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MBT

MBTシューズを買いました。

 

なんですか、MBTって? という貴兄に説明しよう。MBTはマサイ・ベアフット・テクノロジーの略である。

 

マサイ?  そう、マサイ。

 

マサイ族というのはなんか身体能力最高という事を説明する場合によく出てくる気がしますが、あのアフリカの民族です。真っ黒でカラフルな衣装を着て槍を持って直立しているというイメージがある。彼らは関節のトラブル、腰痛等皆無だそうです。

 

ほんとかいっ?って気もしますが彼らは非常に関節に負担の少ない歩き方、立ち方をしていて、それを、マサイ民族の裸足の感覚を再現しようというのがこのシューズの目的らしい。学問的なエビデンスも多く、前から気になっていました。スイス人のエンジニアの開発です。

 

近くの専門店に行く。歩き方を見てもらい、シューズを選んで30分ほど歩き方のコーチを受ける。歩き方にちょっとコツがいる。最初は筋肉痛が出るので115分以上履くなとのこと。普通の靴のように踵は高くなく、土踏まずを中心にお椀のように丸くなっていて、そこに乗っかるような感じで歩く。武道をスポーツや介護に応用していることで有名な甲野善紀氏は一本歯下駄(高下駄)に乗ることを推奨していて、これで腰痛が無くなった、こけなくなったという話を読んだことがあるのですが、これか、と思う。

 

買って1週間くらいになるのですが、ほぼ毎日履いています。プロダクツとしてもとても良く出来ていて(ちょっと高い)、これしか履かないという人がいるのもわかるなぁ。認知度も高いようで、本部のO嬢も「どこで買ったんですか?」とすぐ気がついていました。

 

今日はMBTを履いて、カーツを着用して1時間近く散歩する。

 

明日起きれるか心配である。

 

 赤のソールを踏んずけるように歩く。

抗加齢医学講習会

抗加齢医学会の講習会に行ってきました。

 

なかなかいい内容でした。アディポネクチンの発見者である阪大の前田和久先生のダイエットの話と、大阪樟蔭女子大の夏目誠先生の精神医学的アプローチがとても有益でした。名古屋大学大学院多元数理科学研究科教授、宇澤達先生は確率論とか見事に難解でしたが、中学生がそのまま大人になったみたいな感じがグッドです。

 

抗加齢医学会は、人間が健康で元気であるために医学関係者はどのように手助けしていけばいいのか、学術的な内容と実際的な話し、基礎から臨床までとバラエティにとんだ内容で、どんどん充実している感じがします。実際1日丸々使っても惜しい気がしない。

 

でありながら、一番最後の講演が終わったら、先生が質問を待っているのにもかかわらず講義修了の証明書をもらいに出口へ殺到した諸君、君たちはなーんもわかってない。恥を知りましょう。君たちが講義する立場に立つことは永遠に無いであろう。

 

いろいろ学ぶことは多い。

 

宇澤教授、今日は丸刈りでした。

記念写真連発!

 

昨日は院内の年次報告会であった。先月までの1年間、各々の部門の成果と反省を発表していただき、今期の法人としての方針を話す。そして恒例となった優秀なスタッフ、部門の表彰。その後飲み会。

 

どの部門も大変な年(クリニックとデイサービスの移転、かなりの人事異動、方針の変更)であったにもかかわらずとても立派な成績であった。本当にお疲れ様。心から感謝。

 

ケアプラン、パワーデイサービス②、外来から優秀なスタッフが表彰され、部門賞は僭越ながら僕も関係している外来部門が戴いた(選考は部長たちを含め数人の投票で決定する)。おめでとう。翌朝の記念写真、パチリ。

 

少し写りがボケてますが美人ぞろいっす。

 

 

お昼からデイサービスにボランティアで来ていただいた唄の先生のパフォーマンスを見学に行く。利用者の皆さんと合唱されている。粋な着物姿とイブニング・ドレス。素敵です。

 

 実は着物姿のお姉さんは僕の患者さんで、3日ほど前に風邪で咽喉を痛められ、これだったらデイサービスで歌えない、先生何とかして!とプレッシャーをかけられていたのである。僕の腕がいいというよりプロらしく節制されたのだろう、ちゃんと美声が出ていて一安心。有難うございました。では記念写真、パチリ。

 

これまた美人!

