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世界を開くパスワード

「痴呆老人は何を見ているか」を読む。東大教授であった大井玄先生の2008年刊行の新書なんですが、1年で12刷となっている。

 

確かにいい本である。学術的にすごい知見を示すという本ではなくて、認知症(この語句に大井先生は異議をとなえられていて、あえて使っておられません)のご老人の心の中をいろいろな観点から想像されていて説得力がある。何よりも感銘したのはその優しさである。

 

サイエンティストの眼でありながら、宗教者のハートである。所々にアメリカのブッシュ前大統領に対する批判が止むに止まれず出てくる、っていうのもあって、熱き心の人なんだなと思う。

 

単に認知症にとどまらず脳のメカニズムも考えさせてくれる(今平行して読んでいる池谷裕二先生の「単純な脳、複雑な私」にも重なるところがある。これもすごく、というか革命的に素晴らしい本だと思います)など、読んで損しません、関係者は是非ご一読を。

 

その中で印象に残った言葉に「世界を開くパスワード」というのがあります。コミュニケーションのとれないご老人でも、その方が大切にしてきた思い出に関係する一言、それが見つかれば一気に関係は改善する。その方の拠り所、それは誇らしい経歴かもしれないし、実は大好きだった俳句かもしれない、それを口にすることで今まで不機嫌で暴れていた方の動きがぴたりと止まる。介護スタッフなら経験のあることだと思います。

 

これは認知症のご老人に限らない、すべての人とのコミュニケーションにあてはまることだと思う。

 

あの人の悪口を言ってないで「世界を開くパスワード」を捜せ!

開け、ゴマ!

 

コストパフォーマンス高し

ニューマシーン、導入

患者さんの満足度についてアンケートをとってみると、外来での待ち時間が長いことは常に問題となります。うちのクリニックだけじゃなく。

 

 均一の間隔で予約をお取りしているわけですが、どの患者さんも各々の問題を抱えて来られる訳であり、それを全て均一に処理できるわけがない。入院が必要な方の場合など、いろいろしているとあっという間に30分近くかかってしまします。勿論事情があろうと他の患者さんもお分かりになっておられるのですが、それでも皆さんお忙しいので表情の硬い方もいる。待ち時間が長くなると受付から「今何分待ちです!」と連絡が入るし、こっちの精神衛生上もはなはだよろしくない。

 

 病院は待たされるのでいや、と思って開業医を選ばれる方もいるので、これは何とかできないかと思います。実際に時間を均一に進めるのは不可能なので、待っているという意識を少しでも緩和していただく方法。それはないか?

 

 いくつかプランがあるのですが、その一つは後何番か順番をわかっていただくこと。いつ呼び出しがあるかわからない、時間が読めないというのはストレスになります。これが解消できれば少しはイライラがましになるのではないのかな。

 

 で新兵器を導入しました。来られた患者さんに受付番号をお渡しし、待合室に設置されたスクリーンに次の診察の番号を写すというものです。別になんら新機軸ではなく病院でも導入されているのですが、開業医ではまだ少ないのではないかな。

 

 先週土曜日から導入。まだ1日ですが反応はよかった気がします、というかあんまり忙しくなかったもんな。まだ本領判りませーん。また結果を報告します。

 

こんなやつです。

学会報告・ビスタ

9回抗加齢医学会総会に行ってきました。

 

この会にはまだまだ参加者の少ない第2回から参加しており、すごく親しみを感じています。最近では顔見知りの方も増え、年々盛況になっていく学会(会員数は7000名近い)をみると何か嬉しい。まだまだパワーを失わないどころかどんどんスケールアップしていく力強さを感じます。1回発表したことがありますが、来年の京都ではまた演題を出したいものである。

 

アフターヌーンセミナーの「ボトックス・ビスタ・ライブ講演会」に参加してきました。

 

なんじゃい、それは?

