カテゴリー別アーカイブ: 抗加齢

目指せ!タクシー

taxi

僕の車の走行距離も10万キロに近くなってきた。もうすぐ6年目である。車検もあるし、うーん、どうするかのー、乗り替えか?気に入っているのだが10万越すといろいろトラブルが出てくるだろうなと迷う。

仕事でタクシーに乗る。運転手さんに車の手入れを訊く。

「いや、あんまりしませんよ。これってもう30万キロ走ってますけど。サスペンションは変えたかな?エンジンオイルも3か月に1っぺんくらい。ガスで動くのでガソリンと比べてあまり手入れいらない感じがします。タイヤもね、タクシーのタイヤってゴムが硬くてあまり減らない特殊なやつなんですよ。今まで数回変えたかな、という程度。あっ、ブレーキパッドは割と頻繁に変えてます。3か月に1っぺんくらいかな。やっぱり大事なもんで。でも仕事柄車の調子は気にしてるし、ちょっとおかしいと思えば会社に工場があるのですぐ持って行ってますね。」

ということであった。タクシーに乗って、ガタガタじゃん、と感じたことはあまりない。車という奴はそう大層に手入れしなくても、毎日丁寧に乗ってれば案外もつはずだ。トラックなんて100万キロいくやつがあるって話だし。

人間もおなじだな。

「鍛えていない身体でおしゃれを頑張るってのは、軽自動車をものすごく飾りたててるみたいなもんでカッコ悪いです。ハイグレードなスポーツカーってシンプルで何もしないほうがいいでしょう?鍛えてる人ってTシャツとジーンズでめっちゃかっこいいですもんね。同じです。」 とはトレーナー武ちゃんの、人間のボディ=車のボディ説である。

人間は車と同様に扱うべし。10万キロ越えれば(50歳越えれば)気を入れてメインテナンス。大層にすることない、毎日動かし、いいものを食べ、きちっと休ませればすごく持つはず。余計なことをしすぎないように。基本を的確に。車と違うのは正確に鍛えれば余計もつというところか。トラック化するわけだ。

投資とは単に金を注ぎこむことではなくリターンがなければなりませんが、自分の身体、頭、心に投資することこそローリスク、ハイリターンの、投資の王様と言えるのではないか。

車の乗り換えもちょっと心への投資でもあるんだけどね…

 

ジャガーを見て死ね!

stones

奇跡を見た。

何がって、ローリングストーンズ、14 on fireツアー の最終公演を東京で見たのだ。やーい、ざまぁみろー、なんでって僕と一緒に見た骨の髄からのロックファン R作君が今まで見たロックコンサートで一番よかったと言うくらいのもんだったからだ。

ミック・ジャガーは想像以上に若かった。10代の体つきで動く動く、2時間半ステージの上を走り回る。キースもロンも、チャーリー・ワッツ(73歳)でさえも年齢には見えず、今まで知っていたストーンズの昔の映像そのままロッカー。ミック・テイラーがゲストで出てきたが、でっぷり太って昔の美青年の面影まるでなく、ロッカーはやっぱり太っちゃだめだな、そして現役を続けていないとだめだ、と思う。

老若男女、多国籍の観客はもちろん1曲目からほぼ総立ちだったが、個人的には「無情の世界」を聴けたのが嬉しい。ポールのコンサートでアビーロード・メドレーを聴いた時と同じ、信じられない、あの曲が生で・・・。日本人のコーラスがあの荘厳な合唱を再現してくれたのも感激した。あと「悪魔を哀れむ歌」か。舞台が炎で真っ赤になって前奏が1秒始まっただけで、観客はみんな「フー、フー」と叫んでいたのであった。

いやー、中だるみ無く2時間半のコンサートは終わり、やや虚脱して東京ドームの風圧の高い出口から吹っ飛ばされるように外に出た我々は、ビッグ3のビートルズ、ストーンズを制覇した後、最後の砦ボブ・ディランの大阪コンサートに行くかどうか相談していたのである(結果は見えている)。

18 till I die (死ぬまで18歳)を地でいっている現物を見てしまって少し変わった。まだ消化出来ないけどストーンズは効くぞ!

