カテゴリー別アーカイブ: 仕事

グラチェ!

 今日は日曜日である。しかし、な、な、なんと、当院が主催する「第6回運動器の機能向上サービスに関連する実務者研修会」があったのである。いつもと同じ時間、6時半におき、愛犬と散歩し、ビートルズのアルバム「Let it be」(やっぱりいいね!)を聴きながら、「あ、あ、あ、み、み、ん、まいん!」と絶叫しながら会場の新大阪、大阪保健福祉専門学校に着く。78名の参加者で開場の8時半よりかなり前から人が群れています。

 

 9時半から僕が簡単なご挨拶とパワーリハビリテーションに関するレクチャーを30分強おこなう。20枚程度のパワーポイントだけど、去年作ったやつに若干の追加をして昨日結構時間がかかったのであります。相変わらずへたくそであるとガックリしながら終わる。後はパワーリハビリテーション研究会大阪支部の理事であり大阪保健福祉専門学校のえらいさんであるN先生にお任せする。

 

 実技をやっている夕方まで別室で仕事をしようと肩が抜けるくらいカバンに資料を詰め込んできたのだが、午前中はS医療のFさん、Hさんと、午後はT外科の切り込み隊長Mさんとずーと喋ってしまう。まあ予想できたことではある。しかし事務仕事を片付けているよりはるかに有益な時間であった。

 

 研修会は当院のポジティブライフ君と協力してくれた皆様方のおかげでつつがなく終了。前回より見ていてかなりスムーズだったと思う。サンキュー・ベリー・マッチ!皆さん!

 

 今日も含めてこれから3週連続で日曜日出勤である。とほほ。しかしMさんの「仕事が一番面白い!」という力強い言葉を支えに乗り切っていきます。グラチェ!

 

教室にたむろする不良、じゃなかった打ち合わせ中の善良な人々

1周年

 今日14日はクリニック移転1周年記念日であった。僕は全く忘れていたのだがスタッフはちゃんと覚えていて、ささやかにケーキでお祝いした。

 

 もう1年なのか・・・移転はすごく大きな決定だったのだが、動いてしまうとその波に乗って知らぬ間に時の流れに運ばれてしまう。問題は後から後からわいてくる。あれを片付け、これを押し込み・・・人生とはクレーム処理の連続であるという言葉もあるが、それだけでは終わりたくない。確かで美しいものを残したいと思う。

 

 実は今でも残りつつあるものがある。

 

それは優秀でやる気のあるスタッフ達。移転して得た一番大きいものは彼らなのです。

 

亀もラッキーシンボル

希望のアフリカ

連休に元々休みの火曜日が加わり、僕は3連休でした。といってもどこかに出かけるわけでもなく引きこもり状態だったのですが、おお、さすがに休みでがあったぜ!と思います。

 

大体昔は休みの時に出かけないと人生を無駄にしているような気がしたのですが、此の頃は家で本を読んだり音楽を聴いたりしているのが至上の快楽です。外はいい天気、小鳥の声や金木犀の香りをほんわりと含む風に吹かれたりしながら本を読むこと以上の快楽が他にあるのでしょうか。

 

で、結構読みました。カズオ・イシグロ「夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語」、奥田英朗「オリンピックの身代金」、斉藤孝「全身発想法」、蛯名玲子「心に響く保健医療者のコミュニケーション術」などなど。読みきったのもあり途中なのもありですが。

 

単行本の間に雑誌も読む。久し振りの「GQ」「Brutus」とかいったとこですが、「GOETHE」というのも買いました。24時間仕事バカへ、というのがメインテーマの雑誌です。24時間仕事バカねー、もう古いんちゃうん、とか思いながらも結構売れてるみたいだし、今も昔もワーカホリックは一杯いるし、内容もなかなか共感できるところも多く、幻冬舎は目の付け所が違うなぁ、面白かったです。

 

仕事の、人における位置づけというのは各々でかなり違うと思います。僕は仕事はゲームや趣味で得られる興奮を人生というスケールで感じられる点で最も面白く、まあ24時間仕事バカでいいや、と思ってるような人間ですが、こんなことを考えていると少し思い出すことがありました。