 

ボトックスというのはボツリヌス毒素による筋弛緩剤の商品名です。注射するとその筋肉が収縮しなくなり、それにより形成されているシワが消失する。重力により下がっている部分は、その部分の筋肉を弛緩させると、拮抗する筋肉に力が相対的に強くなり引っ張り上げられることになる。もともと斜頸とかいくつかの病気に保険適応があるのですが、主たる用途はシワ取り、多汗症の治療など美容領域になっています。うちの鍼灸院で「顔バリ」とか「ピーリング」など皮膚の活性化手技を行っているのですが、それに関係して興味を持ったわけだ。

 

ボトックスのいいのは効果が3から4ヶ月で消失することです。その度に繰り返さなければいけませんが、しかし手術のようにやったら最後取り返しがつかないということはない。戻っちゃうのだから。でも注射は結構痛いらしい。

 

当日はライブということで、会場から希望者を募って手技を見せるという構成でした。勇気あるおっちゃんドクターが手を挙げ、眉間のしわをとる手技に挑戦。施術された白壁先生は大変な名手で痛くも無さそうでしたが、ボトックスの効果がでるのは翌日ということで、その効果のほどははっきりしませんでした。しかしやり方はよく分かった。

 

すぐ応用できるかは難しいところだと思いますが、勉強する価値はある気もします。大胆に考えれば強力な化粧法とも言える。

 

いろいろ考えなければならないことが多いと思います。抗加齢医学の目指すところは内面の充実であり、そこに外観の充実がどの程度関与していくのかとか、本来の美しさは自然のままではないのかとかね。が、いつか皆さんの前に登場することがあるかもや知れぬ。そのときは遠慮せず手を挙げてね。

 

ということ。

ラジオ・デイズ

最近ラジオをよく聴いています。朝ね。「道上洋三」でもなくて、802でもなくて、NHKFM。クラシックが中心です。

 

酸いも甘いも噛み分けた年齢というか、もうどうでもよくなったというか、甘ったるい歌詞は必要なく(むしろ邪魔)、サウンドとして美しければそれが一番いい。でクラシックを聴くことが多くなってきました。

 

朝のNHKFMはバロック、ハイドンなんてのが多く、昔、音楽室にかかっていたカツラをつけた(あれはカツラなんだよ、知ってた?)肖像画しかイメージに無く、なんとなくピンとこん、と思っていたのですが、耳に慣れてくるとこっちの方がいいとか、演奏の好みも出てきて楽しんでいます。

 

で、いつもどおりNHKにあわせた土曜日の朝、えらく渋いスライドギターが聴こえてきました。「んっ?」めちゃ渋い。こういうのがラジオでかかるのかという位のレア感。「ミュージック・サンシャイン」(こらまたNHK的なタイトルだなぁ)という、ピーター・バラカン氏の10年近く続いている老舗番組でした。

 

ここでかかるのがそれはそれは渋い。彼はイギリス人ですがアメリカの南部の音楽が好きみたいでその系統が多い気がしますが、インドのタブラみたいなのを演奏する日本人奏者のやつとか、グッグッとレアなジャズミュージシャンとか、ありえない音源です。僕は結構いろいろ詳しいつもりだったのですが、半分くらい知らない。

 

ここにリクエストしてくる方もまた超マニアックで、デューク・エリントンのソリチュード(名曲!)をアラン・トゥーサンとマリアンヌ・フェイスフルで聴き比べしたい、なんてのがきていました。・・・ありえない・・・ふつう。10年も続いているということは、こんな方が結構巷にいるということですね。素晴らしいことです。

 

かなり僕好みの曲がかかるのでとても楽しみにしています。7時から9時までやってるのかな。駐車場に着いたのですが、紹介されたこの曲が聴きたいので降りないでそのまま聴く、なんて20歳代以降なかったような気がします。

 

この番組以外にも、802では絶対かからないようなマニアックなロックを、学校の先生が解説しているような面白い番組もあって(昨晩はクラシックなのですが、解説の爺さんがどうみても鼻が詰まっていて聞くに堪えんという面白いのもあった)、NHKFM、いいんじゃないですか。スポンサーのこと気にしないでいいから好きなことやれるのね。