Something that makes me smile

rihabiri

その1)

いそいそと男爵(芸名)が院長室にやってきた。

「院長!久しぶりにいいニュースですよ」 「ふーーん(疑わしげ)、なに?」「うちのパワーデイサービスが平成26年度事業所評価加算適合事業所に選ばれました!やったー!」

それはめでたい!事業所評価加算というのは介護予防の方を対象に1年間デイサービスに通われてちゃんと効果が出たという国からのお墨付きである。ちゃんとしてるから利用料にちょっと加算していいよ、ということである。これが施行された年からうちのデイサービスは認定されていたのだが、昨年はなんと駄目だったのである。それがカンバック!である。

ちなみにこの加算を得ている大阪府の事業所というのは今年で約130。府全体のデイサービスは約2000あるから7、8%というところである。我々の城東区ではうち以外1か所だけである。大阪府全体でも複数年獲得しているところは非常に少ない。素晴らしいじゃないか!スタッフのみなさんの誠実な努力のおかげである。 I proud of you .

 

その2)

block

今朝も6時45分から筋トレがスタートした。考えたら去年の7月から週2回のペースで、学会と正月に少し日がずれたくらいで規則的に継続している。前書いたブログをみると、30kgのウエイトでスクワットをするのが目標の一つとなっている。

それが、なんと!今日は22.5kgのウエイトを左右に持って、つまり45kgで10回スクワットができたのである。写真にあるパワーブロックという重量調節ができるすぐれもののダンベルの、プレートを全部使った重さである。それには僕のトレーナーであり師匠である武ちゃんも、「今日はいい日だ、予想よりかなり早く来ましたね!」と喜んでくれた。

思ったより苦労なく出来た。これはフォーム、呼吸、速さ、リズムという、Big 4がちゃんと出来つつある証拠か。 去年の7月に僕はスクワットさえまともに出来なかったことを考えると、オーバーでなく夢のようです。

身体は鍛え方によっていくらでも進歩するということが身をもってわかった。それとともに、何もしないで衰えていく体を持て余している人々をみると、いろいろなやり方があるぞ!頑張ろうよ、と思う。でもあまり理解されないんだな。トレーニングは食事療法とともに、最も有効でリーズナブルなのに実行されにくいものなのだ。目覚めよ!

 

 

「狂」「癡」「愚」

stay

朝珍しく紙の新聞をペラペラしていると印象に残る記事を見つけた。朝日新聞の天声人語で、サマライズして紹介すると・・・

漢字学の白川静先生は好きな3つの漢字に「狂」「癡」「愚」を選ばれた。「狂」は好むところに溺れること、憑き物がおちないことをいう。世間の埒外に逸出しようとする志であり、最大の賛辞であった。「癡」は「痴」の旧字であり、うつつをぬかす意であるが狂ほど激しくない、控えめな狂。「愚」は動きが鈍く機略に乏しい意であるが、大賢は愚なるがごとし、甚だ高次の徳性を意味する語。この3つの文字は<人間の至境>を意味するのである。

白川先生のイメージを裏切る意外なセレクション。しかしこの選択は稀なものでなく洋の東西を問わないのだな。英語圏でCrazyというのは往々にして褒め言葉として使われるし(「狂」と同じイメージだね)、スティーブ・ジョブスの有名な言葉「Stay hungry, stay foolish」(もともとはWhole Earth Catalogの裏表紙に印刷されていた言葉らしいけど)もある。このfoolishは「癡」「愚」という感じだね。

他人の思惑を気にせず自分の好きなことにひたすら打ち込むこと。この3文字の意味するところをまとめるとこうなるか。これが<人間の至境>であると。これを続けることのできる人間がいつか至高の境地に達することができる。

僕の大好きな詩「もっとたくさんのデイジーを摘もう」も結局は同じことを言っているような気がする。

昨年一年はデイジーの年にしようと決意していたのだが不十分だったなぁ。でも下地は出来たような気がする。今年が本番だね。

 

チベットからの帰還

フじ

明けましておめでとう御座います。

昨年12月は仕事もお付き合いも多く(思うところがあって断らないことにしたのだ)、気がつけば新年である。昨年は夏から週2回の筋肉トレーニングが定着したということで記念すべき年であった。