 

父親が今の僕くらいの年齢だったとき、父の友人から1枚の葉書が届きました。大学生だった僕もその方は存じ上げていたのですが、こんなのが来たと父親は僕に葉書を見せてくれました。

 

今でも覚えているのですが、「開業医として20年近くやってきましたが、思うことあり、廃業してアフリカに行くことにいたしました。向こうで仕事をするわけではありませんが、今までの人生で出来なかったこと、やりたかったことを実現しようと思います。苦労も多いかと思いますが楽しみにしています」といった意味のことが書かれてありました。

 

おお、僕は仕事バカでも、希望のアフリカがないのは淋しいと感じます。僕にとってのアフリカはどこか?それを考えながら仕事をするのがこれからのテーマだな、と思いながらこれを書きました。

 

開業って・・・

今日は一日家にいて(except犬の散歩)レセプトのチェックやらなんやら雑用を片付ける。その合間にチェックした医療関係のニュースで、勤務医の厳しい勤務実態が明らかになる一方開業医はどうなのか、日本医師会がごく最近実施したアンケートの結果があったのでそれを一部転載。なかなか興味深い。

 

開業動機については「自らの理想の医療を追求するため」が42.4%で最も多く、次いで「勤務医または研究者としての将来に限界を感じた」が35.1%、「経営も含めてやり甲斐を感じた」26.3%、「精神的ストレスに疲弊」21.0%、「過重労働に疲弊」18.6%、「家族の事情」が17.7%だった。

 

開業後の業務負担の変化について、労働時間が「過重になった」とする回答は41.6%。「同じくらい」は17.5% 、「軽減した」は35.6%だった。また、精神的ストレスについては54.4%が「強くなった」と回答し、「同じくらい」は17.8% 、「軽減した」は22.2%だった。なお、勤務医時代より開業後に負担が増した業務の内訳としては、診療面ではレセプトの作成・チェック(52.2%)、自身の医療水準維持(49.5%)、レセプト以外の書類作成(38.3%)、管理面ではスタッフの採用(65.1%)、機器等のメンテナンス(48.5%)、スタッフの教育・育成(48.3%)が上がった。

 

開業後の達成感・満足度について、診療における達成感は「高い」が48.1%、業務全般については53.3%とおおむね半数程度だった。また、自身の今後への不安について、経営全般に対しては「不安」とする回答が66.5%だった。「休業時の収入確保」については83.1%、「引退後の収入確保」については72.8%が「不安」と回答した。経営状態については、診療所の56.9%が「患者数が減少した」とし、また院長給与も個人診療所の57.8%、医療法人診療所の47.9%が「減少した」と回答している。

 

日本医師会の中川氏は、「回答結果や自由記述欄から、開業医が勤務医にはない経営責任を負い、過重労働、精神的ストレスにさいなまれており、経営状態の悪化がこれに追い討ちをかけていることが明らかになった」と指摘。

 

僕も常々思うのだが、全く経営や人事ど素人で開業、古田でも無理だったプレイング・マネージャー(監督と選手と同様、経営と臨床を一手にする)なんてできるわけが無い。非常にストレス。僕も開業して数年間(特にデイケアをはじめてから)のうち、仕事に行くのがいやでいやで仕方が無かった時期が何回かあったのを思い出す。今から思うとあれは完全に軽いうつ状態だな。

 

 勤務医も大変だが、開業医が楽なわけが無い。忙しい勤務医と開業医、比較的楽な勤務医、開業医が当然いるわけで、保険報酬が勤務医の保護に回るとかどうも片手落ち、一方的であります。

 

今は優秀はスタッフがいるおかげで仕事をするのが楽しくて仕方が無い。心より感謝。

 

さっき中川元大臣の死去が伝えられたが(合掌)、最近50代の男性が僕の周りでもばたばた倒れる。今は昔より10年若くなっているので厄年が遅れてきているのかもしれない。我が儘と言われようが勝手といわれようがストレスフリーでいくぞ。みんなあきらめてね。

 

 