 

日本の公務員の人々、こんな感じでやってほしい。

 

 

この人がD.J.でござる。

1957

 新型インフルエンザの報道は過熱気味の感じがします。外来でみていると町の人のほうが冷静である。少なくとも今回は弱毒性で致死的ではないらしいということが大きいのでしょうが、感染した生徒のいる高校の校長先生が何故泣かなくてはならないのか?かかった生徒が「みんなに迷惑かけて申し訳ない」と言わなくてはならないのか?報道に対する過剰反応ではないかな。

 

米国で感染したと考えられる女生徒は滞在中ずーとマスクをしていたらしいし、発熱があって帰国したとき、接触を避けるため大変気をつけて行動しています。不憫である。そんなもん、何しても罹るときは罹るで!謝る必要なし!これでは昔のらい病にたいする扱いのようではないか!

 

と思っていたところ興味深いニュースが。

 

米疾病対策センター(CDC)は20日の記者会見で、新型インフルエンザに対する自然免疫が1957年以前に生まれた中高年層に、存在する可能性を明らかにした。
 CDCのダニエル・ジャーニガン博士によると、新型インフルエンザは、普通の季節性インフルエンザと違い、若年層の入院が多い。患者の血液分析の結果、高齢者で新型インフルエンザに対する抵抗性が示唆されたという。
 1918年に大流行を起こしたH1N1型のスペイン風邪は、57年にH2N2型のアジア風邪にとってかわられた。このため、57年以前に、スペイン風邪のウイルスが変異したH1N1型のインフルエンザにさらされた経験を持つ高齢者は、やはりH1N1型の現在の新型インフルエンザに有効な免疫を獲得した可能性があるという。

 

 新型インフルエンザが流行するとき、若年者から罹患するという原則があるのですが、やはり免疫の関係か。

 

ふっふっふ、俺は1955年生まれだよ、セーフ!と呟いても何か淋しい気がする。インフルエンザより老化が怖いか・・・

 

 

P.S.今日東京のNテレビから電話がかかってきました。「先生のブログを拝見したのですが・・・」「(おっ!)はいはい」「先生のお友達で兵庫高校バレー部の生徒さんを診察した方が居られるようですが、どんな症状だったかごぞんじですか?」「知りませーん」「では申し訳ないですがその先生をご紹介願えないでしょうか?」!?なんだ、なんだ!?しかし取材先を探すのは本当に大変な努力だなと思いました。報道過熱気味とは思いますが苦労も沢山おありなのもわかってますよ。

 

全く関係ないが飛行機雲。見えないか?ああ、どこかに行きたい・・・

 

新型インフルエンザ

いやー、荒れましたね。今日の天気。それに呼応するかのように新型インフルエンザは感染者を増やしました。今日一日、なんやかんや情報収集をしていたのですが、前線たる内科クリニックに関して有効な情報はほとんど無い。

 

おお、厄災はすべて関西から始まる。というかめっちゃ地元です。僕の友人が兵庫高校のバレーボール部員を土曜日に診察したと言ってました。出てくる学校の名前も身近だなー。

 

以前のブログでも書きましたが、水際作戦は労多くして効少なし、実際感染が発生した場合の医療体制の充実ほうが大事ということは医療関係者の間で指摘されていました。結局予想通りになってきたのですが、外来の簡易検査でA型が出た場合全員PCRのための検体を送るのか、それにはどうすればいいのか、患者さんをどのように搬送するのか等疑問点に対して今だ回答ははっきりしていません(明日問い合わせれば判るかもしれませんが)。

 

いくつかのメーリングリスト等によれば、おそらく感染はもうすでにかなり拡大しているだろう(京都などでは例年に比べ相当数A型インフルエンザが増加しており、それが全てPCRで調べられているわけではない)、しかし致死率が高いわけではなく、アメリカではmild disease(軽症の病気)として学校閉鎖などは解かれつつある(新型インフルエンザが発生した時期から調べても、世界的には結核の死亡者数、死亡率のほうが何倍も高い)。例年流行る季節型のインフルエンザと同様の対応でいいと考えられます。

 

しかし明日から外来、介護施設とも発熱患者さんの対応に関しマニュアルを作製し、しばらく新型インフルモードの特別仕様でいくことになります。

 

しかし怖いのはいずれ発生するだろう強毒性の鳥インフルエンザです。今回の流行は、ほんちゃん登場に備えて神が与えてくれたリハーサルかもしれんね。

 

迫り来る嵐

チェンジ!

