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10 years after

今日はゆったりしとったなぁー・・・という感じで外来が終わりました。忙しいと疲れますが、暇でも疲れるぞ、いっしょだったら忙しいほうがいいや。ねっ、みんな。

 

少し用事があり6時前にはクリニックを出ました。まだ明るい。仕事が終わっても明るいのはいいなー。人生が有効に使える感じがします。真っ暗の中をトボトボ歩いて、家に帰って遅い食事と風呂で、すでにもう真夜中1時間前というのは淋しい・・・淋しすぎる!! そりゃないぜ。と、いつもは考えもしないことを考えたりもします。

 

時間があったらなにをするか。なんでもものにするには(プロに近いくらいのレベル)3000時間かかるというのを読んだ記憶があります。11時間熱心にすると8年ちょっと、なんやかんやで10年か。今から始めて10年で結構なレベルになるんだったらなにがいいかな。

 

やはり楽器か・・・ギターかなー。書道、水墨画?お茶もいいな。茶道です。格闘技も魅力だけどちょっと無理か。料理。サーフィンは死ぬかもしれぬ。

 

この前久し振りにバーに行きました。なにか沁みました。どっちかいうと仕事ばっかり!という数年だった気がするのですが、ちょっとひねりがないとイカンな。まあそういうことを考えたくなったのだからゆっくり考えよ、と最近思っています。

 

ちっこい夕陽が見えとります。

 

 

WBC

見てしまった・・・・

 

今日はお休みですが、夕方から抗加齢医学の講義を某メーカーですることになっており、ちょっと準備せなあかんなー、WBCはニュースで見よっと、と思ってとりあえず1回裏表だけ見ました。これは「勝つんちゃう」と確信を抱きシコシコとパワーポイント作製。

 

お昼だから経過を見よっと、と思ってテレビをつけたらもう離れられませんでした。心臓に悪かったです・・・あの展開。

 

いやしかし、全力で死力を尽して戦っているというのがわかるので本当に素晴らしい。

 

最近どんな事件も裏があるというか(郵政とか小沢氏の件とかね)、WBCも世界で野球をやってる国は少ないのにワールドじゃないだろう。こんな国をあげての大騒ぎはどうも変だ、不景気だしなにか裏があるような気がする、と素直ではなかったのです。が、いつもどうもずるっちいアメリカを撃破してから気分がよくなりました。

 

韓国も立派。決勝戦開会式で、王監督が向こうの監督と抱き合ってるシーンはなかなか感動的で、仲良くやろうじゃないのと思います。

 

まっ、イチローをちょっと甘く見たのが敗因だったね。

それにしても青木とか中島、ダルとか川崎とかみんなかわいくて実力あるなー。これって反則じゃない。まあこんな反則なら大歓迎ですけど。

 

こういうのを経験するとやめられなくなるだろうなぁ

判定難!

僕のブレイクファウストはここ何年か野菜ジュース2杯とフルーツの盛り合わせでござる。で、フルーツなんだが機械的に食べていて、特にうまい!と思って食べているわけではない。ある時苺をおいしいからと送ってくださった方がいて、その大きな、面構えもいい苺を食べたとき、そのうまさに驚愕することになる。

 

「なんやこれ!」それは上品な甘さに生き生きとした命が詰まっている和菓子のような味であった。えれー違い。やはり上等ものは違うね。

 

しかし、思うに苺の本来の味とはこういうものではなかったか。僕が子供の時、トマトはフルーツのような味だった。うまかった。トマトだけに齧り付いておやつというのがあったと思う。人参もパセリも濃厚だったよな。僕はパセリだけをボウルに3杯食べたことがある(それもバカだねー)。

 

野菜の栄養素の含有量は、20年前と比べ半分以下に落ちている。抗加齢ドックで抗酸化物質としてのビタミン血中濃度を調べると意外に低くて驚かれる方がいる。「果物も野菜もよくとっているのに・・・」そのとおり。でも含有量自体が落ちているのだよ。便利さを追求して土地を痩せさせ、結果として質の低いプロダクトしか生み出さない情けない我々が悪いのだよ。

 

最近の子供が野菜や果物を食べないのはまずいからだと思う。正直僕もうまいとは思わない。子供の舌は変な能書きに惑わされない分だけ大人より確かかもね。

 

そして思うのは、食べ物で何が嫌い、これが嫌いというのは、本来のものを食べてないからじゃないだろうか。「俺、きゅうりが嫌い、生臭くって」「刺身が食べられない」君、実はそれは、本来のものじゃなくて水っぽい、洗練のないにせものを食べてるからじゃないかな。料理にしても君の食べているスパゲッティは、本物のスパゲッティかどうか怪しいものである。

 

何でもかんでも嫌いと言い切るには慎重さが必要だ。それが本来のものなのかどうか判らないからだ。そしてそれは勿論人間にも当てはまる原則なのである。

 

ほんまに全然違う!