 

 

メンフィス・アンダーグラウンド

 週末に行った米子ですが、車でのヘビー・ローティションはハービー・マンの「メンフィス・アンダーグラウンド」! でした。なつかしー。

 

 ハービー・マンというとなんとなく商才にたけた、というイメージがあるな。大体ジャズで売れるとそういう感じで批判されるような気がしますが、あの口髭をはやした色男のおっさんという外観もそういう感じにぴったりです。某評論家が、ジャズ初心者が絶対聴いてはいけないアーチストのトップに彼を挙げていたらしい。どういう意味だ。

 

 僕もガチガチの頭でっかちジャズファンだった大学生の時はなにか聴くのが恥ずかしいような、ハービー・マンのファンなんて絶対言えないな、なんて気分であったのは確かです。

 

 でも、ハッキリ言うよ、それは間違い。やはり売れるのは根拠あり、本当に楽しい音楽なのです。これって素晴らしいことである。メンバーも今みると、ギターにラリー・コリエル、ソニー・シャロック、バイブにロイ・エアーズ、そしてベースに、なんと!!ミロスラフ・ヴィトウス。これってすげーメンバーじゃん。びっくり。こういう才人をまとめてるハービーって、やはり小物じゃありません。

 

 昔はタイトル曲しか気に入ってなかった気がしますが、今は捨て曲無しのお得なアルバムであります。いや、本当に気に入ってます。

 

 ジャズのヒット曲って、このメンフィス・アンダーグラウンドにしても、サイド・ワインダーやカンタループなんかにしても、なにかウキウキしてくるような、肩がひょこひょこ揺れてくるような感じ、そしてかつ軽薄じゃなくひたすらカッコいい。本当にグルービーであります。

 

 ジャズのヒット曲のような男になりたいものであるね。

 

商才に長けてそうでしょう?なんとなく。

 

 

オープン、再び

 

 土曜日から泊りがけで、第8回パワーリハビリテーション学術大会の開催されている米子へ行ってきました。土曜日の外来が終わってから車で急ぐ。大阪からずっと高速で4時間もかかりません。

 

 大会自体は2題発表したポジティブ・ライフ君も上出来でしたし、僕が座長をさせていただいたセッションもなかなか盛り上がり大会会長からもっとも印象に残ったセッションと言っていただけたし、いろいろな方とお知り合いにもなれて、僅かの時間でしたが充実した週末だったと思います。

 

 次回は東京でありますが、参加したうちのスタッフ4人と喋っているうちに早くも出す演題のアイデアが4つも出てきました。実らせようぜ!それとみんな、お疲れ様でした。

 

 しかし米子で感じたのは空気のうまさです。本当に全然違うぞ!なんと気持ちがいいのだろう。

 

 行きはネクタイを締めてスーツ姿だったのでなんとなくオープンにする気持ちになれなかったのですが、帰りは米子からフルにオープンで帰りました。大山あたりを通り過ぎるとき、牧場の匂い、糞の匂いが漂ってくるのですね。おお、素晴らしい。

 

 空気の香りが変わってくるのがよく分かる、これがオープンの醍醐味です。米子自動車道から中国自動車道に入ったとたん両眼がショボショボして涙が溢れてきたのは花粉か?

 

 まあ、これもオープンの醍醐味です。いいことも悪いこともありのまま。楽しいドライブでした。

 

大山。実物はもっとドカンと大きく見えた。

パワーライフ

年をとって必要なのはお金でなくて健康だ!とこの前書いた。

それにはどうすればいいか?