鍼灸礼賛

「緩和ケア研修会」は無事終わった。いろいろ得ることが多く、参加してよかったと素直に思えるのだが、1つの収穫は、鍼灸が呼吸器リハビリテーションに使用されているということを知ったということである。

 

 グループミーティングの時、癌末期の患者さんの痛みをとる手段として鍼灸はどうでしょうかと僕が話していたら、「鍼灸ね、それはいい。うちでもCOPD(慢性閉塞性肺疾患。タバコが主たる原因で年月が経つと呼吸困難が出てくる。これから患者さんが大変多くなると予想されている)の患者さんにやってもらっていて、すごーく良くなるよ」と呼吸器センターのF先生がおっしゃったのである。

「それは呼吸筋がリラックスするからですか?」

「多分ね。本当にすごく良くなるのでもっと(鍼灸師さんに)来て欲しいんだけど」

「!!!」

 

 僕がアキレス腱を切って、それに伴う股関節の障害等でちゃんと歩くのもしんどい、となってから久しいが、最近目覚しく改善してきたのは、それはひとえに鍼灸のおかげであると断言できる。いろいろ人のやりそうなことは試してきたのだが、うちの鍼灸院のH先生の施術を一度受けてこれに賭けようと思い、週に3回は施術していただくという贅沢な、しかし切実な絨緞爆撃作戦の結果、間違いなくADLが向上したのである。来年からジョギングを再開するという目標に手が届きそうな感じまで来たと思う。

 

 おまけに実験的に顔針(顔の周辺にひまわりのように刺す。針が細いので全く痛くない)もしているのだが、どうも白髪まで少なくなったような気がする。ぼくが30年近くお世話になっている散髪屋で「白髪減ってない?」と言うと「いやー、やっぱりそうやね。少なくなったなと思っててん。一時多かったけどね」という返答であった。リップサービスかもしれないが本人の印象もそうなんだな。

 

 鍼灸は副交感神経刺激作用があり、刺入部位のみならず四肢末梢の血流量も増加することが証明されている。筋肉の弛緩効果もあいまって毛根部の血流増加がおこってそうなったのか。そういえば最近あまり疲れないけど、交感神経過緊張があまり起こらないせいかもしれないな。

 

 というわけで薬も使わないで、刺激により体内の化学工場をドライブする鍼灸は相当お勧めです。どの鍼灸師の先生がやっても一緒とは思わないけど。また怖がっている人には言っとくけど痛くない。考えていると来年の抗加齢医学会に向けて鍼灸のデータを取るアイデアも出てきた。乞うご期待というところです。

 

 

 

そう、そう。

抗加齢医学の実際2009

「抗加齢医学の実際2009」に行ってきました。発表です。抗加齢医学会では春の学会、秋のこのセミナーが2大行事ということになっている。学会は演題募集ですがこのセミナーは講師依頼の形式で、今回初めて依頼されて当院の取り組みを紹介に行ってきました。

 

僕のテーマは「障害を持つ人々への抗加齢医学的アプローチ・Exercise for everybody !」というもので、パワーリハビリテーションの有効性を事例を交えてご紹介しました。連休にもかかわらず、安からぬ参加費用を払って日本の各地から集まって来られている勉強熱心の方々を前に話すのですからちょっと緊張した。いや、かなり。

 

結果はまあまあだったかなー。内容は十分自信のあるものなのですがプレゼン能力だよ、きみー。人前では結構話し慣れているつもりだったのですがまだまだです・・・

 

終わった後数人の方から質問とかコメントとか戴きました。面白いのはみんな関西の方で(紹介の時順天堂大学の青木先生は、必ず僕のことを大阪の、という接頭語をつけられます。コスト意識の高い大阪では抗加齢クリニックは大変難しいという話を前したことがあり、よくそれを覚えておられるのでしょうか)抗加齢医学不毛の地といえる関西では、みんな心細いねんなぁという気持ちがしました。心臓リハに情熱を燃やしている先生、僕のクリニックの行き方に共感を示してくれた先生達、有難う!頑張ろうね。

 

