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ヘアー・スタイル スピークス!

 あるストリートワイズに富んだ人が言った。「男の力量、勢いは髪に現れる」。

 髪?なぜだ?でも確かに考えてみると落ち目な気分の時は貧乏くさい貧相な感じの気がする。髪にまで気が回らないだろうなぁ。大体男は、ナルシストな若い男の子はいざ知らず、いいおっさんは僕も含めて自分の顔を見る時間ってかなり少ないのではないか。僕は自信をもって1日1分も無いような気がする。これはいかんね。明日から30分はかけるようにするわ。

 で女性は髪に関してかなり神経質だと思うのだが、上の格言はやはりあてはまるかな。しかし少しモディファイしてもいいような。

 いいですか、「女性の知性は髪に現れる」。

 すっごい反発を買いそうな気がするんですが、でもそうじゃないかなぁ。メテャクチャな運転をしてくれるおばさんの髪型は(怒りに満ちて後ろから運転席の頭を見るに)例外なく、ありえない!誰がするんだあんな髪?という人が多い気がする。また、なんも考えてなさそうな女の子の髪型は、これまたそういう髪型である。

 男性の髪型は仕事の種類にもっとも影響されて、個人の知性は比較的自由な女性と比べて反映しにくい感じがする。自分に関して行き届いている女性はやはり髪型も行き届いているんだな。特に横から見たら耳のあたりに顕著に表れているいる気がします。いや、これは全く私の偏見ですが。

 顔のパーツは変えることが出来ないが、髪はかなりのところまで作ることができる。髪により印象は一変する。女性は先刻ご承知だろうが、センス、ビューティーだけじゃなく知性、こいつですよ、現れるのは。

例えばキャスリン・ビグロー氏、「ハート・ロッカー」の監督ですね。

知的なのは(かなりガッツのあるのも)間違いない。

 

暑いは気のせい?

 お盆も終わりですが、お昼時の暑さはなかなかのものである。僕は非常に暑さに強くて、クーラーをつけて寝たことがなく(この夏でもだ!せいぜい除湿を1時間ほど)、PCいっぱいでかなり熱がこもる診察室でもクーラーをつけていると調子が悪くなるので時々切る。忍耐強いNナースがふと見ると汗をいっぱいかいているので「暑い?」と訊くと、ささやくような声で「暑いです…」と言ったので非常に反省した。

 しかし「心頭滅却すれば火もまた涼し」という諺もある。実は先ごろ『European Journal of Applied Physiology』誌にそれを実証するような結果が発表されていた。この研究では、男性の自転車競技選手7名に固定した自転車を用いて30分のタイム・トライアルを行わせた。このとき研究結果を大きく左右したのは、テスト環境の実際の温度ではなく、被験者に見えるように表示されていた温度だったというのだ。

 3つの試験が行われた。まずは室温を摂氏約21.8度に設定した試験。2つめの「暑熱」試験では室温を約31.4度に設定。そして最後の「虚偽」試験では、表示室温は26.0度だったが、実際の室温は約31.6度と、3つの試験中で最も高温に設定された。

 試験はランダムに実施され、7名の被験者は全員、3つの試験をすべて受けた。その結果、約21.8度での成績は平均約16.63kmで、暑熱試験の成績(同約15.88km)を上回った。しかし虚偽試験は、他の2つよりもさらによい成績(同約16.74km)を記録した。

 また、被験者がこれらの自転車運動で発揮した平均パワーも、虚偽試験(184.4ワット)が暑熱試験(168.1ワット)を上回った。約21.8度での試験と虚偽試験は、実施時の室温が後者は10度近く高かったにもかかわらず、発揮されたパワーに大きな差はなかった。

 過酷な条件下であっても、温度の表示といった視覚的な刺激だけで運動パフォーマンスに直接的な影響を与える可能性があるということが示されたのである。

 なかなか興味深い。プラセボ効果という、実際に効果がない薬物でも効果があると信じていればそれなりに有意の効果を示すという現象は医者ならだれでも知っている。言い換えてみれば、心理的な作用は十分身体的パフォーマンスに影響を与えるということであり、この実験もそれを証明したということだ。