実は難しいことではない。みんな分かってるけど実行するのが難しい、そういうことだ。

 

早寝早起き、いつも爆笑、整理整頓。

腹八分目、タバコはやらず酒も少量。

週に3日は運動し、異性と仲良く、ぐっすり眠る。

 

ぱっと思いついてこんなとこか。

 

どうも陰影に欠けるような気もするが、いい大人になると何をしても影が出てくるのでちょうどいいくらいかもしれない。

 

で、運動であるが、これほどアンチ・エイジングに確実なものは無い。世界中で反対する人は誰もいない。

 

ポイントは・・・

    楽な運動、しんどいのはダメ。

    最低週3日、できれば毎日。30分はかけてほしい。

    有酸素運動だけでなくレジスタンストレーニングを加えるのが一層効果的。

 

この条件にすべてあてはまるのがパワーリハビリテーションなのである。

これは宣伝ではないよ。本当にうまく考えてあると今更ながら感心するのだ。

 

で、しばらく遠ざかっていたパワーリハを先週から開始。今日もお昼に利用者さんに混じってやる。

 

1時間弱、ああいい汗かいたなぁ、という程度で終了。快感である。

ポジティブライフ君にストレッチをやってもらい、足がかなり軽くなる。効果著明。

 

さてどれだけ続くか? やるよー。

 

パワリハしながら入り口を撮る。夏のような日差し。

あっかんべーの健診

今日は校医をしている中学校の健診に行きました。

 

毎年春にあるのですが、結構人数が多い。各学年6クラスあるので2日に分けて僕の休診日を利用してやるのである。くー、つらい。

 

今日は3年生と1年生。この健診というやつ、自意識がとても出てくる中2くらいから女子をするのがとてもやりにくくなってくる。割と礼儀正しいいい子ちゃんが多い学校なので今まで何の問題も無かったのですが、昨年位から絶対いやだという女子が出始めました。聴診するのに下着を取るのがいやであると。

 

この問題は結構大変で、セクハラで訴えられた校医さんがいたり、服の上からでも聴診ができる聴診着(音伝導率がいいらしい)が売り出されたりしています。健診の時はそれに着替えるというわけですが、購入した学校があるのでしょうか?

 

下着は取らないように工夫して、さっさとクールに済ませました。

 

赴任して4年目の女性の校長先生とお話。彼女の努力で余り荒れもせず、いい状態が保たれているのですが、まあどこの世界も大変でござる。高齢化の話になり、僕は断言しました。

 

「お年を召したとき、大事なのは金でなく体力、気力です。財布にお金が一杯あっても歩けなかったら幸福じゃないでしょう。株に投資するんじゃなく、自分に投資しましょう。今元気でも心身の健康に気をつけていたら、何もしないより10年後大きく違ってきます。」本当です。

 

面白かったこと。保健の先生が診察の前に、「眼をあっかんベーのようにして、それから舌を出して、それから聴診されます」と僕のすることを1年生に説明されたのですが、僕の前に座った生徒のほぼ4分の1が、座るなり僕に向かってあっかんべー!をしたこと。

 

いろいろあるけど楽しいです。

 

一日雨だった。

 

 

 

 

マイ・マスターズ

 マスターズが終わった・・・。

 

 とまるで出場していたみたいだがそんなわきゃない。

 

 といっても毎日朝早く起きてテレビを見ていたわけでもなく(睡眠不足が僕の何よりの弱点だ!)、出勤前にチラッとチェックしていただけなのだが、今日最終日の最終ホール、片山のバーディは痺れましたね。

 

 他にもいいシーンが沢山あったろうけど、いや、よかった。片山の、のってる感じが伝わってきました。今まであまり好きじゃなかったけど、カウボーイハットを脱いでの大げさな感謝の身振りは、嬉しい感じ爆発でとても微笑ましい。似合ってました。ちょっと好きになった。

 

 しかしマスターズ、オーガスタはきれいだなぁー。

 

 深い緑と夕方の傾いた日の光。乾いた空気と木、葉の匂いが漂ってきそうです。5万人以上が入ったスタジアムでプレイするのも快感でしょうが、あの空気の中で真剣にゴルフをプレイするというのも異次元の経験でしょうね。

 

 僕がマスターズでプレイすることは100%不可能ですが、僕にとってのオーガスタを捜すことはできます。

 

 いったいそこはどこなのであろうか?クリニックが僕のオーガスタと成り得るか?

 

beautiful!