10年近く前にアキレス腱の手術をしてからずっと足が不調で、今年の春からだめ押し的に座骨神経痛が発生し、悪くすれば本当にそのまま歩けなくなってたんじゃなかろうか・・・というところからの奇跡の復活である。なにをオーバーな、と思うだろうけど、まぎれもなく本人の実感である。7 years in Tibet というブラピの映画があったけど、僕も何年間か別の世界に住んでいたような気がする。

体重が3kgほど減り、ウエストは測ってないけどかなり減少し、久しぶりに行ったゴルフ場で風呂に入ったが、うむ、なんてみんなおっさん体型なんだ、と軽く自己満足を覚えるくらい(イヤなやつだねー)変化が見られた。

で大晦日、元旦と1年分くらいアルコールを飲んだので、2日からとりあえず自主トレを開始。30分の有酸素トレーニングを入れて1時間ばかり運動したが、やはり気分がまるで違う。フィジカルトレーニングの1番の効用はメンタルだ。元気であるために食事、運動、メンタルというのは3大チェックポイントであるが、これらは全部つながっていて、起爆装置として一番有効なのは運動だと思う。最近やたら走っている人が多いけれど、彼らもそのことがよく判っているのだろう。

週2回の筋トレ、3回の有酸素運動が継続出来れば不死身である。年をとっても何か新しい素晴らしいものを見つけることが出来るだろう。うう、楽しみだ。

筋トレ セカンドシーズン

mascle

7月中旬から始まった筋トレも3ヶ月たって25回を消化し、セカンドシーズンが始まった。

ファーストシーズンで得たこと。

まず何といっても椎間板ヘルニアからの坐骨神経痛が消失したこと。これはすごいよ。経験した方は判ると思うけど、手術した僕の友人の言葉を借りれば「地獄の苦しみ」。この数か月、どのようにやり過ごしたのかあまり記憶にない。歩くことの恐怖。本当に歩き方を忘れてしまった。今でも潜在する恐怖から完全に逃れておらず、確かめながら恐る恐る足を踏み出す。ある日、「あれっ」という意外な消失感を感じた時、本当に信じられなかった。続けて良かった。ある種、賭けだったんだけど。

筋肉トレーニングの重要性。筋トレはビジュアルのためじゃない。坐骨神経痛の治癒が主目的だったので(なぜ筋トレを選んだかは椎間板ヘルニア以外にある僕の身体的トラブルが理由なのですべての人に当てはまるわけではない)下半身重点的、それもソフトにだったのだが(といってもきつかった・・・)、明らかにフィジカル、メンタルに強くなった。少なくとも30歳以降で最強ではないかと。

優秀なトレーナーにつく重要性。一人じゃ絶対続かん。しかも筋トレは正しくやらないと害である。武ちゃんで本当によかったと思う。

 

でセカンドシーズンが始まったわけだが・・・・

「ではこれからちょっと本格的にいきましょう!」という掛け声の下、スクワットの時のウエイトがぐっと上がった。左右7Kgずつ持って15回を数クールやってもそんなにこたえなかったのだけど、14Kgずつになった時はちょっと耐えられず規定回数をクリアーできず。頭が痛くなり呼吸状態がおかしくなった。とりあえず10回やってギブアップしたのだが、10回できるというのはまだセーフティゾーンでいずれ20回は出来るでしょうとのこと。我慢できなくてウエイトを落としそうになる位でないと筋肉はちゃんとつきません、とのことであった。 「追い込まないとダメなんです」。

こういうのが筋肉トレーニングというのか。多くの方がやってるのは武ちゃんによればトレーニングでなくエクセサイズらしい。だろうなぁ。今まで筋トレのあとは休日を作らないと筋肉が疲れて肥大しない、とか言われても判らなかったもん。毎日出来るんじゃないと思ってたもん。筋肉は疲れてなかったわけだ。 その日はとても翌日やる気にならなかった。

セカンドシーズンの3か月が過ぎたら(無事生きていたら)、多分かなり身体は変わるだろう。でもね、興味あるのは実はメンタルなんだ。

筋トレはメンタルを変える。実証したい。

 

 

 

 

白髪が少なくなった話

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ハムストリングスのトレーニングのため腹這いになった僕の足を固定していたトレーナーの武ちゃんが後ろから僕の頭を見て「最近シャンプー変えました?」と言った。 「なんで?」 「髪の毛が元気になったような気がする。」 