今日はお休みです。しかし校医をしている中学校へ検診に行かねばならぬのじゃ、トホホ。少し早く着いたので途中クリニックへ寄ってコーヒーを飲み、おしっこをしてから出かける。

 

中学2年生はまだおとなしい。連休前にした3年生の検診で欠席だった女子数人を先にしたが、まぁふてぶてしいでござる。初々しさは消失し大人のような計算がなんとなく透けて見える。おお、ゴッド・ブレス・デム。みんな素直に育ってね、とご両親に代わりお祈りをして学校を後にする。

 

今日は散髪だ。久し振りに武庫川の土手の道をチョイスし散髪屋に向かう。考えてみると同じ散髪屋に30年近くかよってるな。そしてこの道も10年前までは毎日通っていた。この下の川岸は数百回ランニングで行ったりきたりしているはずだ。ユーミンの「川景色」が頭の中で鳴る。

 

いずれにしても歴史が積み重なるのはとーぜんだが、マンネリはイカンな。年をとって記憶力が悪くなるのは、同じことの繰り返しにより脳への刻み込み方が弱くなるのも一因である。新しい経験はみんないくつになって経験しても忘れない。

 

繰り返しは安心だがボケるのである。いつものルーチンを意識的に変えること。これは大事なのだ。で、散髪もいつもお願いしてるご主人には遠慮していただいて違うお姉ちゃんにやっていただく。

 

まっ、こういうのは言いにくいので実は彼がお休みだったからなんだけどね。でも気に入ったので時々やってもらおうっと。習慣を変えるのは悪くないですよ。

 

 

川が写っとらん。すまぬ。

 

p.s. 民主党、小沢代表のチェンジは残念だなぁ。

 

メタボ健診

昨日「特定保健指導推進専門医ネットワーク」の会に外来チーフのO嬢と行って来ました。

 

「特定保健指導推進専門医ネットワーク」とは何か?

 

今特定保健指導の検診が始まっていますが、それでメタボリック症候群要注意とされた方には食事指導や運動療法などを医療機関が指導することになっています。しかしその規定が健康保険から費用が出る手前、非常に煩雑なことになっていて、とても一般の開業医ができるレベルではありません。管理栄養士とか普通雇ってないでしょ。請求の仕方も複雑です。何か国のなさることは相変わらずですねー。

 

検診が始まっているのに指導の要請が来ないので僕はどうなっているのかなと思っていたのですが、結果のまとめをする段階でトラブル続出で、やっと全国的に指導が始まりそうなのがこの5月からというのも初めて知りました。

 

このネットワークは総合内科専門医、糖尿病専門医、循環器専門医、健康スポーツ医などが集まってノウハウを共有し有効かつ効率的に指導をやっていこうというもので、関西医大健康科学センター監修の指導プログラムなどをネットで使えることになっていて(指導もメールで行っていいことになっています)、実際始まってみないとなんとも言えませんが個々にするよりは遥かに有効なメソッドがありそうではあります。理事長は大阪府内科医会会長の福田先生、顧問にメタボリック症候群の名付け親である松澤先生が入っておられます。

 

とりあえずもうすぐ指導が始まる・・・と。しかしこの特定健診ですがうまくいくのでしょうか?始まる前から医者の間では絶対に失敗するという意見が大多数です。投薬が必要な方でさえ、自分で受診している方でさえ食事、運動指導を続けられる方は非常に少ない。それを強制的に受診させて1回、かなり要注意でも6回程度のフォローで生活が改まると本当に信じているのかな?