印象的だったのは、話が終わってやれやれおしっこでも行こうと僕が自分の席でもぞもぞしていた時にさっと歩み寄って名刺を差し出してきたちょっとご年配の女医さんでした。「面白かったわよ」とどすのきいた声でそれだけ言って去って行かれました。僕は初めて高座に上がり、ちょっと褒めていただいた新米落語家よろしく「有難う御座います」とだけ言ってしみじみと嬉しい気持ちになったのです。

 

抗加齢医学会は今では会員数7000人近い大所帯ですが、僕の会員番号は200番台で、思えば昔から関わってきたよなと愛着のわく学会であります。こういうのは他にありません。なんやかんや形になるのに78年かかるもんやなという感慨を少し抱きながら、これからよりパワーアップしていこうと少年は心に深く誓ったのであった。

 

スライドです。

 

 

 

 

プレゼンの達人

先週の土曜日、城東区、旭区、都島区、鶴見区という4区の開業医と、基幹病院との間の糖尿病を中心としたネットワーク DM net ONE (ONE = Osaka North East) の会がありました。今回は糖尿病と高血圧がテーマで、僕もクリニックで行った小さなスタディの結果を話させていただいたのですが、メインであった勝谷友宏先生(大阪大学・臨床遺伝子治療学・特任准教授)の講演がとても面白かった。

 

高血圧の治療について、基礎から臨床までカバーしてわかりやすくお話されたのですが、印象に残ったのは話の内容もさることながら、その話術、プレゼンテーションの技術です。「ムーブ!」に出ていたコメンテーター、ジャーナリストの勝谷誠彦氏(色つきレンズの眼鏡をかけた短髪でよく怒っている人)はお兄さんだそうで、血筋でしょうか。話のメリハリ、ジョーク、良く出来ていて全く退屈しない、もっと聞いていたいとさえ感じさせるような出来でありました。

 

医者のプレゼンというのは勿論内容が第1ですので(なんでもそうか)、話す技術、表現方法はあまりとやかく言われない。有名な教授でもびっくりするくらい退屈な人もいたりするのですが、やはり人に判っていただくのが目的なのでこれではいかん。ある程度エンターテインというか、ぐっとひきつける魅力を発揮するテクニックを考えるべきでしょう。

 

基本的に場慣れ、場数を踏むことが原則だとは思います。話慣れてるなぁというのは強い。しかし思うに、基本はその方のキャラか。プレゼンがうまい人がその場を降りて、実は退屈な人だったということはまずありえないわけで、まずは面白い人間になること、これが最低条件だと思います。そして発表の内容に関して圧倒的な知識と自信を持っていること。そこから出る余裕ね。

 

というと結構ハードル高いよなー。今週末に東京の抗加齢医学会のセミナーで話すことになっているのですが、急に人間、変われるわけないし。内容に関する十分な確認か、まず。面白い人間になることはぼちぼちね。

 

お兄さんの方です。

在宅医療

4時過ぎに枕元の携帯が鳴った。患者さんの家族からだとすぐ判った。「今呼吸が止まりました」と思いのほか冷静な奥さんの声がした。すぐ行きますと答えて車に乗る。

 

末期のがん患者さん。前日も夜往診し、あと23日も持たないかもしれないとご家族にはお話していた。早く寝とこ、と思いながら寝たのが1時過ぎだったのを思い切り悔やみながら高速を走る。思いのほか車が多い。朝の通勤時と変わらないな。

 

到着すると奥さんが一人で亡くなったご主人の手を握られていた。安らかな顔。死亡確認を済ませ他の親族の方が到着されるまでお話をした。ご主人のお人柄、ご夫婦の経緯、タバコを最後まで止められなかったこと(ホスピスにいたときも吸っていたのだ)。ご長男のご家族が到着し、少し手続きのことなどをお話して僕は帰る。エレベーターまでご家族が来てくださる。

「先生も大変ですね」「いえいえ、そんな・・・」

 

在宅で最期まで看取るのはご家族も医療スタッフも大変である。しかし、そこに地域医療を選んだ医者の本来の姿、純化した本質があると感じるのも確か。携帯を持って眠りにつくとき、ちょっと何かを呪いたくなるときもあるのだが、いざ現場に行くと勝手に心が身体が動くのである。「楽したい」と、「達成感」との間の揺れ動き。僻地医療の「ディア・ドクター」に激しく共感するのもそこだ。