ふむ。 シャンプーを変えたのではない。使わなくなったのだよ。

すこし前、全部白髪だった母親の髪に黒い髪がかなり混じっているのに気がついた。母親とは週に何回か顔を合わすこともあり、しげしげと見たことなかったので気がつかなかったのであるが、かなりの黒髪の量である。 「Why?」 「わからない」 ふむ。 

母親は年のせいもあって、最近おっくうで洗髪の頻度がかなり減ったと言った。その時、創傷のラップ治療で有名な夏井睦先生が対談で「僕はシャンプーを使わないでお湯だけで洗うようにしてから白髪が減ってきました」と言われたのを思い出した。皮膚科の夏井先生はシャンプーや石鹸、合成洗剤などを使うべきでないと主張されておられ、それに付随した発言とあまり気にしなかったのだが、お湯だけで洗う(これを湯シャンといい、女性はかなりご存じなのを後で知った)→白髪が減るかも?と僕の頭の上で電球が光った。

さっそく実行した。2,3日は頭が痒い気がしたが、全く気にならなくなった。2,3週間ほどして、額の生え際のところにある白髪の部分に黒髪が生えているのに気がついた。 うーーーむ。ほんとかしらん? しかし明らかに有意差がある。武ちゃんに指摘されたのはこの頃である。

その後散髪に行った時、久しぶりにシャンプーするな、とちょっと楽しみだったのだ、やっぱり今よりはかなりさっぱりするかな。しかし結果は違った。シャンプー後、痒くなったのである。うーむ。

ちらほらこんな話をしていたら実行する人が多くて驚いた。そのうちの一人、スタッフのデビルマン氏がある時、「髪染めたんですか?と二人の人に言われた!」と嬉しそうに言ってきた。彼はまだ30代なのにストレスのせいか(ご乱行のせいか)最近かなり白髪が目立ってきていたのである。おっ、確かに白髪が減ってるではないか!

お湯だけで洗髪すると白髪が少なくなるかもしれん。医学的な根拠はない。経皮毒という言葉があり、頭皮は化学物質の影響を受けやすい。その影響が考えられるが、髪は敏感でストレスとかでも変わるので、シャンプーを止めることだけが理由と言い切れない。が、一部の人には確かに効果があるようである。 ①脂性の人はやめた方がいい。 ②今まで以上に丁寧によく洗う必要あり。シャンプー無しで80%以上の汚れは落ちるとされる。 ③最後に冷水で洗うとさっぱりする。

ネットで調べると驚くくらい体験談が出てくる。白髪というより薄毛の改善が動機というのが多い。いいという人も効果なしという例も増悪する人も。 At Your Own Risk です。 Good Luck !

 

 

 

 

 

草食系男子はホントに男性ホルモンが少ない

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投稿していた論文が日本医事新報の8月10日号に掲載された。タイトルは「草食系男子のホルモン動態」。男性外来で典型的草食系男子の男性ホルモン(遊離テストステロン)値がすごく低いことが判明し、そこから症例を増やして21人になったところでまとめたのである。

男性ホルモン自体は20代前半あたりをピークに加齢とともにゆっくり減少していく。個体差が大きいのだが、若年にもかかわらず、いわゆる男性更年期(加齢男性性腺機能低下症候群:男性ホルモンの低下のため女性の更年期のような症状を呈す)の診断基準値以下の値を示す例が半数いて、彼らは男性ホルモンだけでなく年齢とともに低下していくDHEAやIGF-1といった老化の基準となるホルモン値も低い。だったら老化が速く進んでいるのか?しかし老化の進行を示す徴候はなく、むしろ省エネというかエコというか、すべての活性が低い、時代にマッチした形に進化しているのではなかろうか、というのが大体の趣旨です。

草食系の判定が難しいところだが、「性行為や恋愛に積極的でなく男性としての能動性が少ない」というのが2006年の日経ビジネスで草食系という言葉を最初に使った深澤真紀氏の記事以来の根本条件で、それに加えて物腰が柔らかい、声が小さい、食が細いだのの条件を決め、問診とともに当院の複数女性スタッフに判定してもらった。こういうのは女性の嗅覚が鋭いかと思われる。

