時間お話をしていただきました。呆けのポイントである前頭前野を鍛えるには歩くか走ること、最低1日15分。野菜を食べ緑茶を飲み、快感と感じることをどんどんすれば認知症にはなりません、というのが非常に乱暴なサマリーです。簡単です。よかったですねー。

 講演のあと、数人のご高齢のおば様たちが「お久しぶりですー」とか仰りながら先生を囲みました。患者さんのご家族だろうか、追っかけみたいだなー、やはり実力がある人は違うね、と感心して見ていたのですが、ひとしきりご歓談の後先生が来て仰ることには「いやー、高校の同級生だよ。僕のポスターがはってあるのを見て友達を誘ってきてくれたんだ」とのことでした。いやー、話は聞いてみないとわかりませんね。

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お疲れ様でした

 

 

オープンで帰るんだもんねー

 11月になった。オープンにして走るのは10月いっぱいかなぁなどと言っていた舌の根も乾かぬうちに今日はオープンで帰りました。

 外気温は19℃。20℃を切ると正直走っていると肌寒いが、何のために足元のヒーターやシートのヒーティングシステムがあるのだ?寒い中をオープンで走るために決まってるやんけー、かっかっか、などと高笑いして平気で走る。

 去年は信号待ちで並んだ隣の車から、「さむそー」という女の子の声が聞こえて、そういう印象を与えているのはイカンと春までオープンは封印していたのだが、もうそんなこと気にしないもんねー。今日も長袖のポロシャツにちょっと厚手のコットンのジャケットと2枚だけだが全く平気である。むしろ頭寒足熱で快適だ。灯りのこうこうとついたビルの谷間に霞のかかった月が見えて風流である。狭苦しい車内で窓を閉め切ってつまらん最近のJ-POPを聴いているおねえちゃんには判らない。

 バックミュージックはタカナカ(ふるっ!でもねー、いいじゃん!)の「ブルーラグーン」だ。常夏の島のやさしい乾いた風と塩からい砂が唇にあたる感触を想像しながら冷気の中を帰るのが僕の中のトレンドなのである。

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頭寒足熱!