 

映画の台詞にもある「あんな、弾が飛んでくるんや。打ち返しているとな、どんどんどんどん飛んでくる。ちょっと面白なったりする気もするけどな、もうだめや、止めよ思てもな、もう止められへんようになっとんのや。ほんでもう知らんうちに何年もたってもうた。使命感なんて大層なもんちゃう」

 

しみる。こうやって揺れ動いているうちに年をとるのか?いやいや、別の考え方があるはずだ。それを捜すことにする。

 

 

グッ・ジョブ!

朝、愛犬と散歩に出る。日曜日だがいつもと同じ。今日はパワーリハビリテーションのフォローアップ・セミナーを僕のクリニックで開催するのである。2ヶ月前にも前回のセミナーの話を書いたのだが、時のたつのは早い。少年老い易く学なり難し。しみじみ。空は秋であった。

 

 

セミナーは満杯。午前中はパワーリハビリ研究会大阪支部の理事である田中先生のところの三苫さんと、当院の佐藤くるり部長が講義。三苫さんはビジネス・マーケティングをデイサービス経営に持ち込む刺激的な内容であった。デイサービスの運営の仕方、内容にもアイデアが一杯あり、聴かれた方はラッキーである。くるり部長は病み上がりにもかかわらず堂々たる発表。お疲れ様でした!

 

午後は酒井医療の宮田さんが実際に患者さんにマシンを使っていただいての実習。片麻痺であるNさんが快く参加を承諾してくださった。このような試みはパワーリハが始まって20年近い歴史のうえで初めてとのこと。Nさんは非常に知的な方で、自分自身の感覚も的確に話してくださり、大変充実した会になった。本当に心より感謝します。有難う。

 

 

会が終了してからも皆さんいろいろ疑問を話し合ったり名刺交換とかなかなか去りがたい様子であった。このセミナーは自分でいうのもなんだけど、ファミリアな感じで雰囲気、内容がよく、自分が別施設から参加しても良かったと思うんじゃないかと思う。このままこの調子で続けたい。頑張ってくれたスタッフ、ポジティブライフ君、和田さん、村山さん、藤木君、そして酒井医療の皆さんにグッ・ジョブ!です。

 

 

 

ヘルスケア・マーケティング セミナー

 「ヘルスケア・マーケティング:医師・看護師・スタッフのための患者満足度マネジメント」に行ってきました。ハワイ大学教授、ダナ・アルデン先生が講師です。年代は僕と同じくらいかちょっと若い?苦みばしった男前。

 

 日曜日の朝10時からですが、70人程度の方が兵庫県看護協会のセミナー室に集まっていました。僕のクリニックからも僕以外に3人が参加。でも多くの方はクリニックというより病院関係の方です。話の内容はむしろクリニックに関係が深かったのですが。

 

 医療もサービス産業に位置づけられており、他の職種と同じく顧客満足を考えなくてはいけないというのは僕も当然だと思います。でも医療と教育は他のサービス業というのとちょっと違うところがあり、経営効率のみ重視は問題があります。アルデン先生も他の業種と比べてずっと複雑であるという旨話しておられました。

 

 患者さんは治療の決定にどのようなアプローチを好むか、その見極めとか、患者さんが受診した場合問題が発生しやすいところはどこか、解決法は、とか、アンケートのとり方とか、有益な話が多かったですが、正直目からうろこというより、そうだろうなぁと再確認できたことが僕には大きかったです。

 

 事務長初めうちのスタッフが頑張ってくれているので、すでに実行できていることも多い。むしろ参加した他の方とお話していると、病院の方が小回りがききにくい分、なんとかしないとなぁと悩まれている方が多いようです。

 

 勿論うちのクリニックも改善点が多々あります。やっぱりそこだな、と納得できたところもありこれからに生かしたいと思います。いつものことですが、なんでも参加すると必ず何か得られる(優秀な看護師さん達とお知り合いになれたのも収穫でした)。この積み重ねが大事だよなぁ。

 

パワーポイントのコピー