草食系という言葉は日本独自のモデルとして諸外国に紹介されているが、投稿してから北欧で昔と比べて同世代の男性のテストステロン値が減少しているという内容のペーパーを見つけた。フィンランド、デンマーク、そしてアメリカでもそういう報告があるようである。いわゆる草食系かどうかということは書かれていないが、以前と比べていわゆる文明国では草食型の男性が増加しているような気が・・・(あくまで印象だけどね)。原因として環境ホルモンとかいろいろ考えられるが推測の域を出ない。

ともかく今年幹事をした臨床データ報告会で2年前に症例報告をしたのがきっかけで始まったものが形になって喜ばしい。日本医事新報は発刊して91年になる医学情報誌として日本で最大部数の老舗だが、開業してからずっと愛読している好きな雑誌に掲載できたことも嬉しい。担当のKさんにはとてもお世話になった。感謝します。この掲載がきっかけになって草食系男子がドッと来てくれないかな。畏れるな、来たれ、Japan’s herbivore men よ!

 

祭りのあと

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年1回おこなわれる抗加齢医学会臨床データ報告会が終わった。今回は幹事として半年くらい前からいろいろ用意していたのだ(2日にわたって開催するので、このハイシーズンに開催場所である六甲山ホテルを40室おさえたりね。大変協力的でフレンドリーな素晴らしいホテルです)。いざはじまると何かとおこるものだが、事務局であるヘルシーパスの皆さんとうちのスタッフのおかげで恙なく終わり、脱力感と充実感が残った。楽しかったねー。

この会の特徴は日々臨床業務に従事している開業医が、保険診療と別にリサーチを行って発表することにある。これはかなり大変なことで、僕はこの会に参加されているドクターの情熱とその優秀さにいつも大いに勇気づけられるのである。

1日目が終わって寝る前に博多のN先生とビールを飲みながら話したこと。彼は温厚な外観とは裏腹にスノーボードとロックミュージックが趣味で僕と同年齢。発表で自分を実験台に1日に何回も採血したデータを出していた。男性ホルモンを注射でうつ、軟膏で塗るといった場合の違いを唾液での濃度とかと比べて面白いデータを見せてくれた。

「えらいねぇ、医者の鏡!」 「そんなことない。でも面白いからね。おねえちゃんと飲むよりリサーチを考えているほうが楽しい」

正直なところちょっと僕も同意する。

「男性ホルモンうつとさ、どんな感じになるの?」「・・・・雑誌があって右に仏像の写真、左に裸のお姉さんの写真がある(どんな雑誌や!)とする。前はどっち見てもおんなじ感じだったんだけど(それはまずいで!)、うつと左の方に「いいね!」をつけたくなる・・・」

おいおい。しかしこんな話を聴けるのもこの会ならではだ。

常連の方々に加えて新しく参加された皆さん、一人一人に心から有難うを言いたい。そして明日からまた楽しく頑張りましょう。

そしてその中で一人、日本で間違いなく最先端の抗加齢医学を実践している川崎のH先生、待ってたよ、ウェルカンバック!

休日だけ野蛮人

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今日は休みで1日家にいた。みんな忙しく、僕と愛犬だけ、二人っきりの濃厚な時間を過ごす。

外は大変暑いが、窓をあけ放ち風を通すと大変快適だ、と思うのは僕だけらしく愛犬は冷たい床に張り付いてハアハア言っている。扇風機をあててやる。犬は屋内で扇風機にあたり、僕はベランダで寝転がって本を読む。主従関係はすでに逆転していたが、ライフスタイルにおける選択も逆転している。

開高健氏の「輝ける闇」で描かれたベトナム戦下サイゴンの空気を満喫していると裸になりたくなったが、ギリギリのところで抑える。人間は野蛮人に近いほど元気でいられる。食べたい時に食べ寝たい時に寝る。自分の体内時計で生きる。文明の利器は遠ざける。電気も使わず(これはつらいか)、言葉もしゃべらず四つん這いでうなるだけにして・・・これも難しいか。TVは論外と。こういう生活を続けると間違いなくリファインされるぞ。

そして野蛮人生活のポイントは実は自分を見つめ直すというところにもあるのだよ、諸君。雑音無しにね。

生活の糧もあるのでとりあえずは休日だけ野蛮人だけど、この日数をじりじりと増やしていこう。そして頭は科学者、ハートは少年、そして身体は野蛮人っと。こういきたい。順番は間違えないように。