最速インディアン

おお、夏だ。サマー・ハズ・カム!と思わず叫んで表通りに駆け出してしまいそうな日曜日でしたが、皆さんは楽しく過ごされたでしょうか?

 

僕は久し振りに映画を見ました。といってもDVDですが、「世界最速のインディアン」です。前から見たかったので借りてきました。

 

これはどういう意味か?インディアンの100m走のアスリートがいたか?いいえ、違います。インディアンはオートバイの名前です。1920年型。アメリカのユタ州にボンネヴィルという塩水湖が干上がった場所があり、そこは平坦で広大でカチカチのためスビードレースをするにはうってつけの場所なのです。そこでとりあえず直線をぶっ飛ばして一番早く走ったチャンピオンを決める(車種、排気量により分けている)レースがあり、そこに出るため生活のすべてをささげている63歳のニュージーランド人の話なのです。

 

63歳、結構なお年ですが、僕の印象ではまだ若い。演じているアンソニー・パーキンスはもっと老人に見えます。あんなハンサムボーイでもこんなに変わるのかとやや複雑な気持ちを禁じえませんが、まあストーリーに関係ない。ともかく老人扱いされている主人公が、自分のやりたいことを実行するため素晴らしい実行力、ガッツを見せ、多くの人の共感を得ていきます。

 

いい台詞が沢山出てきます。

「夢の無い人間は野菜と同じだ」

「老人は暗い隅でおとなしくしてろと思っているのだろう。笑わすな」

「古いバンジョーでもまだ音は鳴るもんだ」「使わなきゃ弦も錆びるわよ」

(これは女性と仲良くなったときの台詞。うー、びっくり!・・・でもないか)

「おれは親父の言いつけでタバコと酒はやらない。それで元気でいれるんだ」

(まあこれは医者の観点から)

 

はじめは奇異に思っていた人々が、なんとなく協力していく姿はとてもいい感じです。しかしいろいろあるけど、アメリカ人って自分の手間とか時間を気にしないで手を貸してくれるいい大人が確かに結構いるので(日本人は忙しすぎるのであろうか)何か可能性が開ける感じはあるな。ぼくも同様の老人が周りにいたらきっと手を出そうと思いました。自分の効率じゃなく人に手を貸すこと、これはすごく大事だよな。

 

とりあえずやりたいことをやるのに年齢は関係なし。これが答えだ!

 

 

裸と制服

僕は大阪府警交通機動隊の産業医をしています。もう9年目ですが月に1度出務して、健康相談というかメンタルも含め隊員の皆様の健康管理のお手伝いをしとるわけです。

 

最近はありませんが、以前は白バイに乗った若い隊員が、ドッドッドッとバイクの音を響かせて颯爽とクリニックに登場、用事を済ませて帰られることがありました。で、白バイ隊員というのがですね、若くてでかくてハンサムで、そしてあのブルーの制服を着用して来られるので、これがなかなかカッコいい。以前勤められていた女性が自称制服フェチで、白バイ隊員が来ると猫にマタタビ状態でした。うるさい、うるさい。

 

制服というか、ある職業や状態に付き物のスタイルというのはなかなか魅力的と思われます。医者も看護師さんも白衣やナースウェアだとすごく素敵なのですが、私服で会うとお互いありゃ?ということもよくある話だ(まあ僕は知らんけど)。スキー場でカッコいい彼も、町で会うと誰かしら、というのも常識であります。

 

数ある制服の中でも白眉は軍服と思われます。しかもできれば士官以上でしょうか。そういう軍服スタイルでカッコいいと思われなかったら、もう男として失格であります。何かしら規律の厳しい自己犠牲の強い感じの正義の職場、そういうオーラを纏うと、本当の中身はヘロヘロでもそういうのは完全に消されてしまうのですね。

 

だが、やはり我々は中身で勝負しようではないか。服のオーラに頼ってはいけない。風呂場でまる裸で出会った時も、相手にむむっと思わせるだけの気迫を漂わせるべきであります。

 

まっ、僕が白衣を着ないのはそういう理由な訳だけどね。ウソだけど。

 

制服フェチの方はここへ