 「暑い、暑いっていうな!」と怒る人がときどきいるが、暑いという言葉を聞いているともっと暑くなってくるからだろう。「いやー、いいお気温で」と言ってる方がいいな。やせ我慢も意味がある。まっ、僕は単に鈍いだけだけどね。

 でも診察室はちゃんとクーラーをつけていることにする。みんなのためね。

スティーブ・ジョブス

 少し前の話だけどアップルのスティーブ・ジョブス氏が病気療養のため無期限の休職に入ったという報道があった。今まで膵臓癌や肝移植などいろいろなトラブルに見舞われてきても再起してきた彼である。今回も再び立ち上がってほしいと切に思う。

 彼と僕は同年齢で誕生日も11日違うだけだ(ちなみにマイケルソフトのビル・ゲイツ氏も同じ年)。まぁ関係ないけどさ。だけど同世代だと、感じていることも近いのでなにかリアルに受け止める。

 彼は実際はなかなかイヤな奴というか、トラブルメイカーであるが、そこはあの業界で名を成した人はみんなそうで、アスペルガー症候群はシリコンバレーで働いている人の3分の1に当てはまるという説もある。彼がそうかはわからないが、社会性のある成熟した大人とはとても言えない。卓越したキャラクターは魅力的であるが実際に付き合ってみるとかなり疲れるだろう、たぶん。ここを見るだけでもその片鱗が判るから読んでみてください。

 友人に勧められて「スティーブジョブス・驚異のプレゼン」を読んだ。彼がアップルの新製品を発表する時のマスコミに対するプレゼンの仕方はカッコよすぎるのだが、それが単なるキャラクターでやってるのではなく、非常によく考えられたものであるということがわかる。そして彼は人任せにしないで、やりたいことは全部自分でやっちゃう人なのだな。短気なんだ、やっぱり。

 プレゼンの時必ず着ている黒のタートルネック。これも聴衆に与える効果を計算しているのだそうだが、実際にかなり本人が気に入っているのだ。それについてとても面白い話がある。僕はすごく気に入りました。

 彼が以前病気から再起した時、スタンフォード大学で講演し最後をこの言葉で締めくくった。

 「Stay hungry, stay foolish !」   

 そうでござると同世代の僕は深く同意する。そして必ずもう一度同じように講演をしてほしいと思う。

 

この人は禿げてからのほうがかっこいい。

ニューフェイス!

 外来受付にニューフェイスが登場した。

 ジャーン!サーモミラー君です。名前はまだ無い、っていうかー、試用期間中です。

 新型インフルエンザが大騒ぎになった去年、空港とかで発熱者を感知するためにサーモグラフィーが備え付けられたことがあった。赤とか緑とか体温の分布が人型に表れている写真をご覧になった方も多いであろう。それと同じ原理で、鏡をのぞきこんだ顔の表面温度を瞬時に計測する。設定により高熱の場合は警告ランプが点滅する。

 新聞で読んだとき、これは今のインフルエンザの流行時に役に立つかも?と思いデモをお願いしたのである。で今日持ってきていただいたのであるが・・・①皮膚の表面温度は実際の体温より外気温の影響を受け2,3度低い。その低い温度がそのまま表示される。②皮膚温と実際の体温との相違は外気温の変化と相関したデータが取られているのだが、それを計算、変換して実際の体温を表示する機能はない。③皮膚温は測定場所によりかなり異なる(鏡を覗き込んだとき、赤いレーザーポインタでどこを測定しているか場所がわかる)。ゆえにやや再現性に欠ける・・・などなど気になる点が出てきた。

 そんなこと、どこにも書いてへんかったで!とぼやくより、実際にちょっと使ってみて役に立つか試してみることにした。大体のレベルを設定し、それより上だと実際に体温を測ってもらうと・・・。

 うまくいくであろうか?だめならお払い箱である。みなさん、一度現物を見たいならお早くね。大阪で医療機関からの引き合いは僕のところが最初だそうである。

黒いところが鏡。下に日付、時刻。上のグリーンに外気温が表示されている。

 