 

豚インフルエンザでも、空港での検疫は有効でないとWHOは指摘しています。世界でやってるのは日本と中国の一部だけ。そして本当に必要な発熱外来とか医療機関の整備は厚生労働省でなく市町村の責任ということになっています。検疫だけは厚生労働省の管轄ね。とにかく自分の範囲はやりました、うまくいかなくてもそれは知らん、責任追及されてもその頃わしらはおれへんもんねーという、ご存知社会保険庁と同じ体質が匂います。

 

巨額の費用がかかっても税金だしわしらの金やないもんねー、予算があったら使わんと仕事サボってんのばれるもんねー、結果が悪いのは医者の指導のせいよ、という声が聞こえるような気がするのは幻聴か?(現場の公務員方が頑張っておられるのはよく知っています。問題はかなり上の方ね。トップダウンがまずい?)

 

皆さん、自分の身は自分で守りましょう。

 

 

 

 

 

ミネルヴァ、ミーちゃん

クリニックのトレードマークはフクロウである。

 

なんでー?という疑問をお持ちの方も居られるであろう。そこで連休も終わりに際して、特に関係は無いがその由来をお話しておこう。

 

あの可愛い半分眠っているような眼をした赤いフクロウの名前はミネルヴァである。略称「ミーちゃん」。

 

なんでー? そんなわけわかんない名前?

 

諸君はミネルヴァのフクロウという言葉を聞いたことがないかな?

 

「ミネルヴァふくろうは、せまりくる黄昏れをまってはじめて飛び立つ」

 

これは哲学者のヘーゲルの言葉である。ミネルヴァはローマ神話に登場する知恵の女神で、他の神々や人間に用がある時は、使者としてフクロウを向かわす。また、みんなが1日を終えてそれなりにいろいろ学んだことや知恵を集めるため、夕暮れに知恵の収集者としてフクロウを飛ばしていたのである。

 

ヘーゲルは「法哲学」の序文でこのフレーズを使用する。マルクスも引用していた。様々な解釈があるのだが、彼らは一つの時代が黄昏を迎えるとその時代を規定していた考え方、哲学、社会経済システムも役割を終え、次の時代を規定する新しい考え方が到来して夜明けを呼ぶ、という意味で使ったらしい。

 

つまり「ミーちゃん」は「新しい知恵」のシンボルなのである。

クリニックの理念といってもいい。1001日の如くの診療でなく、11秒進歩する医学の波をキャチし、それを皆さんにこなれた形で提供する。地域を飛び回るミネルヴァのフクロウになりたいのである。診療は夕方だけでなく朝もやってるが。

 

おまけで裏の意味も教えてあげよう。フクロウは「福老」、「不苦労」である。

もう一つ。フクロウは360度ぐるりと首を回転することができる。首が回る。首が回らないとは経営的に行き詰るという意味であり、その反対、クルクル回っちゃうのである。衣食足って礼節を知る。これも大事なことである。

 

分かっていただけただろうか。

 

 

この人です。

 

 

 

スピードが必要

おお、もう5月やんけ・・・

 

月日のたつのははやい。光陰矢のごとし。少年老いやすく学成り難し。中年は無為に日々を送っているとあっという間に老人である。・・・これはいかん!惰眠を貪らず日々精進したいものである。

 

忌野清志郎氏が亡くなった。僕と4つ違い。そんなにファンというわけではないが「雨上がりの夜空に」は大好きな曲だ。シャイな人格を、意識したいわゆるロックな姿勢で隠して演じきった方だと思う。合掌。

 

ちょっと前にムッシュかまやつ氏のバースデイアルバムを聴いた。「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」をすごく若いアレンジで歌う。70歳。

 

今日のニュースで40歳のメジャーデビュウの高橋建投手、横浜の46歳工藤投手の活躍を知る。

 

太く短く生ききる人もいれば、年に負けずしぶとく頑張る人もいる。

 

ボンヤリしていてはどっちも不可能。スピードだな、意識すべきは。うーん。

 

新芽である。常にフレッシュ!