最近からだがだるい。風邪の患者さんが多く、明らかに発病していなくても感染して体内の免疫系が賦活しているのかも知れぬ。免疫が働くとだるく眠くなる。・・・まぁ単にだれているだけだろうと思う。
通勤のため車に乗り込みカーステレをかける。FMは僕が商業主義を嫌悪しているため某国立放送局にチューニングしてある。軽やかにクラッシックがかかる。ハイドンである。優雅な私の朝にふさわしい。・・・ますます眠くなりCDに変更する。レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)がかかる。「コミュニケーション・ブレイクダウン」である。実生活そのものだ。
高校生の時、ジャズよりのブラスロックファンだった僕に、「まあ、これだけは聞いてみ」と友人が貸してくれたLed Zeppelin ㈼.「胸いっぱいの愛を」である。痺れた。めちゃかっこいいあのジミー・ページのギターリフは今でも文句なくかっこいい。おっさんの耳で聞いているとZepの曲はとても大人っぽい。民族音楽の要素も強いし、構成が複雑である。そして、なんといってもあの声。ロバート・プラントのあの高い、複雑なニュアンスを持った声。
とりあえず目が覚める。低速回転をしていた僕の脳髄がややギアを上げたようである。風邪薬よりも効くようだ。音楽療法である。マンネリの頭にはLed Zeppelinを。出来れば大音量で。そして死ぬまで17歳で。