Beautiful people

今回で連載500回目になる。おぉ、月日のたつのはなんて速いのであろうか。

 

時々昔に書いたものを読み返すと、その時どう考えて書いたか、思考経路がそのままたどれる。あんまり変わってないなぁ。生き方、考え方の基本は同じである。ひょっとすると18くらいの時からあまり変わってないのかもしれない。

 

すでに夢見る頃は過ぎ、この世界は思いやりと正義で動いているのではなく、散々たる理解と美しい誤解でグチャグチャとなり、じんせーいはゲーム、自分だけをー、愛している悲しいゲームさ(♪スローなブギにしてくれ)ということも分かっている。

 

しかしそれでも頑張る美しい人々がいることも事実なのである。いろいろな分野で。

 

僕もその美しい人々の一翼をささやかに担いたいと思っている。このブログがその小さな記録になればいいなと願っています。

 

    今日は僕の誕生日なのだ。

無視する人々(春なのに)

今日は暖かだった。夕方の散歩に上着を着ずにでる。数ヶ月ぶりだろう。加圧トレーニング用パンツをはいてその上に少し大きめのズボンを着用する。ウォーキング用の踵がういているシューズをはく。完全にトレーニングだ。愛犬の散歩でなく、僕に付き合ってもらってるようなものである。

 

夕方は頻繁に犬を散歩させている人々に会う。犬なり、人なりのコミュニケーションがかわされる。

 

僕は朝の散歩は、雨が降ろうが雪が降ろうが豚が降ろうが、ここ8年ばかり休まずやっている。時間帯は微妙にずれるのだが、だいたい朝お会いする人というのができてくる。その中で2、3人、ここ数年、時々会うのだが挨拶を交わさない人、というかみんな男だな、がいる。

 

何回か顔を合わせていると、そろそろ挨拶をしなくちゃな、というのが共通認識で出来てくるのがわかるが、それらの男の人たちは避けているのである。眼をあわさない。僕は自分から挨拶をするという行動に打って出るのだが、そのときはレスポンスがあっても、別の朝にお会いするとむこうからは絶対挨拶はなく、こちらがしない限り初対面の人々のようにすれ違う。

 

これってなに?僕が胡散臭いわけ?怖いわけ?自閉症なの?スポーツウェアを着てウォーキングをしている方もいるのだが、わけわかんねぇ。一見インプレッションはみんな似ているけど。つまり冗談を言っても反応に困られるような感じ。

 

まあいろんな事情があるんだろう。確かに俺は起き抜けで髪くしゃくしゃだし胡散臭そうに見えるかもしれんな。でもな、と俺は思うのである。大人の一つの尺度は、見知らぬ人とどれだけうまくコミュニケーションがとれるかということだぞ。みんなどう見ても僕より年長であるが、しっかりしてちょんまげ。

 

とはいっても、いろんな方がいるのがこの世の常で、それでこそ世界は面白いというのもわかっております。かくして翌朝も微妙な緊張感をやり過ごしてから出勤するのである。

 

 

 

挨拶しろよな!

 

 

朝礼で話したこと

僕が目で見ているこの世界と、あなたが見ているこの世界と、全く同じものだという保証はどこにも無い。僕が赤と感じているこの色と、あなたが赤と認識しているこの色が、全く同じものだという保障は無い。あなたの赤は僕の黄色かもしれない。

 

この世界は極めて主観的なものである。同じ世界が、ある物事の受け取り方を変えるだけで大きく違うものに変化するのは誰でも知っている。この世界を作り上げているのは誰でもない君自身なのである。

 

だからこの世界で起こることは常に君に責任がある。あれが悪いのも、これがうまくいかないのも、あいつやこいつが原因なのではなく君自身が悪いのである。この世界で起こることはすべて自己責任。作り上げている君に問題があるのだ。変えたければ自分自身を変えることである。他人を非難しても何も変わらないのだ。

 

             池岡診療所詭弁論部部長 着ぐるみ院長(でもほんとだよ!)

 

 

 

 

 

 

 

あーあ・・・

レーシック手術で感染症が起こったとニュースにあった。あるクリニックで4ヶ月の間におこなわれたレーシック手術のうち約10分の1の患者さんに角膜感染などが起こっている。手術器具の滅菌などが不十分であったことが原因らしい。

 

すべての報道を知っているわけではないのでいい加減なことは言えないが、全く初歩的且つずさんで、まああきれる。多くの医者が同様の感想を持つだろう。最初の患者さんにトラブルが発生した時に(あってはならないことだけどね)しかるべき手を打つべきだし、それをそのまま3年間も滅菌装置のメインテナンスや点検はしていなかったというのは、院長である彼に何かが欠落していると言わざるを得ない。

 