ゴロゴロマシーン

筋肉トレーニングもいいけれど、ムキムキに見せるための表在筋よりも、腹筋や背筋、いわゆる深部筋を鍛える方が根本的に大事です。

深部筋は建築物で言えば土台であり屋台骨である骨盤と背骨を支える役割があり、歩行や姿勢に大きく関係します。しかし深部筋を鍛えるのは結構難しいのだなぁ。特に背筋はいい方法が少ない気がします。

で、そんな悩みを持つあなたにお勧め、最近のお気に入りです。こいつ。結構安っぽいのでローマ戦士の武器風な感じで撮りました。

なんていうのかねぇ、「深部筋養成ゴロゴロマシーン」です。映画にもなったキムタクが検事に扮した傑作TVシリーズ「ヒーロー」というのがありましたが(こいつはほんとに傑作!)、そこで通販マニアの彼がこれを購入してやっているシーンを覚えています。まさか自分がやることになるとは思わなかった。

800円ちょっとだったのでなんとなくやる気になって購入しちゃったのですが(何でそう思ったのかよく覚えていない)、こいつはかなりいいよ。膝をついてマシーンを両手に持ち、床につけて屈伸運動を行うのですが、まあ最初は5回も出来ない。

その日はなんと単に下を向いたときに腹筋がつるという涙が出るような悲惨なアクシデントも発生したのですが、ふっふっふっ、今やここを意識して鍛えるかとか、腕の屈伸も入れてとか、自分でバリエーションをつけることも出来るようになってきた。どこを意識するかで鍛える場所を変えられる。まぁえらそうなことをいっても一時に出来るのは15回くらいが限度だが、それで十分。トータルが問題だよ。

で、なんとなく時間があったらゴロゴロやってます。歩き方も少し変わった気がする(僕は何でも割りと即効性なのです、素直なので)、これは確か。いかにこれからも生活に組み入れていくか、それが大事だな。気になる人は貸したげるよ。ご遠慮なく。しかし最初に5回はクリアーしないとダメね。

お金を使わず暮らす

 「1銭も使わず1年間」の見出し。Aeraの2月15日号を見ていたら目に付いた。

 イギリスのマーク・ボイル氏。ガンジーの伝記映画を見てから貧困や環境破壊の問題に目覚め、有機野菜を作る会社に就職したがなにか違う感じがし、自分に何が出来るか考えた末に1年間お金を一切使わず生活することを思いついた。お金、貨幣経済が諸悪の根源であるということだ。

 キャンピングカーに住んで有機野菜農場で週3日働く代わりに間借りさせてもらう。ソーラー発電で食事は自給自足(ベジタリアンで野菜のみ)。肥料は自分の排泄物を肥料に変えるコンポストトイレで調達。調理は手作りの竈で調味料は農場で取れるハーブのみ。水は湧き水。歯磨きや石鹸も手作り。衣類は不用品交換会を主催(「世界は服に溢れている。人類は明日服の生産を止めても10年や20年は着るものに困らないよ」)。

 1年経った感想は、こんなに穏やかで満ち足りた暮らしはない、もうお金のある生活には戻りたくないし戻らないと思う、とのこと。

 学んだことは①本当の安全はお金でなく友達やコミュニティーだ、貨幣価値がゼロになっても友達や家族の価値は代わらない ②お金無しで暮らすとどんな作業にも膨大な時間がかかる、だそうである。ちょとやってみたい気がする。短期間だと不可能で、やはり1年間位はいるだろうなぁ。

 彼の言葉でちょっと面白かったのが、「1週間誰とも喋らないで沈黙を楽しむ」とか「1週間どんな小さなことでも嘘をつかず、でも人を傷つけないように暮らしてみる」とかのミニプロジェクトをこしらえて生活に彩りを与えているというやつ。この1週間単位のみのプロジェクト、面白くない?「この1週間は絶対怒らない」とか「この1週間全部あわせて(食費、通勤費とか)3000円で生活してみる」とかね。何かをするという感じより、しないというマイナスの行為のほうがいいな。いや、プラスでもいいか。「この1週間、毎日5つゴミを拾う」「1週間、毎日詩を1つ創る」とかね。間違いなく変化が起きると思う。やるべし。

この人れす。

プールと洗眼

 日頃運動としてプールに行っている人は結構いるだろう。また水泳教室にお子さんを行かしている人も結構いる。そんな方々のためにちょっとした話題を。

「日経メディカル」最新号から。

 

学校などではプール水泳後に感染や塩素による眼障害を防ぐため洗眼を勧めているが、水道水洗眼は角膜を傷害し、眼保護にはゴーグルを着用することが望ましいことが慶應大学眼科グループの研究で分かった(第63日本臨床眼科学会)。

 63人の健常被験者をゴーグル装着群と非装着群に無作為で分け、さらに各群を(1)水泳後に水道水で洗眼(2)生理食塩水で洗眼(3)洗眼せず──の3群に分けた。1時間の水泳前後で、視力、眼圧のほか、生体染色、アンテリオールフルオロメトリー(AF)などの検査を行った。

 その結果、ゴーグル非装着群では、水泳直後の生体染色スコアとAF値が、水泳前に比べて有意に増加しており、角膜上皮の障害が示唆された。また、生体共焦点顕微鏡検査の所見でも角膜上皮の表層細胞が脱落していた。一方、ゴーグル装着群では水泳前後での所見の変化はなかった。

 さらに水泳後の洗眼について、各群で比較したところ、ゴーグル装着群、非装着群ともに角膜障害の程度に関して有意差はなかった。だが、ゴーグルを装着して水泳後に水道水での洗眼を行った群の中で、生体染色スコアおよびAF値が著しく増加していた人が2人おり、水道水でも眼表面の障害が起きる場合があることが示唆された。感染は認められなかった。

 

とりあえずプールで泳ぐときはゴーグルをしましょう。水道水での洗眼はダメ。生理食塩水での洗眼と洗眼なしは、角膜への悪影響はなかったようである。

 

塩素は結構アレルギーを惹起する。僕は一時プールによく行っていた時、アレルギー性鼻炎になったことがある。また塩素は元来無味無臭であり、特有の匂いを発しているときは(プールに行くとほとんどそうだけど)、既に汚物と反応しているのである。おぉ、なんてこったい!

 

ぐっとプールに行く気のなくなる話だが、捜せば塩素消毒でない無臭のプールがある。そこでゴーグルをして泳ぐのが一番安全。手間のかかることではある。まぁ目下のところ、僕は打ちっぱなしの方に行ってしまうけどね。

 

こういうプールもある(らしい)

スターを救え!

エンゲル係数というのがあります。家計に対して食費がどれくらいを占めているかという割合で、大食らいの思春期の子供なんかがいると跳ね上がる。昔高度成長期時代は我が家のエンゲル係数なんて話題がよくあったもんですが、昨今のダイエットブームで、もうこんな指標もあることさえ忘れられているような。

 

大阪の天王寺動物園でエンゲル係数を跳ね上げている動物は何か?

 

象?ライオン?ひょっとするとカバだったりして・・・とか思うでしょう。正解はなんと!コアラです。6匹いるコアラの年間の食費はなんと9400万!!11500万円以上!日本人の平均年収では養えまへん。動物園にいる他の動物の全部の食費を合わせたより多い。

 

そんなに食ってるようには見えん。そのとおり。コアラが食べるのはユーカリの新芽なのですが、これが日本には自生していない。故に7箇所の農園(沖縄とか関西に点在。台風でダメになったりしないようにリスクを分散しているわけだ)に委託して栽培している。しかもコアラは母親と同じ種類のユーカリ(何十種類もある)しか食べないため、6匹各々に調整するためよけいコストがかかる。

 

この費用は何とかならんか?と市で問題になっているそうですが、栽培費用は今まで何度も抑えられており、現在がぎりぎりのところだそうです。コアラには何の罪もない。むしろいい迷惑です。食費を抑えろという声に飼育係のおっちゃんは「死ねということですがな!」と声を荒げられておられました。お気持ちはもっともです。

 

僕は何を言いたいのかな?ニュースで1回見てびっくりしたのでご紹介したのですが、この解決策に興味があるのです。視点を変えればどこにでもありそうな問題で。あなたが園長ならどうする?