今後どのように対応されるのか、クリニックはそのまま続けられるようだが、誠意のある行動を期待したいものだ。今後医師会や学会が何かのアクションをすると考えられるが、自主的にレスポンスすべきだと思う。

 

信頼は金よりはるかに大切な、得がたいサムシングなのである。

 

僕も受けようか考えたことあったけどねー

淋しいニッポン

中川財務・金融相が辞意を表明した。

 

まあ議論する気も起きないような出来事ではあります。風邪薬である抗ヒスタミン剤は人によりかなり眠くなり、僕もPLという医者が使う風邪薬を飲むと朦朧となることがある。彼が本当に風邪薬を内服したなら少し同情の余地もあるが、だけど多分そんなことは今まで生きてきたのならわかってるよね。アルコールと一緒に飲むと間違いなく眠気は増すのもわかってることだし(大体医者も随行してんじゃないんだろうか?)、G7に参加しているという意識は極めて希薄であったという感じはいなめない。

 

しかし!思うんだけど、何故周りの人たちは止めなかったのだろうか?

 

あの会見の前に2人ほど他の国の閣僚と会っていたそうだが(びっくり!どんな印象を与えたのだろう?)、あのままテレビに映るとどうなるか、どのような反応が起こるか、日本という国がどのように評価されるか、絶対に予想できていたはずである。

 

止めたけど聞かなかった、とか、今まで同じようなことが何度もあったのであきらめていた、とか、いろいろあるでしょう。彼は農林族なので関係が希薄であったとかいう話も・・・でもな。周りの人、官僚の中に彼のことを本当に考えてあげた人、そして日本のことを考えていた人が全然いなかったのは淋しい・・・。自業自得だけとはいえないような問題が・・・。

 

前歴が多いもんなぁ.

日曜日にやったこと

 

今日は朝も早よから起きて愛犬を散歩させ、お仕事する。どうした?たまにはね。

 

最近読書欲が高まっており、その後副島隆彦氏の「日本の真実」(びっくりするようなことばかり書いてあるなぁ、でも最近のニュースの見方が変わりました。今までとは少し違う動きがある感じがします)、春日武彦先生の「はじめての精神科」(この先生の意見はいつも非常にまともで安心します)、佐久間馨氏の「ゴルフは突然うまくなる」(トホホなタイトルですが技術論は全然なく、NLP:神経言語プログラミング にのっとったメンタルな解説書。結構有益だった。ゴルフに関係のないところで使えます)を平行して読む。真実とゴルフは途中からだったせいもあり読了。精神科は今必要なところを読む。

 

その後、気が狂ったように部屋を片付ける。といっても積み上げてあった本を別のスペース(これを作るのが大変だったのだ)に移しただけだが。その後CDも整理。捜していたドノバンのベストアルバムTroubadourや、ジミヘンのエレクトリック・レディランド、ピチカートファイブのボサノバ2001、デビッド・サンボーンのUpfrontを見つけ嬉しくなる。極めつけはJohn Trudelljohnny damas and meである。サングラスの詩人がロックバンドをバックに朗読する。カッコよろしい。こういうおっさんになりたい。

 

やり残していた今度のパワーリハ学術大会の抄録を2つチェック。ポジティブライフ君が頑張っている。メールでやりとりする。心臓リハは間に合わず。

 

で、予定していたことの半分くらいしか出来なかったが、こうして日曜日は過ぎる。昔は休みだと外出しないともったいない気がしたが変わったもんだよ。また変わるかもしれない。

 

From the top of mountain in the morning

2月の始まり

 うーむ、なんか痛いなと思っていたら右足の甲が腫れている。発赤もしている。炎症だー。アキレス腱が最近調子いいので結構歩いたらこうなったのである。腱鞘炎だろう。右足だけ赤ん坊の足のようにぷっくりしている。抗炎症剤を飲まなやってられへんで、というわけで内服。

 

 此の頃マルチビタミンと銀杏のエキスとEPAと時々怒りを抑えるためβブロッカーなんかを飲んでいたのにまた増えた・・・

 

 読書をする。副島隆彦氏や佐藤優氏の本を最近3冊ほど続けて読んだ。医療崩壊に対し運動している僕の後輩が勧めてくれたのだ。「池岡先生、こんなん読んだらもう、なんか、やる気なくなりますよ」。巨悪が存在し無力感のみとなるとのこと。

 

 同感。日本を始め世界中の政界、財界の人たち、もういい加減かねかねかねけんりょくけんりょくけんりょくで生きていくのはもう・・・。世の中の情報はウソではないが大事なことは隠されている。ニュース見てもよく分からないことあるでしょ?あれはこちらの頭が悪いのではなく因果関係が伏せられているからなのだ。

 

 これからどうやって生きていくか、ちょっと考える2月。

 

 月を見て酒を飲む