 

どこかに差し上げて匹数を減らす(しかしコアラを飼育しているどの動物園も飼育費で悩んでいるらしい)

オーストラリアに帰っていただき別の安上がりのスターを捜す(情けない)

ユーカリに変わる別の飼料を開発(こっちの方が金がかかりそうだ、うまくいけば大コアラ園も夢でないが)

危機を訴えコアラ基金を募る(どれだけ集まるか?)

このままずるずる(ありそう)

 

うーむ・・・

 

何とかしてけれっ!

MBT

MBTシューズを買いました。

 

なんですか、MBTって? という貴兄に説明しよう。MBTはマサイ・ベアフット・テクノロジーの略である。

 

マサイ?  そう、マサイ。

 

マサイ族というのはなんか身体能力最高という事を説明する場合によく出てくる気がしますが、あのアフリカの民族です。真っ黒でカラフルな衣装を着て槍を持って直立しているというイメージがある。彼らは関節のトラブル、腰痛等皆無だそうです。

 

ほんとかいっ?って気もしますが彼らは非常に関節に負担の少ない歩き方、立ち方をしていて、それを、マサイ民族の裸足の感覚を再現しようというのがこのシューズの目的らしい。学問的なエビデンスも多く、前から気になっていました。スイス人のエンジニアの開発です。

 

近くの専門店に行く。歩き方を見てもらい、シューズを選んで30分ほど歩き方のコーチを受ける。歩き方にちょっとコツがいる。最初は筋肉痛が出るので115分以上履くなとのこと。普通の靴のように踵は高くなく、土踏まずを中心にお椀のように丸くなっていて、そこに乗っかるような感じで歩く。武道をスポーツや介護に応用していることで有名な甲野善紀氏は一本歯下駄(高下駄)に乗ることを推奨していて、これで腰痛が無くなった、こけなくなったという話を読んだことがあるのですが、これか、と思う。

 

買って1週間くらいになるのですが、ほぼ毎日履いています。プロダクツとしてもとても良く出来ていて(ちょっと高い)、これしか履かないという人がいるのもわかるなぁ。認知度も高いようで、本部のO嬢も「どこで買ったんですか?」とすぐ気がついていました。

 

今日はMBTを履いて、カーツを着用して1時間近く散歩する。

 

明日起きれるか心配である。

 

 赤のソールを踏んずけるように歩く。

7割は弱気

神経伝達物質のセロトニンは最近いろいろ注目度が高い。

 

欝病では脳内のセロトニン不足が指摘されており、それの再取り込みを抑えてセロトニン濃度を上げることでうつ病を治療するSSRIは治療薬のファーストチョイスとなっている。アメリカではハッピードラッグとかとも言われている。セロトニンは心の平静さとか安寧だとか、そういうのに関係するのだ。また同じ意味で神経質さにも関係するといわれている。

 

セロトニン・トランスポーター遺伝子というのがあって、これはセロトニンの伝達に関係する遺伝情報が書き込まれた遺伝子である。当然、その変化はセロトニンのもたらす精神状態に関係する。この遺伝子は神経質さ、不安に特に関係することがわかっており、別名不安遺伝子ともいうのだ。

 

L型とS型があり、血液型みたいなものであるが、その組み合わせは神経質度に深く関係する。SS型は弱気で臆病、神経質。LL型は楽天的で強気。SL型は中間。

 

アメリカ人はSS型は20%程度だが、なんと!!日本人は70%がSS型らしい・・・うなずけるよなー。欧米の研究者にとって日本人は生まれつき臆病というのが定着しているとある本に書いてあった。いわゆる引きこもりは日本と韓国でしか認められないというのも関係しているのかもしれない。

 

でもね、もともとの遺伝子がどうであろうと環境によりその表現は変化するのだ。その影響の割合は4:6で環境が強いといわれている。遺伝子は参考、本命はやる気であります。だから生きる意味があるのだ。別に無理して強気になる必要はないけどね。

 

 

                こうなっとる(らしい)